インターネット字書きマンの落書き帳
バレンタインのネタは思いついたらやっていい説(松ガス)
バレンタインのネタは2月に思いついたらやっていい!
って俺がいってましたから、やります。
何となく手作りチョコレートを作るタイプの山ガスと、それを食べる松田の話です。
山ガスは細かい試し行為をいっぱいしそうな男だな。
そう思っているので、話も細かい試し行為をする山ガスと、それを「めんどくせーけどしゃーない」と思ってる松田みたいなのですよ。
って俺がいってましたから、やります。
何となく手作りチョコレートを作るタイプの山ガスと、それを食べる松田の話です。
山ガスは細かい試し行為をいっぱいしそうな男だな。
そう思っているので、話も細かい試し行為をする山ガスと、それを「めんどくせーけどしゃーない」と思ってる松田みたいなのですよ。
「ねっちり系のチョコレート」
「はい、バレンタイン。手作りだから食べてね」
山田はそう言いながら、タッパーを開ける。
中にはココアパウダーがかかった丸いチョコレートがやや右に偏って並んでいた。
「……何やこれ、えらい柔っこいな」
「そ、チョコレートトリュフっていうの? 思いっきり甘くて、おもいっきりねっちりしてるやつ」
袖で口元を押さえているが、松田を見る目はずっとニヤついている。
ねっちりした甘いもの。
食にこだわりのない松田が、意識的にそれを避けているのを知って作ってきたのだろう。
ため息のあと、チョコレートを一つつまむ。
そしてためらうことなく、ぽんと口に放り込んだ。
「……ふーん、普通に食べれるもんになっとるやん。見直したわ」
「あ、思ったより一気にいくんだ。もうちょっと迷うかと思ってた」
唇を尖らせる山田の額を、指先で軽く小突く。
「あったりまえやろ。俺が苦手なんは、もっと口の中の水分もってくようなネッチョリしたモンや。チョコレート一個くらい、どうってことないわ……ま、こいつはちょっと甘ったるいから、1日1個でえぇな」
そしてタッパーの蓋を閉めた。
「なんだ、もう食べないんだ」
「あたりまえや。ホンマは料理なんててんで出来ないおまえが頑張って、動画やレシピ調べて作ったんやろ? 大事に味あわせてもらうわ」
「ちがっ、そんなことしてないし。てか、嫌がらせ失敗って感じ」
不服そうな顔を作ろうとしているが、山田の頬は緩んでいる。
やはり、こっそり調べて試作して苦労して作ったのだろう。
こういう形で「試される」のはあまり好きではないのだが……。
「――まぁ、しゃあないわ。おまえがあと、ちっとでも俺を信じてくれるようになるまで、おまえに試されたる」
「……ん、松田サン、なんかいった?」
「いーや、何でもないわ」
松田はふっと息を吐き、タッパーを手にして立ち上がる。
冷蔵庫にそれを入れるまで、山田はずっと微笑みながら彼の背中を眺めていた。
「はい、バレンタイン。手作りだから食べてね」
山田はそう言いながら、タッパーを開ける。
中にはココアパウダーがかかった丸いチョコレートがやや右に偏って並んでいた。
「……何やこれ、えらい柔っこいな」
「そ、チョコレートトリュフっていうの? 思いっきり甘くて、おもいっきりねっちりしてるやつ」
袖で口元を押さえているが、松田を見る目はずっとニヤついている。
ねっちりした甘いもの。
食にこだわりのない松田が、意識的にそれを避けているのを知って作ってきたのだろう。
ため息のあと、チョコレートを一つつまむ。
そしてためらうことなく、ぽんと口に放り込んだ。
「……ふーん、普通に食べれるもんになっとるやん。見直したわ」
「あ、思ったより一気にいくんだ。もうちょっと迷うかと思ってた」
唇を尖らせる山田の額を、指先で軽く小突く。
「あったりまえやろ。俺が苦手なんは、もっと口の中の水分もってくようなネッチョリしたモンや。チョコレート一個くらい、どうってことないわ……ま、こいつはちょっと甘ったるいから、1日1個でえぇな」
そしてタッパーの蓋を閉めた。
「なんだ、もう食べないんだ」
「あたりまえや。ホンマは料理なんててんで出来ないおまえが頑張って、動画やレシピ調べて作ったんやろ? 大事に味あわせてもらうわ」
「ちがっ、そんなことしてないし。てか、嫌がらせ失敗って感じ」
不服そうな顔を作ろうとしているが、山田の頬は緩んでいる。
やはり、こっそり調べて試作して苦労して作ったのだろう。
こういう形で「試される」のはあまり好きではないのだが……。
「――まぁ、しゃあないわ。おまえがあと、ちっとでも俺を信じてくれるようになるまで、おまえに試されたる」
「……ん、松田サン、なんかいった?」
「いーや、何でもないわ」
松田はふっと息を吐き、タッパーを手にして立ち上がる。
冷蔵庫にそれを入れるまで、山田はずっと微笑みながら彼の背中を眺めていた。
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