インターネット字書きマンの落書き帳
はつゆめの話(カザマ×サカガミ/ややBL)
元日からその次の日にかけて見る夢を初夢というらしい。
死んだ婆さんが言ってました、多分そうなんでしょう。
そういう訳で、風間×坂上風味の初夢話をかーきまーした!
読んでください♥
今年も拙僧は節操なくいきますぞ!
最初は坂上くん視点。
後半は風間視点の話です。
死んだ婆さんが言ってました、多分そうなんでしょう。
そういう訳で、風間×坂上風味の初夢話をかーきまーした!
読んでください♥
今年も拙僧は節操なくいきますぞ!
最初は坂上くん視点。
後半は風間視点の話です。
『初夢はあなたとともに』
元旦の夜に見る夢を初夢というらしい。
一富士二鷹三茄子、なんて言葉もありそういったものが出てくると縁起がいい夢なんだという俗説もある。
別に富士山や鷹が出なくてもいいけど、怪異に追われる夢や幽霊が出る夢は嫌だな。
そんな事を思いながら、坂上は眠りにつく。
そして起きて、夢の内容を何も覚えておらず、少しガッカリするのだ。
ただ、胸には暖かく優しく、楽しい気持ちだけが残る。
何も覚えていないが、きっと良い夢だったに違いない。
怖い夢ではなかった。それだけで、今年は良い年になるような気がした。
・
・
・
スンバラリア星の文明は極まり、もはやできない事などないというほど栄えていた。
当然、他人の夢に入り込みそれに干渉するのもたやすい。
「一富士二鷹三茄子、っていうからねぇ。坂上くんにいい1年だな、って感じてもらうため、全部盛りの夢を見せてあげちゃおうか。うん、ボクって本当に気が利くよねぇ」
得体の知れない機械を前にして風間はふんぞり返ると、モニターを見る。
坂上が眠りについた脳波を感知したらアラートで報せるようにセットしてある。準備万端だ。
「しかし、坂上くんっていつも結構宵っ張りなんだよねぇ。寝るのはだいたい10時過ぎてるだろう。ボクなんていつも8時には寝るから、お肌が荒れちゃうよ……」
ぶちぶちと文句を垂れる風間の耳に、アラートの音がなる。どうやら坂上が眠りについたらしい。 脳波の様子を確認し、最も夢を見るというタイミングを見計らうと、いくつものボタンをタップし坂上の夢へと介入した。
まずは富士山だ。
富士山に坂上を連れていき、そこに鷹を登場させよう。
おっと、鷹が坂上を襲い始めてしまった。
これは失敗だ、すぐに排除しなければ。
突然、富士山麓に寝間着のまま放り出され、呆然としながら鷹を前に逃げ惑う坂上を見ながら、風間はケラケラ笑い夢を操作する。
と、そこでまるでこちらが操作しているのを見ているかのように、坂上は叫んだ。
「やめてください! どうせこんなバカなこと……風間さんですよね!? どうして夢のなかにまで僕にちょっかいかけてくるんですか!?」
何故だろう、今の坂上に自分がスンバラリア星人だとは知られていない。
夢に介入しているのも知らないだろう。直感なのか。それとも、迷惑をかける人物といえば自分だと無意識レベルで思っているのだろうか。後者だとしたらだいぶ失礼なことだ。
折角いい夢を見せてあげようと思ったが、今から最悪に恐ろしい夢に変更してやろうか。
風間がそんな気持ちを抱きはじめたその時。
「どうせなら、風間さんが出てきてくださいよ。どうせ見てるんですよね。いるんでしょ!?」
坂上の声が、響く。
そうか、彼は縁起の良い夢よりも、自分がそばにいる方がいいのか。
そんな願いを抱いているなら、かなえてやるのもやぶさかではない。
「まったく、仕方ないねぇ坂上くんは。素直じゃないんだから……よし、今からボクもすぐ寝るから、今日は一緒に同じ夢を見ようか」
風間はそう呟くと、坂上の夢に接続する。
どんな夢になるかはわからないが、何があってもきっと、いい夢になるだろう。
元旦の夜に見る夢を初夢というらしい。
一富士二鷹三茄子、なんて言葉もありそういったものが出てくると縁起がいい夢なんだという俗説もある。
別に富士山や鷹が出なくてもいいけど、怪異に追われる夢や幽霊が出る夢は嫌だな。
そんな事を思いながら、坂上は眠りにつく。
そして起きて、夢の内容を何も覚えておらず、少しガッカリするのだ。
ただ、胸には暖かく優しく、楽しい気持ちだけが残る。
何も覚えていないが、きっと良い夢だったに違いない。
怖い夢ではなかった。それだけで、今年は良い年になるような気がした。
・
・
・
スンバラリア星の文明は極まり、もはやできない事などないというほど栄えていた。
当然、他人の夢に入り込みそれに干渉するのもたやすい。
「一富士二鷹三茄子、っていうからねぇ。坂上くんにいい1年だな、って感じてもらうため、全部盛りの夢を見せてあげちゃおうか。うん、ボクって本当に気が利くよねぇ」
得体の知れない機械を前にして風間はふんぞり返ると、モニターを見る。
坂上が眠りについた脳波を感知したらアラートで報せるようにセットしてある。準備万端だ。
「しかし、坂上くんっていつも結構宵っ張りなんだよねぇ。寝るのはだいたい10時過ぎてるだろう。ボクなんていつも8時には寝るから、お肌が荒れちゃうよ……」
ぶちぶちと文句を垂れる風間の耳に、アラートの音がなる。どうやら坂上が眠りについたらしい。 脳波の様子を確認し、最も夢を見るというタイミングを見計らうと、いくつものボタンをタップし坂上の夢へと介入した。
まずは富士山だ。
富士山に坂上を連れていき、そこに鷹を登場させよう。
おっと、鷹が坂上を襲い始めてしまった。
これは失敗だ、すぐに排除しなければ。
突然、富士山麓に寝間着のまま放り出され、呆然としながら鷹を前に逃げ惑う坂上を見ながら、風間はケラケラ笑い夢を操作する。
と、そこでまるでこちらが操作しているのを見ているかのように、坂上は叫んだ。
「やめてください! どうせこんなバカなこと……風間さんですよね!? どうして夢のなかにまで僕にちょっかいかけてくるんですか!?」
何故だろう、今の坂上に自分がスンバラリア星人だとは知られていない。
夢に介入しているのも知らないだろう。直感なのか。それとも、迷惑をかける人物といえば自分だと無意識レベルで思っているのだろうか。後者だとしたらだいぶ失礼なことだ。
折角いい夢を見せてあげようと思ったが、今から最悪に恐ろしい夢に変更してやろうか。
風間がそんな気持ちを抱きはじめたその時。
「どうせなら、風間さんが出てきてくださいよ。どうせ見てるんですよね。いるんでしょ!?」
坂上の声が、響く。
そうか、彼は縁起の良い夢よりも、自分がそばにいる方がいいのか。
そんな願いを抱いているなら、かなえてやるのもやぶさかではない。
「まったく、仕方ないねぇ坂上くんは。素直じゃないんだから……よし、今からボクもすぐ寝るから、今日は一緒に同じ夢を見ようか」
風間はそう呟くと、坂上の夢に接続する。
どんな夢になるかはわからないが、何があってもきっと、いい夢になるだろう。
PR
COMMENT