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インターネット字書きマンの落書き帳

   
自分のことをネコだと思っているオスッテ(オスラッテ・エルシェヴァ)
FF14の自キャラ創作です。(シンプルな説明)
自ヒカセンのオスッテと、小隊のオスラが付き合ってる話ですよ。

オスラッテ(オスラ×オスッテ)です。
俺が書きたいだけの、俺向けコンテンツです。やったー!

シチュエーションとしては何だろうね。
年上生真面目部下×年下甘えん坊上司……?

でも今回は俺ヒカセンは……出ません!
俺小隊のメンバーが結構個性が固まってしまっているので……出ません。
でもオスラとは……付き合ってます! 俺の中では!

登場人物紹介しておきますね……。


自ヒカセン

シェヴァ
 本名はヴァ・セバ・ティア。
 サンシーカーのオスッテで、何やかんやで色々巻き込まれつつも元気にエオルゼアにいる。
 小隊の隊長で、隊員であるエルチ(オスラ)と付き合っている。
 言われないから何となく秘密にしているがエルチの事が大好き。
 今回は特に出番はない。
 

俺小隊のメンバー

エルチ
 紫の肌と金色の髪をもつアウラ・ゼラの槍術士。
 生真面目で思い込みが強いタイプ。
 人前でえっちな事を話すのははしたないと思っているから苦手。
 隊長・シェヴァに一目惚れし、その後付き合うようになった。シェヴァの事を溺愛しがち。

リリバ
 金色の髪をもつ白い肌のララフェル。幻術士
 気が強くグイグイとくるタイプ。
 普段は小隊のメンバーに料理を振る舞ったりするわりと世話焼きな一面も。
 何をするにつけてもナナソミに手伝わせる。

ナナソミ
 茶色の髪と白い肌をもつララフェル。弓術士。
 小隊では最古参のメンバーであり、歳も他のメンバーよりやや上。
 落ち着いて誰に対しても謙虚に振る舞い、小隊の世話役・相談役をよくやっている。
 リリバに振り回されがちだが、仕方ないと思いつつ付き合っている。

オア・ネルハー
 淡い藤色の髪が印象的なミコッテ。ムーンキーパー。格闘士。
 自由奔放で好奇心旺盛、色々明け透けな性格。
 誰とでもすぐに仲良くなる、小隊のムードメーカー。

デ・フル・ティア
 濃い紫の髪をもつミコッテ。サンシーカー。幻術士だったが今は剣術士。
 小隊内では最年長で、自分のことを「おじさん」と自称する。
 飄々とした性格で、異性関係やら時間にやら何かとルーズな所がある。
 隊長・シェヴァとエルチの関係に気付いている小隊で珍しい目聡い男。





「ミコッテはネコじゃない」 

 小隊の食事を準備するための買い出しからエルチはようやく戻って来た。

「エルチさん遅いですわよ! ……さっ、これからお料理しないと。ナナソミも手伝ってね」

 するとすぐにリリバが傍へとやってきて、エルチから荷物を受け取るとあれこれと食材を取り出し、新鮮なリンゴを見て満足げに笑った。

「……いい林檎がありますわね。上等ですわ。今日は美味しいアップルパイを焼いて差し上げますね」

 そして上機嫌に鼻歌を口ずさみながら厨房に入っていく。
 そんなリリバを見送りながらナナソミは苦笑し一礼すると、彼女の後を追いかけていった。

 小隊には机に突っ伏して「おなかすいたなー……」と一人零すオア・ネルハーの向いに座り、椅子にもたれかかりながら「昨日は飲み過ぎたかなぁ……」と呟くデ・フルの姿があった。
 二人の姿を見て、エルチは(そういえば)と思い出し、リリバに渡した荷物とはまた別の袋から、焼き魚を取り出した。

「デ・フルさん。オア・ネルハーさん。市場に美味しそうな焼き魚が売ってたんですけど、良かったら食べます?」

 二人は一瞬顔を見合わせながらも、エルチの方へ視線を向ける。

「えっ? 小腹がすいてるからアタシは嬉しいけど、いいの?」
 と、オア・ネルハーは喜んですぐに受け取り早速ムシャムシャ食べ始めたが。

「んー、おじさんはパスかな? 昨日飲み過ぎちゃって、あんまり食欲ないんだよねェ」
 デ・フルの方は頭を抑えながら静かに首を振るばかりだった。

「あれ? デ・フルさんは焼き魚嫌いなんですか? ……ミコッテなのに?」
 不思議そうな顔をするエルチを前に、デ・フルは微かに笑う。

「いやいや、ミコッテといえども別にネコじゃないしねェ。魚は別に嫌いじゃないけど好物でもないよ?」
「えっ……? ネコの耳とかついてるのに……ですか?」
「そりゃ、俺たちミコッテはネコみたいな耳や尻尾がついてるし、他の種族は感じない嗅覚をもってたりするけど、別にネコそのものってワケじゃないから……」
「あはは、そうそう。アタシも良く、ゲイラキャットが好きだからウンカイツルでゴロゴロしちゃうの? とか言われるけど、別にそんな事ないよー。ネコチャンはネコチャン。ミコッテはミコッテだもんねー。あ、でもアタシは魚好き! 肉も! 食べ物ならなんでも、いつでもオッケーだよ!」

 デ・フルの会話に口を挟みつつ、オア・ネルハーは早くも焼き魚を間食していた。
 それどころか。

「……デ・フルおじさん。食べないならもらっていい? エルチのサカナ!」

 デ・フルの許可をとる前に焼き魚に手を伸ばすと、二匹目の魚を食べはじめる。デ・フルは特に止める様子もなく、苦笑しながらそれを眺めていた。

「あぁ……そうなんですね。いや、シェヴァ……隊長は、わりと、動きがネコっぽい所があるから……そういうモノなのかと思ってました」

 エルチの言葉に、デ・フルとオア・ネルハーはまた顔を見合わせる。
 そしてお互いに笑い出した。

「いやいやいや、隊長はね! あれはケッコー特別なの!」
「そうそう……俺も隊長ほどネコっぽいミコッテはあんまり見た事ないよ」
「……そうなんですか!?」
「隊長はねェ……たぶん、ミコッテと生活していなくて……自分以外ミコッテ族のいない、ヒューラン族の多い島で育ったって言うだろ? 多分その島でしかいなかったネコみたいな外見の奴だったから、必要以上にネコとして育てられたんだろ……」

 驚くエルチに、オア・ネルハーはコロコロと笑って見せた。

「あぁ、そうかもしれないね。アタシたち、『なにぬねの』が『にゃににゅねにょ』になっちゃう子結構いるんだけど、これって男のミコッテには少ないのに、隊長は『ぐりだにゃ』だし『ぎらばにゃ』だもんね」
「そうなんですか……じゃあ、ウンカイツルでゴロゴロしちゃうのは……」
「しないってば! 隊長はするの?」
「……隊長は、しますね。炙るとなんかゴロゴロします」

 エルチは口元に手を当て、思い出しながら言う。
 ゲイラキャットを捕まえるのに余ったウンカイツルをたき火にしていたら、何だかゴキゲンになってその場でゴロゴロしはじめたシェヴァの姿を思い出していた。

「隊長は爪研ぎとかもしそうだもんな」

 デ・フルも笑いながら言うが、シェヴァは何故か軟らかい敷布を見るとそれを揉み込むような仕草をする事があるし、爪を切るより柱を引っ掻いている事が多い。

「……爪研ぎもしますね。だから爪がもぞもぞするようになったら俺が切ってますけど」

 エルチの言葉に、デ・フルは驚いたような顔をした。

「爪研ぎもするのか!? ……いや、隊長ならするかもしれないなぁ」
「ひょっとして、ミコッテ族はやたら人の身体に鼻を近づけてにおいを確かめたり……鼻の頭を近づけて挨拶するのも……普通じゃないですか?」
「しないしない! アタシとデ・フルが鼻で挨拶してる所見た事ないでしょ?」

 改めてデ・フルとオア・ネルハーの行動を振り返り、シェヴァのとる行動が彼らと違うのを改めて認識したのだろう。

「すいません、何というか……隊長と接する事が多かったから、ミコッテ族は全体的に隊長みたいな所があるものかと……」
「いやいや、まぁ仕方ないよねェ。東方のアウラにとって、ミコッテは珍しいんだろ?」
「えぇ……エオルゼアに出て初めて会いましたから……」
「アタシたちも、アウラの事まだよくわかってないもんね。角が耳とか不思議だし」

 二人を前に、エルチは目を閉じ思案顔をする。

「あぁ……でも隊長はやっぱりネコみたいな所がありますよね。抱きしめると軟らかいし、耳もとに顔を埋めるといつも干した毛布のようなにおいや、焼きたてのパンのにおいがする……」

 そう独りごちるエルチの前に、リリバとナナソミが戻ってくる。

「みなさーん、ごはんできましてよ。私の自信作、どうぞ召し上がれ!」
「やった! ごはんごはんー!」

 オア・ネルハーは立ち上がると、急いで食堂へと向う。
 その声に気付いた他の面々も、それぞれ思い思いのペースで歩き出す中。

「さて、おじさんも行くかな。今日はスープだけにしておこうかね……」

 そう言いつつ、そっとエルチの隣にならぶと。

「……今の独り言は、誰かに聞かれると流石にマズいと思うよ? 隠し続けるつもりなら、もうちょっと上手く立ち回らないと。うちの連中は鈍感だからいいけど、おじさんちょっとヒヤっとしちゃったよ」

 囁くようにそう伝えられ、エルチは自分が思わぬ事を口にしていた事にようやく気付く。
 そうだ、シェヴァの身体を抱きしめられるのも、その髪のにおいを感じるのも彼が傍にいなければできない事で、ただの一小隊員が隊長にする事ではない。

「あ、あっ。え……デ・フルさ……」
「ま、とにかく上手くやりなよ。おじさんこれでも、結構応援してあげてるんだからね」

 赤くなるエルチを前に手をひらひらとさせながら、デ・フルも食堂に消えていく。

「あー……参ったな。確かに気をつけないと……」

 デ・フルの姿を見送ると、エルチは自分の手を眺めていた。
 その手に抱いた、存外に小さな英雄の姿を何とはなしに思い出しながら。

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インターネット駄文書き
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ネットの中に浮ぶ脳髄。
紳士をこじらせているので若干のショタコンです。
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