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インターネット字書きマンの落書き帳

   
シャワーを浴びるあらいくんと見守るシンドーさん(BL)
新堂さんと荒井くんが付き合っている世界の話をしています。(挨拶)
まだ年若く体力も気力も持て余している男子高校生二人が付き合っているので当然のように身体の関係はありますし体力はあるけどお金はないのでセクロスをするところは人気の無い教室や使われていない倉庫など時間と場所を見つけ次第すぐヤるくらいの関係の二人ですよ。(流れるように出てきてしまう作者のフェチズム)

今回は、荒井くんを自分のモノとして認識し愛情と独占欲と執着がとんでもないレベルに達してしまっている新堂さんが自分のモノであるはずの荒井くんを、目を離したスキに他の男にいいようにされそうになり自分のふがいなさを呪いながらシャワー浴びてる荒井くんに悶々とする話ですよ。

何いってんだオメーはと思った?
俺も思った。
でもたぶん、栄養素が高い話をしているんだと思うよ!

地味に昨日書いたネタの続きですがまぁ読んでなくても大丈夫だと思います。
むしろこのシャワーの話を書きたかったがために昨日のネタも書こうと思ったら昨日のネタが膨大になっちまったというのが事実です。

文字って増えるんだよな!
まぁいいか!




『放課後のぬるい湯』

 シャワーから流れるぬるい湯がコンクリートの床にはじけ飛びその滴が新堂誠の肌にもかかる。 そのすぐ後ろで荒井昭二はシャワーを浴びため息をついた。

「すいません、新堂さん。部の設備をお借りしてしまって……」
「気にすんなよ。普段から滅多に使わないんだ、たまには使ってやらねぇとな……ま、設備点検のついでってヤツだ」

 新堂は柱にもたれるよう寄りかかり、後ろにいるはずの荒井へと声をかける。 男にしては細身で普段から外にも出ないのかやたらと白く艶やかな肌は見ていなくとも新堂の眼前にありありと浮かんできた。
 ボクシング部とは無関係の荒井にシャワールームを貸し出した理由は他でもない。 荒井が「悪い教師」に目をつけられあわや犯されるといった所を助け出したからだ。
 荒井自身は大丈夫だと言ったのだが無理矢理脱がそうとした結果ワイシャツは破け前ボタンは外れている。その上胸元には血が滲んでいるのだ。そのまま返したら流石に騒ぎになるだろう。
 幸いと言うのか新堂はロッカーに新品のシャツを何枚かストックしていた。これは自分自身が喧嘩で服を汚した時それをごまかすために念のためストックしておいたものだが最近はわざわざ新堂に噛みついてくるヤツもいなくなりすっかり使わなくなっていたものだから一枚くらい荒井に融通しても問題はないだろう。
 自分の服ではややダボついて見えるだろうが下校する間だけなら我慢してもらうしかない。少なくとも血に濡れて破れたワイシャツで帰るよりずっとマシなはずだ。

 もちろん、シャワールームに押し込んだのは着替えさせるためだけではない。
 変態趣味を自重もせず一方的に押しつけることを愛だの芸術だのと臆面なくのたまう頭のおかしい男に散々と触られ舐められた身体を少しでも早く綺麗にしてやりたいという新堂の個人的な感情もあったからだ。

 荒井は自分のモノなのだ。
 自分のモノを勝手に触られ好きなようにされたまま黙っている事だって本当は耐え難いが荒井自身が「おおごとにしたくない」と言って止めたので我慢したが、そうじゃなければきっと殺していた所だろう。
 それを我慢したのだから荒井の身体についた穢れを落とすことを望むくらい些細な我が侭だ。

 とはいえ、背後に荒井の姿があると思うとどうにも落ち着かない。
 自分の所有物なのだから荒井の身体はすでに隅々まで知っているし夜通したっぷり味わった事もあるのだが学校内で振り向けばすぐ裸が見える場所にいるという経験は早々ない。 意識をするつもりなどなくとも彼の白い肌とうなじがどうしてもちらついて落ち着かない気持ちになる。

 思えばここで待つ必要など無いのだ。
 シャワールームは入り口が一つしかないし、今はそこに鍵をかけてあるから入ってくるヤツは誰もいない……元々ボクシング部でもシャワーを浴びてから帰るなんて洒落たヤツなどおらず、夏場暑い時期に時々使われる程度のものだ。今日は練習もなかったし誰も来ないだろうからこんな近くで見張らなくとも出入り口にいれば充分だろう。
 何よりそばにいれば理性を保つ自信がない。

「おぅ、荒井。悪いけど外で待ってるからよ……心配すんな、遠くには行かねぇから」

 声をかけ外へ出ようとする新堂を。

「待ってください、新堂さん!」

 悲痛なまでの声で呼び止める。
 振り返れば濡れた髪から湯を滴らせた荒井が懇願するような瞳を向けていた。

「待ってください……行かないで、ください。ひとりに……しないで……」

 震える声でこちらを見る目は怯えと恐れが色濃く残る。
 今しがた非道い目にあったばかりなのだから一人になるのが恐ろしいというのは充分すぎるほど理解できるが同情や哀れみといった感情を駆逐するほどにその目も顔も扇情的で元より我慢のきくタイプではない新堂の理性は焼き切れ溶けてしまいそうだった。

「俺だってお前を置いてなんざ行きたくねぇよ! だが、そのッ……何だ……わかるだろ!?」

 新堂は歩みを進め荒井の頬に両手で触れる。温い湯が出続けているシャワーは容赦なく新堂のシャツをぬらしたがそんな事など気にならなかった。

「俺はお前の身体を知ってるからな……傍にいると、何するか自分でも分かん無ェんだよ。お前だって嫌だろうが……さっきの今でヒデェ目にあったってのに……」

 一枚のドア越しに濡れた身体と甘い息づかいを感じる。
 ぬるい湯は荒井のやや長い前髪に滴り片目だけが上目遣いでこちらの姿を捕らえている。胸元にはうっすらと傷が残っているがすでに血は出ておらず白い肌はシャワーの湯に舐められすっかり濡れていた。
 すぐにでもその身体を抱きしめて貪るように味わいたい欲求が胸の内から突き上げてくるのを耐えるよう、新堂は自分の手をきつく抓る。
 荒井は自分のモノではあるがだからこそ、壊さないよう大事に扱いたいと思っていた。
 それは荒井の「あるじ」として恋人であり従順な奴隷でもある彼をきちんと躾けあらゆる行為を身体に調教(おぼ)えさせたいというのもあったし、荒井のように自分へ深い興味と執着を向け支配されるのを望む男など二度と現れやしないだろうという予感めいたものを感じていたのもあるだろう。

 世界に一つしかない玩具だ。
 すぐに壊してしまったらもったいない。

「俺までお前にヒデェことする訳にゃいかねぇだろうがよ……」

 そう告げる新堂の唇に濡れた指先が触れる。顔を上げれば荒井は微かに笑っていた。

「いいんですよ、新堂さん。あなたになら……されたいと、思っていました。だから……ひどいこと……して、くれませんか? あいつの事忘れるくらいに……ここにあんな得体の知れないヤツの傷を残しておくくらいなら、僕はあなたの手で壊されたい」

 そして少し背伸びをし、唇を重ねてくる。 それを合図にするかのようにその身体を抱きしめ唇を貪ると荒井の身体を壁際へ追い詰めて押しつけていた。

「俺の身体が欲しいなら望み通りにしてやる。けどな、後悔はするんじゃ無ぇぞ……こっちは我慢の限界なんてとっくに通り越してんだからな……」

 新堂を見つめ、荒井は妖しく笑う。
 その笑顔に誘われるよう幾度も唇を重ね、肌へ指を滑らせる最中にもシャワーからはぬるい湯が流れ続けていた。

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インターネット駄文書き
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ネットの中に浮ぶ脳髄。
紳士をこじらせているので若干のショタコンです。
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