インターネット字書きマンの落書き帳
くれちき連盟は春Cityで南1ホール【け・55a】にいます
春Cityにいきます!
スペースもらえてます!
なんでこんなに事前告知してるんですか!
やだー!
のろのろしていたら……乗り遅れちまったんだよッ、時代にッ……!
でも今からでも追いつくぜ!
という訳で、イベントいきまーす。
新刊は『モブ×山ガスのBL小説』です。
【くれちき連盟・春City情報】
3月20日(金)
南1ホール け・55a
【新刊】
白い■■と人魚
全48ページ
A5サイズ
700円
モブ×山田ガスマスクのBL小説
<注意>
・R-15:中学生は見たり買ったりしちゃだめだよ!
・誘拐、監禁表現があるよ!
・薬物による身体拘束の描写があるよ!
・暴力の描写があるよ!
・直接的ではないけど性描写があるよ!
・ガスライティングの描写があるよ!
・オリジナルキャラが出るよ!
・ハッピーエンドではないよ!
・自傷描写があるよ!
・登場人物が死ぬよ!
こいつは景気いいな! ひゃっはーだぜ!
1ページ1行を贅沢につかって空間の妙を得た豪華な作りです。
文字数は1万文字ちょいくらいしかないよ!
でもすっごく頑張ってかいた!
サンプルは pixiv に乗せてあるけど、このブログに折りたたみで乗せておくよ!
じっくり読んで購入を決めてね!
【既刊】
アッシュ・グレイの肖像
全152ページ
文庫サイズ
1200円
山田ガスマスクが事件に巻き込まれる。
ホラー×ミステリ×サスペンス
「罪悪感とは、すなわち傲慢ですよ」
<注意>
・オリジナルキャラいっぱいでる!
・山田の過去をご大層に模造しているよ
・俺は「人間賛歌だ!」と思って書いているけど、ハッピーエンドではないよ!
・未成年が性暴力にあう描写が入っているよ、気をつけて!
・自死の描写もあるよ、悲しいね!
全体として「山田ガスマスクの人生をベースに、彼の生き方と向き合った小説」だよ。
こちらも pixiv でサンプルが読めるよ!
じっくり読んで吟味してね♥
折りたたみで、新刊のBL本・「白い■■と人魚」のサンプルを載せるぞ!
よーろしーくねー。
スペースもらえてます!
なんでこんなに事前告知してるんですか!
やだー!
のろのろしていたら……乗り遅れちまったんだよッ、時代にッ……!
でも今からでも追いつくぜ!
という訳で、イベントいきまーす。
新刊は『モブ×山ガスのBL小説』です。
【くれちき連盟・春City情報】
3月20日(金)
南1ホール け・55a
【新刊】
白い■■と人魚
全48ページ
A5サイズ
700円
モブ×山田ガスマスクのBL小説
<注意>
・R-15:中学生は見たり買ったりしちゃだめだよ!
・誘拐、監禁表現があるよ!
・薬物による身体拘束の描写があるよ!
・暴力の描写があるよ!
・直接的ではないけど性描写があるよ!
・ガスライティングの描写があるよ!
・オリジナルキャラが出るよ!
・ハッピーエンドではないよ!
・自傷描写があるよ!
・登場人物が死ぬよ!
こいつは景気いいな! ひゃっはーだぜ!
1ページ1行を贅沢につかって空間の妙を得た豪華な作りです。
文字数は1万文字ちょいくらいしかないよ!
でもすっごく頑張ってかいた!
サンプルは pixiv に乗せてあるけど、このブログに折りたたみで乗せておくよ!
じっくり読んで購入を決めてね!
【既刊】
アッシュ・グレイの肖像
全152ページ
文庫サイズ
1200円
山田ガスマスクが事件に巻き込まれる。
ホラー×ミステリ×サスペンス
「罪悪感とは、すなわち傲慢ですよ」
<注意>
・オリジナルキャラいっぱいでる!
・山田の過去をご大層に模造しているよ
・俺は「人間賛歌だ!」と思って書いているけど、ハッピーエンドではないよ!
・未成年が性暴力にあう描写が入っているよ、気をつけて!
・自死の描写もあるよ、悲しいね!
全体として「山田ガスマスクの人生をベースに、彼の生き方と向き合った小説」だよ。
こちらも pixiv でサンプルが読めるよ!
じっくり読んで吟味してね♥
折りたたみで、新刊のBL本・「白い■■と人魚」のサンプルを載せるぞ!
よーろしーくねー。
『白磁の篩』
いきが、できない。
臓腑いっぱいに蒸留酒が詰まったにおいがするから。
いきが、できない。
深い海に沈んで、溺れていくように。
いきが、できない。
丘の上に昇らされ、吊り下げられているように。
※※※
背中に違和感を抱き、指先で触れようとするも、どこにも力が入らない。
できることは、静止だけ。
ズゥンと鈍い痛みが広がり、黴臭さが鼻につく。
僅かしか開かない瞼から辺りを覗こうとしても、首は蝋で固めたようにピクリともしない。
山田は困惑しながらも、目だけをきょろきょろと動かした。
屋根裏部屋なのだろうか。天井は屋根の形そのままで、天窓からわずかな明かりが差し込んでいた。
青白い光はか細くも頼りない。きっとあれは月明かりだ。
周囲に置かれているのは、幾つもの段ボールと積み上げられたハードカバーの本。
それと、ちょっとした棚ほどはあるドールハウス。
どれも見覚えがない。
――何か、やらかしたか。
山田は必死になって頭の中をひっくり返す。
街灯の少ない裏路地。自分だけの足音。行きつけのバー。ショットグラスの結露。ウイスキーの尖った香り……。
ドアノブの冷えた感触が、最後に残った断片だ。
――誰かに一服盛られたのだろうか。
焦りと恐怖に急き立てられ声を出そうとするが、口から空気が漏れるだけ。
隣には、柔らかで大きなくまのぬいぐるみが。
さらにその隣には、裸のトルソーやバラバラのマネキンなどが置かれている。
人間や動物をかたどったモノが放置された静寂の空間は、標本として青白い月光にパッケージされている。
トクン、トクン。
自分の心音だけが、辛うじて生としてその場に鎮座している。
――何だよ、一体誰がこんな所に僕を連れてきたんだ。
罪状を読み上げる、裁判官の突き放す声。幾度も見上げた、鉄格子と月。背中を指さし嘲笑する大衆。
確かに山田は、許されないことをした。
人を、殺した。殺して、逃げた。
殺したくせに死んでないロクデナシのクズなのはどうしようもない事実だ。
だが、理由のない暴力を受け入れる筋合いはない。
せめて誰か、どうして自分がこんな目にあっているのか。その理由くらい、説明してくれないか。
黴臭く冷たい空気が肺に満ちる。月明かりに照らされた手足は、いつもより青白く見える。 少し大きめの白いシャツと、裾の広いパンツは自分の服ではない。誰かが勝手に着替えさせたものだ。
――ダッサ。せめてもうちょっと、マシな服を着せてよ。
心の奥で小さく舌打ちをすることだけが、山田に出来る反逆だった。
重力に打ち付けられたまま呆けていると、床の軋む音がする。
直後、淀んだ室内に風が吹き抜けた。
「やぁ、山田くん。そろそろ起きたかな? 起きているよね。起きているはずだ。瞼が上がるかどうかはわからないけど、それは些末なことだ。大事なのは今の君に私の言葉が聞こえているということ。それだけだからね」
この場に似つかわしくない程、明るくよく通る声がうち捨てられた屋根裏部屋に反響する。
自信に満ちた芝居っぽい仕草は滑稽で、冷めた客席を盛り立てようとする白塗りのピエロだ。
カツン、カツン。
ぎし。ぎし。
乾いた靴音を鳴らし、床を軋ませながらやってきた男は、山田の顎を掴むと強引に顔を上げさせる。
まったく見覚えのない男だ。
一緒に仕事をしたことはもちろん、相席で食事をしたことすらない。
それなのに、男は陶酔と羨望の混じった瞳を潤ませている。
「あぁ……やっと手に入った。山田ガスマスクと呼んだ方がいい? それとも、以前の配信者としての名前のほうが馴染みがあるかな? それとも――」
見知らぬ男は、幼少期にだけ呼ばれていた山田の記号を口にする。
――誰なんだ。どうしてこんな事をするんだ。何が目的なんだ……。
様々な疑問が渦巻く中、男は何かを突きつける。
それは、赤黒く光る革の首輪だった。
「あはは、喋れないよね? 動けないよね? でも驚いているよね? そうだな……キミの事はひとまず山田くんって呼ばせてもらおうかな。私にとって一番馴染みのいい呼び方だから。……これ、つけさせてもらうよ。山田くん。今日からずーっと、私が可愛がってあげる。毎日お風呂にいれて、体にいい香りのクリームを塗って、髪を綺麗に整えて……」
カチャカチャと金属がこすれ、喉元が締め付けられる。
首輪の内側に逆立つ細かな毛は、山田の首をチクチクと責め立て、ひどく痒い。
「やっぱり、視線はちゃんと動いているね。うん、意識は戻っているようだ……計算通り。沈黙に留まる君の姿は、熟れた果実のように美味しそうだね」
男があまりに饒舌だったから、山田は自分のされたことに想像がついた。それが最悪のケースだということも、すぐに理解する。
――落ち着け、大丈夫だ。
目の前にいる男が誰かは知らないが、自分は被害者だ。助けは必ず――。
もう半年も、メッセージが届かないスマートフォン。
大量のスパムと、事務的なやりとりだけがつまったパソコン。
時々「死ね」と張り紙の貼られるアパートのドア。
どこにも、誰の声もない。
「そうだよ、山田くんはもう、せかいでひとりぼっちなんだ」
男は首輪から伸びた鎖を、指で弄ぶ。
「可哀想だねぇ。でも、もう大丈夫だよ。心配しなくても、これからずぅっと、この私が可愛がってあげるからね。ほら、もう安心だろう。だから、笑って。ふふ……ようこそ、私のかわいいお姫様」
男は山田の前に座ると、手元の鎖を手繰りながら山田の体を抱き、強引に唇を重ねる。
ねっとりとした舌が不快に口をかき回し、嫌悪ばかりが肥大する最中、水っぽい音がやけに響く。
こんなに不快なのに。こんなに穢らわしいと思っているのに――。
こんな人間でも、すべてを赦し受け入れて、必要としてくれている。
その事実に僅かでも喜びを覚え、安堵し、不愉快な空間にさえ安寧を覚えている。
それが、この上なく惨めだった。
いきが、できない。
臓腑いっぱいに蒸留酒が詰まったにおいがするから。
いきが、できない。
深い海に沈んで、溺れていくように。
いきが、できない。
丘の上に昇らされ、吊り下げられているように。
※※※
背中に違和感を抱き、指先で触れようとするも、どこにも力が入らない。
できることは、静止だけ。
ズゥンと鈍い痛みが広がり、黴臭さが鼻につく。
僅かしか開かない瞼から辺りを覗こうとしても、首は蝋で固めたようにピクリともしない。
山田は困惑しながらも、目だけをきょろきょろと動かした。
屋根裏部屋なのだろうか。天井は屋根の形そのままで、天窓からわずかな明かりが差し込んでいた。
青白い光はか細くも頼りない。きっとあれは月明かりだ。
周囲に置かれているのは、幾つもの段ボールと積み上げられたハードカバーの本。
それと、ちょっとした棚ほどはあるドールハウス。
どれも見覚えがない。
――何か、やらかしたか。
山田は必死になって頭の中をひっくり返す。
街灯の少ない裏路地。自分だけの足音。行きつけのバー。ショットグラスの結露。ウイスキーの尖った香り……。
ドアノブの冷えた感触が、最後に残った断片だ。
――誰かに一服盛られたのだろうか。
焦りと恐怖に急き立てられ声を出そうとするが、口から空気が漏れるだけ。
隣には、柔らかで大きなくまのぬいぐるみが。
さらにその隣には、裸のトルソーやバラバラのマネキンなどが置かれている。
人間や動物をかたどったモノが放置された静寂の空間は、標本として青白い月光にパッケージされている。
トクン、トクン。
自分の心音だけが、辛うじて生としてその場に鎮座している。
――何だよ、一体誰がこんな所に僕を連れてきたんだ。
罪状を読み上げる、裁判官の突き放す声。幾度も見上げた、鉄格子と月。背中を指さし嘲笑する大衆。
確かに山田は、許されないことをした。
人を、殺した。殺して、逃げた。
殺したくせに死んでないロクデナシのクズなのはどうしようもない事実だ。
だが、理由のない暴力を受け入れる筋合いはない。
せめて誰か、どうして自分がこんな目にあっているのか。その理由くらい、説明してくれないか。
黴臭く冷たい空気が肺に満ちる。月明かりに照らされた手足は、いつもより青白く見える。 少し大きめの白いシャツと、裾の広いパンツは自分の服ではない。誰かが勝手に着替えさせたものだ。
――ダッサ。せめてもうちょっと、マシな服を着せてよ。
心の奥で小さく舌打ちをすることだけが、山田に出来る反逆だった。
重力に打ち付けられたまま呆けていると、床の軋む音がする。
直後、淀んだ室内に風が吹き抜けた。
「やぁ、山田くん。そろそろ起きたかな? 起きているよね。起きているはずだ。瞼が上がるかどうかはわからないけど、それは些末なことだ。大事なのは今の君に私の言葉が聞こえているということ。それだけだからね」
この場に似つかわしくない程、明るくよく通る声がうち捨てられた屋根裏部屋に反響する。
自信に満ちた芝居っぽい仕草は滑稽で、冷めた客席を盛り立てようとする白塗りのピエロだ。
カツン、カツン。
ぎし。ぎし。
乾いた靴音を鳴らし、床を軋ませながらやってきた男は、山田の顎を掴むと強引に顔を上げさせる。
まったく見覚えのない男だ。
一緒に仕事をしたことはもちろん、相席で食事をしたことすらない。
それなのに、男は陶酔と羨望の混じった瞳を潤ませている。
「あぁ……やっと手に入った。山田ガスマスクと呼んだ方がいい? それとも、以前の配信者としての名前のほうが馴染みがあるかな? それとも――」
見知らぬ男は、幼少期にだけ呼ばれていた山田の記号を口にする。
――誰なんだ。どうしてこんな事をするんだ。何が目的なんだ……。
様々な疑問が渦巻く中、男は何かを突きつける。
それは、赤黒く光る革の首輪だった。
「あはは、喋れないよね? 動けないよね? でも驚いているよね? そうだな……キミの事はひとまず山田くんって呼ばせてもらおうかな。私にとって一番馴染みのいい呼び方だから。……これ、つけさせてもらうよ。山田くん。今日からずーっと、私が可愛がってあげる。毎日お風呂にいれて、体にいい香りのクリームを塗って、髪を綺麗に整えて……」
カチャカチャと金属がこすれ、喉元が締め付けられる。
首輪の内側に逆立つ細かな毛は、山田の首をチクチクと責め立て、ひどく痒い。
「やっぱり、視線はちゃんと動いているね。うん、意識は戻っているようだ……計算通り。沈黙に留まる君の姿は、熟れた果実のように美味しそうだね」
男があまりに饒舌だったから、山田は自分のされたことに想像がついた。それが最悪のケースだということも、すぐに理解する。
――落ち着け、大丈夫だ。
目の前にいる男が誰かは知らないが、自分は被害者だ。助けは必ず――。
もう半年も、メッセージが届かないスマートフォン。
大量のスパムと、事務的なやりとりだけがつまったパソコン。
時々「死ね」と張り紙の貼られるアパートのドア。
どこにも、誰の声もない。
「そうだよ、山田くんはもう、せかいでひとりぼっちなんだ」
男は首輪から伸びた鎖を、指で弄ぶ。
「可哀想だねぇ。でも、もう大丈夫だよ。心配しなくても、これからずぅっと、この私が可愛がってあげるからね。ほら、もう安心だろう。だから、笑って。ふふ……ようこそ、私のかわいいお姫様」
男は山田の前に座ると、手元の鎖を手繰りながら山田の体を抱き、強引に唇を重ねる。
ねっとりとした舌が不快に口をかき回し、嫌悪ばかりが肥大する最中、水っぽい音がやけに響く。
こんなに不快なのに。こんなに穢らわしいと思っているのに――。
こんな人間でも、すべてを赦し受け入れて、必要としてくれている。
その事実に僅かでも喜びを覚え、安堵し、不愉快な空間にさえ安寧を覚えている。
それが、この上なく惨めだった。
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