インターネット字書きマンの落書き帳
ほの暮らしの庭、クリアしたので存在しない後日談です
ほの暮らしの庭
スタッフロールが出る所まで進んだので、存在しない後日談を書きました。
主にキスケの心情を。
存在しない湿度でお出ししています。
「彼は誰の手を握りたかったのか」
の話をしてますよ。
俺のルートがそういうルートだったのとかもあるのですが、まぁ……。
読んでけよ♥
せっかく目があったんだからな♥
スタッフロールが出る所まで進んだので、存在しない後日談を書きました。
主にキスケの心情を。
存在しない湿度でお出ししています。
「彼は誰の手を握りたかったのか」
の話をしてますよ。
俺のルートがそういうルートだったのとかもあるのですが、まぁ……。
読んでけよ♥
せっかく目があったんだからな♥
『暖かくて柔らかく、とても甘いもの』
目の前にいた男が最後まで語り終えるより先に、キスケはその顔を殴っていた。
「二度と俺の前に現れるんじゃねェ」
全身の血が煮えたぎる。
握る拳はただ熱く、痛みすら感じない。
頬を打ち据えられた男は、その場で尻餅をつきながら、最初に見た時と同じように涼しい顔のままだった。
「えぇ、私からあなたに会う事はしませんよ。ですが――あなたは、よく考えることです。怒りを露わにするなら――あなた自身の気持ちは、まだきっと置き去りのままなんですよ」
そうして何もなかったように立ち上がると、静かに部屋を出ていった。
昔から、奇妙な掟が多く残るカガツ村。
取り込まれると二度と集落から出る事ができなくなるとか、夜中には魑魅魍魎が闊歩するとか、胡乱な噂の絶えない村だ。
口さがない奴らからは、因習村なんて呼ばれている。
そしてそれは、全て事実だ。
人生の全てをカガツ村に絡め取られているキスケ自身が、妖怪の類いなど何度も見ている。
大きな事件や事故、火災なんかが後を絶たないのも、この土地のせいだろう。
しかもう、過去のことだ。
何十年、何百年と続いてきた因業の全てが晴れた訳ではないが、集落全体を包み込んでいた祟り神が現れることは当分ないだろう。
密かに続けられてきた生贄の儀式も、二度と行われないはずだ。
きっとそれは、喜ばしいことなのだろう。
――だから、油断していた。
『以前から、カガツ村は禁断の地と言われていまして。オカルト業界では有名なんですよ』
『心霊スポットや怪奇スポットとして売り出す、ってのは嫌かもしれませんが、熱心なオカルトマニアは必ず来ますから』
『オカルト雑誌の取材です。コンビニにも並ぶ本ですよ。受けてみませんか』
そんな甘い文句を並べ村にやってきたのは、フリーの雑誌編集者だと言った。
取材といいながら村にやってきて方々を回り、住人たちにあれこれ聞いていた。
今日は下見だからと言いつつ、リンの家では随分と話し込んでいたようだ。
村の住人は、見知らぬ相手と話さないのがすっかり癖になっているから、この男に何か話したりはしないだろう。
男は川を越えた先にある「あの庭」にも行っていないらしい。
だから、何ら異常など覚えたりはしないはず。
閉鎖的で、人の少ない田舎の集落。そのくらいにしか、見えないだろう。
そう、思っていたというのに――。
『つまるところ、あなたは、自分の理想通りのコダマさんに帰ってきてほしかった。そういうことでしょう?』
オカルト的な質問をのらりくらりと躱していたキスケに焦れたのか、男は不意に急所を突いた。
この男、知っている。
カガツ村にあった事件、現象、呪詛。その他もろもろの事情を察した上で、そう聞いているのだろう。
キスケが過去に失った「きょうだい」の存在も――。
――その「きょうだい」が昔の姿のままふらりと戻ってきたことも、あるいは調べていたのかもしれない。
答えることが、出来なかった。
コダマは、20年も前に死んでいる。
今、あの場にいるのはコダマに似た別の誰かだ。
そう、思っているのは事実だが――。
「理想通り、か」
20年前、コダマは自分のかわりに生贄となった。
それから10年経ち、コダマは村の住人を操り大規模な殺し合いをさせた。
沢山の生贄があれば、兄であるキスケが生贄にならなくても良いはずだ。
そんな思いもあったのだろう。
あるいは、死に至るほどの孤独や痛み、苦しみを土地神に利用されたのかもしれない。
再びコダマの姿を見た時、コダマは樹木の一部となっていた。
樹霊である土地神に飲み込まれたコダマは、祟り神となって多くを殺し、多くを奪い、今は小さな姿となって眠っている。
たとえ祟り神の影響があったとしても、コダマが多くの人を殺したのは事実だ。
コダマは、決して許される存在ではない。
もし悪意をまき散らし、呪詛をもって人を殺し続けるのなら、自分が始末をつけようと、そう思っていた。
それなのに、現れたコダマは、どこまでも純真だった。
村に住む人のために働き、誰にでも優しく、どんなに困難な仕事からも決して逃げる事はない。
健気で、一生懸命で――。
キスケのことは、何一つ覚えていない。
コダマの姿をしているが、コダマではない「何か」を見た時、嬉しさと恐怖、どちらの思いが強かったかは、もう曖昧だ。
しかし次第にコダマの体にいるのがずっと「それ」であればいいと望むようになっていた。
そしてずっと、そばにいてほしいと選んだのは紛れもなくキスケ自身だ。
コダマの姿のまま、生きていてほしい。
コダマの罪を知らず、コダマがカガツを愛していた時と同じように、世界にある悪意など微塵も疑わずに生きていく。
そんな、コダマを見たかったんじゃないのか。
運命を血に染めて多くの命を奪ってきたのに、その重さを知らず、ただ自分の痛みと孤独ばかりを叫ぶ化け物が、コダマであってたまるものか。
そう、思ってしまったのではないか。
そんなことはない。
俺は、今現れた「あいつ」に生きていてほしいと思ったんだ。
コダマは死んだ。罪もある。償うために、あの世に送ってやるのがきっと正しかったんだ。
だから選んだ。
生きていてほしい、ここにいてほしい。
ただそう、思っただけだ。
自分に言い聞かせているが――。
もし、コダマが以前と同じように純真で、健気なままだったら、コダマを選んでいただろうか。
罪を償うと涙を流し、頭を下げていたのなら。
そんなことを思っても、詮無きことだろうが――。
「頭、痛ェな……」
キスケは敷いた布団のなかにのろのろと入る。
そしてそれから三日間、誰とも会わなかった。
仕事も断り、家にこもりっきりだったキスケの様子に、周囲は「鬼の癇癪だ」と吹聴した。
誰が鬼だと蹴っ飛ばしたくなるが、風邪で寝込んでいると思われた方がずっといい。
「俺が取り戻したかったのは――」
コダマの姿をして、コダマの罪がないただの子供だったのだろうか。
かつてのコダマは、もう自分の「きょうだい」ではなくなってしまった。
血と罪を浴びすぎていた。
「俺は――」
本当は、一緒に逝くべきだったのではないか。
コダマの手を握り、ひとりぼっちでずっと声をあげて泣いていた「きょうだい」の手を引いて、一緒に罪を背負って……。
シロージとコマコは、そうやって生きている。
コマコの罪をずっと一人でシロージは背負っていたが、いまは二人での贖罪だ。
死んでいった人間が帰って来るわけでもなければ、殺してしまった人たちが生き返るような奇跡も無い。
だからこそ、二人は寄り添い支え合い、今できることを、続けている。
それなのに、自分はどうだ。
最後まで「きょうだい」の間違いを正すことが出来ず、打ち祓うことでしか何も解決できず、そして今でも、「あの姿をした何か」に安心している。
頼まれた事を嫌がらずに続け、目の前にある仕事をコツコツとこなす「何か」はコダマの姿をしていたが、明らかにコダマではない。
精霊や神などと呼ばれるものに近いのだろう。
きっとまだ生まれたばかりで清らかな存在だから、キスケの望む清らかな道を生きていてくれているが――。
――俺は、逃げてしまったのか。
自問自答は続く。
答えは出なかった。
「――キスケさーん、いるっすか。これ、差し入れっす」
寝込んで三日目の夕方、ロッカクが鍋をもってやってくる。
中身は見なくてもにおいでわかる。
里芋の煮っ転がしだ。
酒のアテにして食べる、キスケの好物だ。
「お、どうした。美味そうじゃねぇか。珍しいな、おまえがこんなモン作るなんて」
あまりに美味そうなにおいにつられ玄関まで顔を出せば、ロッカクはいやいやと愛想笑いをする。
「えへぇ、その通りで。これは、あの子が作ったんですよ。最近、キスケさんが元気がないって聞いて、だったらキスケさんの好きなもんで元気になってもらおうって。だから、これ食べたらまた、いつも通り。仕事に出てくださいって」
「あの子」とはあの「何か」だ。
あちこちで料理を習っているのは知っていたが、里芋の煮っ転がしまで作るのか。
「そうか――」
――本当に、嫌になるくらい健気で、嫌になるくらい透き通っている。
自分は、清らかなコダマの姿が見たかった。
だから清らかな魂をもつ「何か」に手を伸ばした。
確かにそうかもしれない。
今のコダマが肉体を取り戻したのなら、必ず悲劇が起こると思ったし、事実その通りだった。
――コダマの姿をした存在に、清らかでいてほしい。
そう願っていたのも、嘘ではない。
だからまだ、「コダマの姿をした清らかな何か」に縋りたくて、その魂を選んだのか。
自分でも答えは出ていないが――。
「よっしゃ、これと酒で、明日には元気になってやるぜ。おい、ロッカク。お前も付き合えよ」
今は、ただそこにある「何か」の存在に感謝し、ともに生きてともに歩もう。
「何か」の善意や好意はすべて、透き通るほど純粋で眩しいほど暖かいから、温もりを与えられて温もりを返さないのはフェアじゃない。
だからいま、「何か」がこの世界にある間は、「何か」が与えるものと同等の思いと、行動を返していこう。
罪を償うため暗く冷たい道を歩むのは、この体が土に還ってからでもきっと遅くはないだろう。
目の前にいた男が最後まで語り終えるより先に、キスケはその顔を殴っていた。
「二度と俺の前に現れるんじゃねェ」
全身の血が煮えたぎる。
握る拳はただ熱く、痛みすら感じない。
頬を打ち据えられた男は、その場で尻餅をつきながら、最初に見た時と同じように涼しい顔のままだった。
「えぇ、私からあなたに会う事はしませんよ。ですが――あなたは、よく考えることです。怒りを露わにするなら――あなた自身の気持ちは、まだきっと置き去りのままなんですよ」
そうして何もなかったように立ち上がると、静かに部屋を出ていった。
昔から、奇妙な掟が多く残るカガツ村。
取り込まれると二度と集落から出る事ができなくなるとか、夜中には魑魅魍魎が闊歩するとか、胡乱な噂の絶えない村だ。
口さがない奴らからは、因習村なんて呼ばれている。
そしてそれは、全て事実だ。
人生の全てをカガツ村に絡め取られているキスケ自身が、妖怪の類いなど何度も見ている。
大きな事件や事故、火災なんかが後を絶たないのも、この土地のせいだろう。
しかもう、過去のことだ。
何十年、何百年と続いてきた因業の全てが晴れた訳ではないが、集落全体を包み込んでいた祟り神が現れることは当分ないだろう。
密かに続けられてきた生贄の儀式も、二度と行われないはずだ。
きっとそれは、喜ばしいことなのだろう。
――だから、油断していた。
『以前から、カガツ村は禁断の地と言われていまして。オカルト業界では有名なんですよ』
『心霊スポットや怪奇スポットとして売り出す、ってのは嫌かもしれませんが、熱心なオカルトマニアは必ず来ますから』
『オカルト雑誌の取材です。コンビニにも並ぶ本ですよ。受けてみませんか』
そんな甘い文句を並べ村にやってきたのは、フリーの雑誌編集者だと言った。
取材といいながら村にやってきて方々を回り、住人たちにあれこれ聞いていた。
今日は下見だからと言いつつ、リンの家では随分と話し込んでいたようだ。
村の住人は、見知らぬ相手と話さないのがすっかり癖になっているから、この男に何か話したりはしないだろう。
男は川を越えた先にある「あの庭」にも行っていないらしい。
だから、何ら異常など覚えたりはしないはず。
閉鎖的で、人の少ない田舎の集落。そのくらいにしか、見えないだろう。
そう、思っていたというのに――。
『つまるところ、あなたは、自分の理想通りのコダマさんに帰ってきてほしかった。そういうことでしょう?』
オカルト的な質問をのらりくらりと躱していたキスケに焦れたのか、男は不意に急所を突いた。
この男、知っている。
カガツ村にあった事件、現象、呪詛。その他もろもろの事情を察した上で、そう聞いているのだろう。
キスケが過去に失った「きょうだい」の存在も――。
――その「きょうだい」が昔の姿のままふらりと戻ってきたことも、あるいは調べていたのかもしれない。
答えることが、出来なかった。
コダマは、20年も前に死んでいる。
今、あの場にいるのはコダマに似た別の誰かだ。
そう、思っているのは事実だが――。
「理想通り、か」
20年前、コダマは自分のかわりに生贄となった。
それから10年経ち、コダマは村の住人を操り大規模な殺し合いをさせた。
沢山の生贄があれば、兄であるキスケが生贄にならなくても良いはずだ。
そんな思いもあったのだろう。
あるいは、死に至るほどの孤独や痛み、苦しみを土地神に利用されたのかもしれない。
再びコダマの姿を見た時、コダマは樹木の一部となっていた。
樹霊である土地神に飲み込まれたコダマは、祟り神となって多くを殺し、多くを奪い、今は小さな姿となって眠っている。
たとえ祟り神の影響があったとしても、コダマが多くの人を殺したのは事実だ。
コダマは、決して許される存在ではない。
もし悪意をまき散らし、呪詛をもって人を殺し続けるのなら、自分が始末をつけようと、そう思っていた。
それなのに、現れたコダマは、どこまでも純真だった。
村に住む人のために働き、誰にでも優しく、どんなに困難な仕事からも決して逃げる事はない。
健気で、一生懸命で――。
キスケのことは、何一つ覚えていない。
コダマの姿をしているが、コダマではない「何か」を見た時、嬉しさと恐怖、どちらの思いが強かったかは、もう曖昧だ。
しかし次第にコダマの体にいるのがずっと「それ」であればいいと望むようになっていた。
そしてずっと、そばにいてほしいと選んだのは紛れもなくキスケ自身だ。
コダマの姿のまま、生きていてほしい。
コダマの罪を知らず、コダマがカガツを愛していた時と同じように、世界にある悪意など微塵も疑わずに生きていく。
そんな、コダマを見たかったんじゃないのか。
運命を血に染めて多くの命を奪ってきたのに、その重さを知らず、ただ自分の痛みと孤独ばかりを叫ぶ化け物が、コダマであってたまるものか。
そう、思ってしまったのではないか。
そんなことはない。
俺は、今現れた「あいつ」に生きていてほしいと思ったんだ。
コダマは死んだ。罪もある。償うために、あの世に送ってやるのがきっと正しかったんだ。
だから選んだ。
生きていてほしい、ここにいてほしい。
ただそう、思っただけだ。
自分に言い聞かせているが――。
もし、コダマが以前と同じように純真で、健気なままだったら、コダマを選んでいただろうか。
罪を償うと涙を流し、頭を下げていたのなら。
そんなことを思っても、詮無きことだろうが――。
「頭、痛ェな……」
キスケは敷いた布団のなかにのろのろと入る。
そしてそれから三日間、誰とも会わなかった。
仕事も断り、家にこもりっきりだったキスケの様子に、周囲は「鬼の癇癪だ」と吹聴した。
誰が鬼だと蹴っ飛ばしたくなるが、風邪で寝込んでいると思われた方がずっといい。
「俺が取り戻したかったのは――」
コダマの姿をして、コダマの罪がないただの子供だったのだろうか。
かつてのコダマは、もう自分の「きょうだい」ではなくなってしまった。
血と罪を浴びすぎていた。
「俺は――」
本当は、一緒に逝くべきだったのではないか。
コダマの手を握り、ひとりぼっちでずっと声をあげて泣いていた「きょうだい」の手を引いて、一緒に罪を背負って……。
シロージとコマコは、そうやって生きている。
コマコの罪をずっと一人でシロージは背負っていたが、いまは二人での贖罪だ。
死んでいった人間が帰って来るわけでもなければ、殺してしまった人たちが生き返るような奇跡も無い。
だからこそ、二人は寄り添い支え合い、今できることを、続けている。
それなのに、自分はどうだ。
最後まで「きょうだい」の間違いを正すことが出来ず、打ち祓うことでしか何も解決できず、そして今でも、「あの姿をした何か」に安心している。
頼まれた事を嫌がらずに続け、目の前にある仕事をコツコツとこなす「何か」はコダマの姿をしていたが、明らかにコダマではない。
精霊や神などと呼ばれるものに近いのだろう。
きっとまだ生まれたばかりで清らかな存在だから、キスケの望む清らかな道を生きていてくれているが――。
――俺は、逃げてしまったのか。
自問自答は続く。
答えは出なかった。
「――キスケさーん、いるっすか。これ、差し入れっす」
寝込んで三日目の夕方、ロッカクが鍋をもってやってくる。
中身は見なくてもにおいでわかる。
里芋の煮っ転がしだ。
酒のアテにして食べる、キスケの好物だ。
「お、どうした。美味そうじゃねぇか。珍しいな、おまえがこんなモン作るなんて」
あまりに美味そうなにおいにつられ玄関まで顔を出せば、ロッカクはいやいやと愛想笑いをする。
「えへぇ、その通りで。これは、あの子が作ったんですよ。最近、キスケさんが元気がないって聞いて、だったらキスケさんの好きなもんで元気になってもらおうって。だから、これ食べたらまた、いつも通り。仕事に出てくださいって」
「あの子」とはあの「何か」だ。
あちこちで料理を習っているのは知っていたが、里芋の煮っ転がしまで作るのか。
「そうか――」
――本当に、嫌になるくらい健気で、嫌になるくらい透き通っている。
自分は、清らかなコダマの姿が見たかった。
だから清らかな魂をもつ「何か」に手を伸ばした。
確かにそうかもしれない。
今のコダマが肉体を取り戻したのなら、必ず悲劇が起こると思ったし、事実その通りだった。
――コダマの姿をした存在に、清らかでいてほしい。
そう願っていたのも、嘘ではない。
だからまだ、「コダマの姿をした清らかな何か」に縋りたくて、その魂を選んだのか。
自分でも答えは出ていないが――。
「よっしゃ、これと酒で、明日には元気になってやるぜ。おい、ロッカク。お前も付き合えよ」
今は、ただそこにある「何か」の存在に感謝し、ともに生きてともに歩もう。
「何か」の善意や好意はすべて、透き通るほど純粋で眩しいほど暖かいから、温もりを与えられて温もりを返さないのはフェアじゃない。
だからいま、「何か」がこの世界にある間は、「何か」が与えるものと同等の思いと、行動を返していこう。
罪を償うため暗く冷たい道を歩むのは、この体が土に還ってからでもきっと遅くはないだろう。
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