インターネット字書きマンの落書き帳
松ガスで小賢しく緊縛プレイを書く(BL)
緊縛プレイ!
緊縛プレイだ!
というわけで
松ガスで緊縛プレイをしたい、という欲望をちょっとひねた味付けにしておきました。
欲求は
緊縛プレイ!
緊縛プレイだ!
ただこれだけです。
緊縛プレイだ!
というわけで
松ガスで緊縛プレイをしたい、という欲望をちょっとひねた味付けにしておきました。
欲求は
緊縛プレイ!
緊縛プレイだ!
ただこれだけです。
『生き汚さと小賢しさ』
指を動かすだけで、鈍い痛みが体に走る。
――やだ、動けない。
怖い。
助けて――。
声をあげようにも、きつく噛まされた猿ぐつわのせいで言葉にならず、ただくぐもった音だけが響く。
目隠しはされていないから、見慣れた部屋――ここが松田の寝室で、普段松田と一緒に寝ているベッドであるのはわかっているが、手も足も、きつく縛られ身動きがとれない。
ベッドに縛り付けられている訳ではないから、芋虫のように這えば何とか部屋の移動は出来るだろう。
だけど寝室のドアが、この状態で開けられるだろうか。
下手に助けを求めて身動きしたら、かえって危険な状態になりそうだ。
かといって、松田がいつ帰って来るのかもわからない。
――でも、仕方ないよね。
僕が、あんなこといったせいだから。
山田は目を閉じて、ぐっと腕に力を入れる。
窮屈な縄が、体に食い込んでいく感覚を覚えた。
自分では、大したことを言ったつもりはなかった。
ただ――。
『わ、外すごいね。もうすぐ台風が来るんだっけ。ちょっとスマホもって、撮影してこようかな』
窓から見える雲は黒に近い灰色となり、普段より早く流れていた。
本州に接近中の台風は、今夜中に通り過ぎていくのだという。
台風になると、妙にそわそわするのは昔からだった。
危険なのはわかっているが、普段と違い全てが閉ざされていく街並みを見るのは嫌いではない。
『アホか。お前そうやってちょろちょろせんと、ちゃんと家にいてろ』
松田は呆れたように、ポンと頭に触れる。
『少しくらい、大丈夫だよ』
それに。
『――僕がいなくなったって特に悲しむ人もいないしね』
自分は、厄介者だ。
今は松田の家に転がり込んで何とか生活しているが、世間の評判は人殺しメンバーの一人。
外に出て、誰かにそれを気付かれたら唾を吐かれるのが当たり前だ。
松田は何の関係もないのに、この不自由な生活に付き合ってくれているが、本当は邪魔だと思っているはずだ。
だからつい、こぼれた言葉だった。
山田自身、今のまま罪を償う方法すらわからず、路頭に迷い続けるくらいなら消えてしまいたいと思っていたのもあるだろう。
『――なに、言うとるんやお前』
その一言を、松田は決して許さなかった。
強引に腕をつかまれ、そのまま寝室に引きずられ、ベッドの上に押さえつけられて――。
『あんなぁ、お前。俺は、お前を許してるから置いてる訳ちがうからな。お前は、殺した人間の人生をちゃんと見て、背負わなアカンやん。それなのに、死んでいいとか。湿っぽいセンチメンタルな言葉で自分を可哀想がって悦に浸っとんのか?』
違う、そんなつもりじゃない。
『死んだ野村には、そういうことも、もうできへんのやで。わかってんのか? ほんま、お前はなぁ――』
わかってる。けど、わからないんだ。
どうやって、償っていいのか。償えるのか。
許されようとは思わないし、とても思えないのだけれども、許されないまま生きていくのは鉛のように重いから。
『逃げるのだけは、絶対に許さへんからな』
きつく、重い言葉は縄となり山田を縛り付ける。
こうして、今までずっと、何もできないままベッドの上に転がされているのだ。
逆さに吊るされ、宙ぶらりんのまま、松田は生きろという。
惨めで、無様で、自分の思い描いた未来には決して行き着かないのがわかっていても、生きろと。
どうして死なせてくれないんだ。
消えてしまいたいと、口にすることすら許されないのか。
抗おうともがけばもがくほど、縛られた縄がきつく体に締め付ける。
こんな風に生きていて、本当に何になるのだと思うが――。
「帰ったで。ちっとは反省したんか?」
ドアを開けてすぐ、松田は傍らに座り縄をほどいていく。
目一杯縛り付けた上、何とかしようと動いたせいで体にははっきり痣が残ってしまった。
何てひどいことをするんだろう。
だけど、そうされるだけの事はしているから、何も言えないままうつむく山田の頭を、松田はぐしゃぐしゃに撫でる。
「お前がどう生きていいんかわからんでもな。わからないまま、足掻いてみぃ。俺は、お前がそうして生きていくなら――お前の重荷を、ちょっとばかりは肩代わりしたるわ」
未だにどう生きていいか分からない。
どうすれば償えるのかも。
それでも、自分を必要だと少しでも思ってくれている人が、たった一人、ここにいる。
「ん……わかった。わかってる、けど。こういう激しいプレイは、どうかと思うよ。松田さんって、ほんと、急にえっちなことするから」
「アホか!」
――それだけで、もがいてあがいて苦しんで、滑稽なまま生きていく。
この喜劇の舞台に上がる価値があるような気がした。
指を動かすだけで、鈍い痛みが体に走る。
――やだ、動けない。
怖い。
助けて――。
声をあげようにも、きつく噛まされた猿ぐつわのせいで言葉にならず、ただくぐもった音だけが響く。
目隠しはされていないから、見慣れた部屋――ここが松田の寝室で、普段松田と一緒に寝ているベッドであるのはわかっているが、手も足も、きつく縛られ身動きがとれない。
ベッドに縛り付けられている訳ではないから、芋虫のように這えば何とか部屋の移動は出来るだろう。
だけど寝室のドアが、この状態で開けられるだろうか。
下手に助けを求めて身動きしたら、かえって危険な状態になりそうだ。
かといって、松田がいつ帰って来るのかもわからない。
――でも、仕方ないよね。
僕が、あんなこといったせいだから。
山田は目を閉じて、ぐっと腕に力を入れる。
窮屈な縄が、体に食い込んでいく感覚を覚えた。
自分では、大したことを言ったつもりはなかった。
ただ――。
『わ、外すごいね。もうすぐ台風が来るんだっけ。ちょっとスマホもって、撮影してこようかな』
窓から見える雲は黒に近い灰色となり、普段より早く流れていた。
本州に接近中の台風は、今夜中に通り過ぎていくのだという。
台風になると、妙にそわそわするのは昔からだった。
危険なのはわかっているが、普段と違い全てが閉ざされていく街並みを見るのは嫌いではない。
『アホか。お前そうやってちょろちょろせんと、ちゃんと家にいてろ』
松田は呆れたように、ポンと頭に触れる。
『少しくらい、大丈夫だよ』
それに。
『――僕がいなくなったって特に悲しむ人もいないしね』
自分は、厄介者だ。
今は松田の家に転がり込んで何とか生活しているが、世間の評判は人殺しメンバーの一人。
外に出て、誰かにそれを気付かれたら唾を吐かれるのが当たり前だ。
松田は何の関係もないのに、この不自由な生活に付き合ってくれているが、本当は邪魔だと思っているはずだ。
だからつい、こぼれた言葉だった。
山田自身、今のまま罪を償う方法すらわからず、路頭に迷い続けるくらいなら消えてしまいたいと思っていたのもあるだろう。
『――なに、言うとるんやお前』
その一言を、松田は決して許さなかった。
強引に腕をつかまれ、そのまま寝室に引きずられ、ベッドの上に押さえつけられて――。
『あんなぁ、お前。俺は、お前を許してるから置いてる訳ちがうからな。お前は、殺した人間の人生をちゃんと見て、背負わなアカンやん。それなのに、死んでいいとか。湿っぽいセンチメンタルな言葉で自分を可哀想がって悦に浸っとんのか?』
違う、そんなつもりじゃない。
『死んだ野村には、そういうことも、もうできへんのやで。わかってんのか? ほんま、お前はなぁ――』
わかってる。けど、わからないんだ。
どうやって、償っていいのか。償えるのか。
許されようとは思わないし、とても思えないのだけれども、許されないまま生きていくのは鉛のように重いから。
『逃げるのだけは、絶対に許さへんからな』
きつく、重い言葉は縄となり山田を縛り付ける。
こうして、今までずっと、何もできないままベッドの上に転がされているのだ。
逆さに吊るされ、宙ぶらりんのまま、松田は生きろという。
惨めで、無様で、自分の思い描いた未来には決して行き着かないのがわかっていても、生きろと。
どうして死なせてくれないんだ。
消えてしまいたいと、口にすることすら許されないのか。
抗おうともがけばもがくほど、縛られた縄がきつく体に締め付ける。
こんな風に生きていて、本当に何になるのだと思うが――。
「帰ったで。ちっとは反省したんか?」
ドアを開けてすぐ、松田は傍らに座り縄をほどいていく。
目一杯縛り付けた上、何とかしようと動いたせいで体にははっきり痣が残ってしまった。
何てひどいことをするんだろう。
だけど、そうされるだけの事はしているから、何も言えないままうつむく山田の頭を、松田はぐしゃぐしゃに撫でる。
「お前がどう生きていいんかわからんでもな。わからないまま、足掻いてみぃ。俺は、お前がそうして生きていくなら――お前の重荷を、ちょっとばかりは肩代わりしたるわ」
未だにどう生きていいか分からない。
どうすれば償えるのかも。
それでも、自分を必要だと少しでも思ってくれている人が、たった一人、ここにいる。
「ん……わかった。わかってる、けど。こういう激しいプレイは、どうかと思うよ。松田さんって、ほんと、急にえっちなことするから」
「アホか!」
――それだけで、もがいてあがいて苦しんで、滑稽なまま生きていく。
この喜劇の舞台に上がる価値があるような気がした。
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