インターネット字書きマンの落書き帳
カテゴリー「ソウサク」の記事一覧
- 2022.02.11 その絵に彼女はいなかった。(創作ホラー)
- 2021.10.07 SFのような未来に俺たちは住んでいる。
- 2021.08.01 最愛の父と、最愛だが最も憎い母の話。
- 2021.07.08 当たり前のように彼らは絶望に邁進する
- 2021.04.11 何ものでもないものの憧れ
たまにはホラーっぽい作品を創作しま……した!
ホラー作品は普段から読むジャンルなんですが、自分で描くとなると「怖さとは……」「恐怖とは何だろう……」みたいな、完全に恐怖心のリミッターがぶっ壊れている警戒心のないアホの子になってしまうので、自分でかくと「怖いのか」「怖いといいな」みたいな気持ちになりがちですが……。
これも「怖いといいな!」と思って描きました。
ある学校でおこった事件と、その前におこった不思議な出来事の話です。
その学校に所属している一人の生徒が語ります。
ホラー作品は普段から読むジャンルなんですが、自分で描くとなると「怖さとは……」「恐怖とは何だろう……」みたいな、完全に恐怖心のリミッターがぶっ壊れている警戒心のないアホの子になってしまうので、自分でかくと「怖いのか」「怖いといいな」みたいな気持ちになりがちですが……。
これも「怖いといいな!」と思って描きました。
ある学校でおこった事件と、その前におこった不思議な出来事の話です。
その学校に所属している一人の生徒が語ります。
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短い話を書きました。
いや、これ実際ほとんど実話なんですが、あまりにも星新一っぽいな……と思ったので。
SFっぽいフィクションのようで、ちょっとだけフィクションじゃない。
そういう時代がきたんだなぁと、思うお年頃です。
いや、これ実際ほとんど実話なんですが、あまりにも星新一っぽいな……と思ったので。
SFっぽいフィクションのようで、ちょっとだけフィクションじゃない。
そういう時代がきたんだなぁと、思うお年頃です。
今よりまだ子供だった頃に押してもらっていた「夏休みのスタンプ」が出てきた。
それはお手伝いをしたら押してもらえるスタンプで、全部たまったらファミレスで食事をしたり、市営プールに連れて行って貰えたりする。
今考えれば子供だましのお手伝い券だったが、それでも父と一緒に遊んでもらえるのが嬉しくて、朝早くに新聞を取りにいったり、花壇に水をやったりと手伝いに勤しんだのを覚えている。
「懐かしいなぁ、こんなものまだ残っていたんだ」
押し入れに入れた古いノートや教科書を処分しようと思って一つにしている時に、偶然見つけたそのスタンプは全部押されているが、何の願い事もしてないようだった。
きちんと「願い事」をしていれば、それはには「お願い」を書いておき、それを両親が見て、きちんと叶えたら花丸をつける……というのが決まりになっていたのだが、そのスタンプ表は何も書かれていないからだ。
スタンプをつけはじめた時。
その夏の終わり頃には母親が急に体調を崩しがちになり入退院を繰り返すようになったからだろう。
母はその後3年ほど闘病し、結局その病が元で亡くなってしまったのだが……。
(きっと、あの時のゴタゴタで……スタンプは押してもらっていたけど、使わないままになってたんだろうな……)
あの時、父は病院と仕事場を往復するコトが多かった。
一人っ子だったから、夜は田舎からきてくれた祖父母と過すコトが多くて、子供ながらにこのスタンプは使えないと思い、しまい込んでいたのだろう。
母が亡くなった時、確か自分は中学生になっていた。
一通りの家事は出来るようになっていたから、多忙な父に代りそれからは自分が家事などを手伝い、父のサポートをしてきたが……。
(……今、願いを叶えて貰えるなら。僕は、何を望むだろう)
いっぱいになったスタンプをテーブルの上に置くと、母の遺影を前に手をあわせる。
夏休みのころ、「お手伝いをしたらスタンプをもらえる」みたいな……。
そんな小さなお手伝いポイント、もらったりしませんでした?
ぼくは特にしませんでしたが。(野生の猿だったのでお手伝いの概念をもっていなかった)
何とはなしにそんな「お手伝いをしたらご褒美をもらえるシステム」のネタを思いついて……。
押しCPとかの話にならんかな……と考えたんですが、どうにも俺の推しには当てはまらなかったので、架空の「父と息子」の話にしました。
子供の頃に使っていた「お手伝いスタンプ」のご褒美を今もらおうと思う、父にたいして強い愛情を抱いている息子の話です。
業が深い!
今回はオリジナルっぽいハナシを書いて見ました。
とある実験をしている一人の科学者と、喪ったものを取り戻したい男。
双方は、よくあるような悲しみを胸に抱いてそれぞれ、ただ絶望に進んで行くような。
そんなハナシです。
もうちょっと厚みがある風にしたいなぁと思う反面、これをあんまり分厚い感情でかくとそりゃもう地獄だよ! という印象ありまするゆえ。
軽い口当たりで絶望を書きました。
絶望は健康にいいぞ。
とある実験をしている一人の科学者と、喪ったものを取り戻したい男。
双方は、よくあるような悲しみを胸に抱いてそれぞれ、ただ絶望に進んで行くような。
そんなハナシです。
もうちょっと厚みがある風にしたいなぁと思う反面、これをあんまり分厚い感情でかくとそりゃもう地獄だよ! という印象ありまするゆえ。
軽い口当たりで絶望を書きました。
絶望は健康にいいぞ。
極端に自己肯定感のない男が、ただ誉めてくれる相手に傍にいてほしいと願う。
それだけの話です。
父性への憧れ。
認められる事のよろこび。
愛されなくてもいいから忘れないでほしい。
そういった鬱屈とした感情の塊ですよ。
それだけの話です。
父性への憧れ。
認められる事のよろこび。
愛されなくてもいいから忘れないでほしい。
そういった鬱屈とした感情の塊ですよ。