インターネット字書きマンの落書き帳
2024年最後のシンドー×アライ/BL
ど年末に風邪をひきました。
誰がって俺が!
風邪とやわらかな言葉でお伝えしてますが、流行性感冒。
ウイルスのアレとかアレである可能性が高いんですが、俺が知らないならセーフ!
そんなこともあり、新堂×荒井の年末も荒井が風邪でキャンセルになる予定にしました。
今年も終わりだね!
二次創作、いつも俺にとって都合がいい!
来年もよーろしーくねー♥
誰がって俺が!
風邪とやわらかな言葉でお伝えしてますが、流行性感冒。
ウイルスのアレとかアレである可能性が高いんですが、俺が知らないならセーフ!
そんなこともあり、新堂×荒井の年末も荒井が風邪でキャンセルになる予定にしました。
今年も終わりだね!
二次創作、いつも俺にとって都合がいい!
来年もよーろしーくねー♥
『それはお前の全てじゃない』
年の瀬も迫りに迫り、明日には正月になるという大晦日。
荒井昭二は高熱のためベッドから出るのも億劫な体になっていた。
関節の節々が痛いな、と違和感を覚えてから39度を超える熱が出るまでは一瞬だった。
まともに動けなくなってから、乏しい食欲をおしてスープや水分を摂る。
病院に行こうと思ったがやめたのは、今の時期なら似たような患者でごったがえしているのが想像に難くないからだ。
幸い、荒井はまだ若く体力もある。
食事や水分も少しずつならとれているし、熱で多少はふらつくものの歩くこともできるので市販の風邪薬やかかりつけ医からもらっている処方薬を使えば事足りると考えたのだ。
とはいえ、今は家族もいない。
一人でいると、もし病気が思わぬほど悪化して意識を失った時、それに早く気付いてもらう手は打っておいた方がいい。
そう思い、近所に住んでいる友人たち……袖山や赤川などには、病気である事を伝えておいた。
高熱で咳がひどいあたり、ウイルス感染する可能性が高いのでうちには来ないでほしいということ。
そして、もし全く連絡がとれなくなったら、念のため家を見に来てほしいということを、仲のいい友人たちの他に、一応新堂にも伝えておく。
正月になったら近くの神社でも初詣に行こうと約束していたが、とても無理そうだという言葉を添えてだ。
それから小一時間ほど経ったろう。
熱はあるが眠る事もできないまま、本やゲームに手を伸ばすほど余裕もない中、インターホンが鳴りすぐにドアの鍵が開く音がした。
「おーい、荒井。二階か? 寝てんだよな。熱がある時に食えそうなもの、色々買ってきたぜ」
新堂の声はよく通る。一階の玄関から声をかけているのだろうが、二階で寝ている荒井の耳にも、はっきりと伝わる。
そのままトントンと軽快に階段を登る音がした後。
「あー、うつしたくないから部屋に入るな、って言ってたよな。ドアノブにスポーツドリンクとか、すぐに口に入れられるもん引っかけておくぜ。スープとかはキッチンに置いておくから、食えそうな奴があったら食ってくれよな」
きっと、熱があると聞いて心配でやってきたのだろう。
本当だったら、大晦日から一緒に過ごすはずだった。今日、新堂が色々と家族の頼み事を聞いて一段落したら、荒井の家で会う手はずだったからだ。
「……すいません、新堂さん」
年の瀬に二人きりでいる意味がわからないほど、新堂も鈍感ではないだろう。そのつもりで準備をしていたはずなのに、当日になって自分の都合でキャンセルしたのだから謝るのが道理だと思い、荒井はか細い声で謝罪した。
「何謝ってんだよ。具合悪いんだから仕方ないだろ?」
ドア越しで新堂は、さも当然のように言う。それがかえって申し訳ない気持ちを煽った。
「新堂さん、家が遠いのにわざわざ来て頂いて……それが申し訳なくて……」
「気にするなよ。家にいたって、やれアレを運べ、部屋を掃除しろ、漫画を捨てろだの色々うるさく言われるだけだから逃げてきたんだよ」
「ですが……僕は、二人で過ごすのも楽しみにしていたのに、それを台無しにしてしまって……」
「ははっ、そう思うなら早く病気をなおせよ。こじらせて入院なんてなったら大変だぜ。連れていかれるのは、あの鳴神付属病院だからな」
「それに……本当は、今日……あなたに、抱いてほしかった。それさえもできないなんて……」
ベッドから半身を起こし、そんな気持ちを吐露する。
すると、新堂は当然のことのように言った。
「なにいってんだよ、別にそれだけがお前の価値ってワケじゃねぇだろ。わかったら、とっとと身体なおせよ。俺はあと三ヶ月しかこの学校にいられねぇんだから……それまでに、まだお前とやりたいこと沢山あるからな」
ドア越しでしか言葉を交わしていないのに、新堂がすぐ近くに感じる。
顔は見えていないが、いつも見せるようにどこかはにかんだ笑顔を向けて、そして頭を撫でてくれる気さえする。
「は、はい……わかりました。ら、来年も……おねがいしますね」
「あぁ、来年も……な」
遠ざかっていく足音を聞きながら、荒井はベッドに横になる。
身体が熱っぽいのは、病気のせいだけではなかっただろう。
年の瀬も迫りに迫り、明日には正月になるという大晦日。
荒井昭二は高熱のためベッドから出るのも億劫な体になっていた。
関節の節々が痛いな、と違和感を覚えてから39度を超える熱が出るまでは一瞬だった。
まともに動けなくなってから、乏しい食欲をおしてスープや水分を摂る。
病院に行こうと思ったがやめたのは、今の時期なら似たような患者でごったがえしているのが想像に難くないからだ。
幸い、荒井はまだ若く体力もある。
食事や水分も少しずつならとれているし、熱で多少はふらつくものの歩くこともできるので市販の風邪薬やかかりつけ医からもらっている処方薬を使えば事足りると考えたのだ。
とはいえ、今は家族もいない。
一人でいると、もし病気が思わぬほど悪化して意識を失った時、それに早く気付いてもらう手は打っておいた方がいい。
そう思い、近所に住んでいる友人たち……袖山や赤川などには、病気である事を伝えておいた。
高熱で咳がひどいあたり、ウイルス感染する可能性が高いのでうちには来ないでほしいということ。
そして、もし全く連絡がとれなくなったら、念のため家を見に来てほしいということを、仲のいい友人たちの他に、一応新堂にも伝えておく。
正月になったら近くの神社でも初詣に行こうと約束していたが、とても無理そうだという言葉を添えてだ。
それから小一時間ほど経ったろう。
熱はあるが眠る事もできないまま、本やゲームに手を伸ばすほど余裕もない中、インターホンが鳴りすぐにドアの鍵が開く音がした。
「おーい、荒井。二階か? 寝てんだよな。熱がある時に食えそうなもの、色々買ってきたぜ」
新堂の声はよく通る。一階の玄関から声をかけているのだろうが、二階で寝ている荒井の耳にも、はっきりと伝わる。
そのままトントンと軽快に階段を登る音がした後。
「あー、うつしたくないから部屋に入るな、って言ってたよな。ドアノブにスポーツドリンクとか、すぐに口に入れられるもん引っかけておくぜ。スープとかはキッチンに置いておくから、食えそうな奴があったら食ってくれよな」
きっと、熱があると聞いて心配でやってきたのだろう。
本当だったら、大晦日から一緒に過ごすはずだった。今日、新堂が色々と家族の頼み事を聞いて一段落したら、荒井の家で会う手はずだったからだ。
「……すいません、新堂さん」
年の瀬に二人きりでいる意味がわからないほど、新堂も鈍感ではないだろう。そのつもりで準備をしていたはずなのに、当日になって自分の都合でキャンセルしたのだから謝るのが道理だと思い、荒井はか細い声で謝罪した。
「何謝ってんだよ。具合悪いんだから仕方ないだろ?」
ドア越しで新堂は、さも当然のように言う。それがかえって申し訳ない気持ちを煽った。
「新堂さん、家が遠いのにわざわざ来て頂いて……それが申し訳なくて……」
「気にするなよ。家にいたって、やれアレを運べ、部屋を掃除しろ、漫画を捨てろだの色々うるさく言われるだけだから逃げてきたんだよ」
「ですが……僕は、二人で過ごすのも楽しみにしていたのに、それを台無しにしてしまって……」
「ははっ、そう思うなら早く病気をなおせよ。こじらせて入院なんてなったら大変だぜ。連れていかれるのは、あの鳴神付属病院だからな」
「それに……本当は、今日……あなたに、抱いてほしかった。それさえもできないなんて……」
ベッドから半身を起こし、そんな気持ちを吐露する。
すると、新堂は当然のことのように言った。
「なにいってんだよ、別にそれだけがお前の価値ってワケじゃねぇだろ。わかったら、とっとと身体なおせよ。俺はあと三ヶ月しかこの学校にいられねぇんだから……それまでに、まだお前とやりたいこと沢山あるからな」
ドア越しでしか言葉を交わしていないのに、新堂がすぐ近くに感じる。
顔は見えていないが、いつも見せるようにどこかはにかんだ笑顔を向けて、そして頭を撫でてくれる気さえする。
「は、はい……わかりました。ら、来年も……おねがいしますね」
「あぁ、来年も……な」
遠ざかっていく足音を聞きながら、荒井はベッドに横になる。
身体が熱っぽいのは、病気のせいだけではなかっただろう。
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