インターネット字書きマンの落書き帳
人魚の世界のアライと人間のシンドーと(BL)
こどもだって~うまいんだもの
飲んだら こーいっちゃうよ
「ボーイズラブ!」
というワケで、平和な世界線で普通に付き合っている新堂×荒井の話をします。
普通に付き合っているんですが「諸事情により人魚の呪いを受けちゃってもう大変、これからずっと人魚なの~!?」になっている荒井概念が好きなので、人間の新堂×人魚の荒井の話ですよ。
どうか願うなら貴方も呪われてください。
飲んだら こーいっちゃうよ
「ボーイズラブ!」
というワケで、平和な世界線で普通に付き合っている新堂×荒井の話をします。
普通に付き合っているんですが「諸事情により人魚の呪いを受けちゃってもう大変、これからずっと人魚なの~!?」になっている荒井概念が好きなので、人間の新堂×人魚の荒井の話ですよ。
どうか願うなら貴方も呪われてください。
『人魚の赤い糸』
甘い雫が口の中にこぼれ墜ちる。
きっと荒井が、自分で口の中を噛んだのだろう。
そして、湧き出た鮮血を唇ごしに新堂へ注いでいるのだ。
普通の人間は、血が鉄と錆のような味がする。
だが、荒井の血はいつでも甘く、蜜のように蕩けて新堂の舌へと絡みついてきた。
荒井が言うには、これは呪いなのだという。
15の頃、大人たちに食べさせられた生肉が人魚の肉であり、どういう事情かは知らないがそれから荒井の体は成長もせず、病気もせず、怪我をしても傷もなくなおり、毒をあおっても死ぬことがない体になったのだという。
それが本当のことなのか、新堂は知らない。
だが荒井はキスをする時、しきりに自傷をこうして新堂に血を飲ませたがるのだ。
まるで新堂にもこの呪いを受けてほしいと切望するかのように。
「おい、荒井……また口の中、噛んだだろ……」
蕩ける程に甘い血に酔いながら、新堂は唇を離す。
涎はだらしなく滴り、透明な液体は真っ赤な鮮血へ染まって二人の唇に糸を引く。
それを拭おうとする手を、荒井はとっさに止めた。
「……拭かないでください。僕のキスは汚いですか?」
「そうじゃねぇけど……涎はベタつくだろ?」
「いいじゃないですか、もっとキスをして……どうせお互いドロドロに溶け合って混ざり合うんです。それに……どうか、あなたの手で千切るのはやめてください。赤い、糸を……」
窓から注ぐ月光の下、互いにまとわりつく唾液は銀糸のように輝く。
その糸は今、荒井の血で赤く染まっていた。
赤い糸で結ばれるなんて、まるでおとぎ話のようだが……。
「そうだな……切ったら、いけねぇか」
新堂は微かに笑うと、再び深い口づけをする。
おとぎ話の一頁に現れる人魚のような少年が託す赤い糸への思いを断ち切ることなどできなかった。
甘い雫が口の中にこぼれ墜ちる。
きっと荒井が、自分で口の中を噛んだのだろう。
そして、湧き出た鮮血を唇ごしに新堂へ注いでいるのだ。
普通の人間は、血が鉄と錆のような味がする。
だが、荒井の血はいつでも甘く、蜜のように蕩けて新堂の舌へと絡みついてきた。
荒井が言うには、これは呪いなのだという。
15の頃、大人たちに食べさせられた生肉が人魚の肉であり、どういう事情かは知らないがそれから荒井の体は成長もせず、病気もせず、怪我をしても傷もなくなおり、毒をあおっても死ぬことがない体になったのだという。
それが本当のことなのか、新堂は知らない。
だが荒井はキスをする時、しきりに自傷をこうして新堂に血を飲ませたがるのだ。
まるで新堂にもこの呪いを受けてほしいと切望するかのように。
「おい、荒井……また口の中、噛んだだろ……」
蕩ける程に甘い血に酔いながら、新堂は唇を離す。
涎はだらしなく滴り、透明な液体は真っ赤な鮮血へ染まって二人の唇に糸を引く。
それを拭おうとする手を、荒井はとっさに止めた。
「……拭かないでください。僕のキスは汚いですか?」
「そうじゃねぇけど……涎はベタつくだろ?」
「いいじゃないですか、もっとキスをして……どうせお互いドロドロに溶け合って混ざり合うんです。それに……どうか、あなたの手で千切るのはやめてください。赤い、糸を……」
窓から注ぐ月光の下、互いにまとわりつく唾液は銀糸のように輝く。
その糸は今、荒井の血で赤く染まっていた。
赤い糸で結ばれるなんて、まるでおとぎ話のようだが……。
「そうだな……切ったら、いけねぇか」
新堂は微かに笑うと、再び深い口づけをする。
おとぎ話の一頁に現れる人魚のような少年が託す赤い糸への思いを断ち切ることなどできなかった。
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