インターネット字書きマンの落書き帳
恋愛つよんちゅにもてあそばれる山ガス概念(黒×山ガス・BL)
都市伝説解体センターは公式も二次創作を補足してそう!(挨拶)
こわい!
見なかった事にしてください!
こういっておけば、万が一補足されていても大丈夫だろう。
心の安寧を得たので、堂々とBLを書きます!
黒沢×山ガスで、黒沢をからかおうとしたら逆に恋愛強人(れんあいつよんちゅ)の黒沢に翻弄される山ガスです。
山ガス♥
もてあそばれて♥(うちわをもつ姿)
こわい!
見なかった事にしてください!
こういっておけば、万が一補足されていても大丈夫だろう。
心の安寧を得たので、堂々とBLを書きます!
黒沢×山ガスで、黒沢をからかおうとしたら逆に恋愛強人(れんあいつよんちゅ)の黒沢に翻弄される山ガスです。
山ガス♥
もてあそばれて♥(うちわをもつ姿)
『あと少し、頑張るためのおまじない』
動画は編集の作業にも時間がかかる。
5Sの場合、全体の統括は黒沢が担当し、企画立案やスケジュール調整は栄子が。PRや次回予告などのメイントークは眉崎が。撮影は谷原、編集は主に山田が担当していた。
世間では不謹慎系配信グループだと揶揄されているが、一応大雑把な台本もあるし、配信ガイドライン的にNGの発言は避けたり伏せ字にしての対応など細々とした修正もかなり入れている。
そして、そのような細部の編集といった地味な仕事を担当するのはほとんどが谷原か山田だった。
これは、栄子や眉崎が機材にもPCにも疎いので自然とこうなった役割配分だし適材適所でもあると思うのだが、それでも地味な作業ばかり押し付けられている気がしないわけでもない。
だが、以前谷原が黒沢にそう文句をつけ、眉崎にアシスタントをやらせたら重要なファイルを上書きしてせっかく撮った動画がまるまる一つお蔵入りになったのだ。
それを考えると、多少面倒でも出来る人間が仕事をしたほうがいいだろう。眉崎のようにハナっから地味な作業を憶える気が無い手合いを前にしたら、尚更である。
その日の山田は、明日にはupしたい動画編集の詰めの作業に入っていた。
自宅のPCが不調だったこともあり、山田は黒沢の部屋まで行き、彼の持つ最新のPCで作業をする。動画編集をするにしてもオーバースペックといえる最新鋭のパワーマシンなだけあり、編集作業は普段よりスムーズに進んでいた。
あと小一時間ほどで作業も一段落するだろう。一気にやってしまおうか、それとも少し休憩を挟むか。休憩するほどでもないが、喉は渇いてきた。さてどうするかと思案しているとき、それまでソファーで熱心に本を読んでいた黒沢が顔を上げた。
「山田、悪いんだけど水を取ってきてくれないか? 冷蔵庫にペットボトルの水が入ってるはずだから、それを頼む」
山田も何か飲みたいと思っていたから、ちょうどいいタイミングだ。作業の手を止め身体を伸ばすと、山田は軽く手を上げ黒沢に合図をおくってから立ち上がり冷蔵庫へ向かう。
5Sメンバーのたまり場となっている黒沢のマンションは、いつ誰が来てもいいよう冷蔵庫には酒やジュースからスイーツまで、様々なものが詰め込まれていた。
黒沢希望のペットボトルの水の他にも、お茶やコーラなど実に様々な飲み物がずらりと並んでいる。それを見て、山田は水を一口飲めれば充分なのだと気付いた。
そしてペットボトルの水を手に取ると、無言でそれを開け一口飲む。
「おい、山田。それ、俺の水じゃないか?」
ソファーに足を投げ出して本を伏せ、黒沢は不服そうに言う。
山田はペットボトルを片手にのろのろと黒沢に歩み寄ると、ペットボトルを差し出しながら悪戯っぽく笑って見せた。
「はい、優弥サン。優弥サンの水には、僕から特別のオマジナイをかけておいたから。それ、レポートのために読んでる本でしょ? 頑張ってね」
山田の言葉に、黒沢は驚いたように目を見開く。
そして、やれやれとため息をつくとペットボトルを受け取り、残りの水を一気に飲み干した。
さて、黒沢を茶化して気分転換もしたし残りの作業に入ろう。
山田はそんな事を考えながらPCの前に戻ろうとする。
「おい、ちょっとまて山田」
そんな山田を、黒沢が呼び止めた。
一体何の用があるのだろうと振り返れば、いつの間にかすぐそばに黒沢が立っている。
どうしたんですか、黒沢さん。
そう言うより先に黒沢の大きな手が頬を捕らえ、唇が重なる。ほんの少し、触れるだけの挨拶程度のキスだったが、それでも山田を狼狽えさせるには充分すぎるほどの効果があった。
「なぁっ……な、な、何してるんですか黒沢さん!」
思わず後ずさりをし唇を袖口で拭う山田を、黒沢はさもおかしそうに笑って見る。
「何だ、自分からそういう真似をしておいて、随分と初心な反応だな……おまえも、あと少しで編集作業が終わるんだろう? 特別のオマジナイだよ。頑張ってくれ」
「い、言われなくても頑張りますよ。僕がやらなきゃ、終わらないんだから……あぁ、終わったらチェックお願いしますね」
「わかってる、頼りにしてるぞ」
黒沢は事もなげに告げると、ペットボトルをゴミ箱に捨てる。
その背中から目を背けるよう、山田は慌ててPCへと向かう。
唇にはわずかに、黒沢が愛用しているリップクリームのにおいが残っていた。
動画は編集の作業にも時間がかかる。
5Sの場合、全体の統括は黒沢が担当し、企画立案やスケジュール調整は栄子が。PRや次回予告などのメイントークは眉崎が。撮影は谷原、編集は主に山田が担当していた。
世間では不謹慎系配信グループだと揶揄されているが、一応大雑把な台本もあるし、配信ガイドライン的にNGの発言は避けたり伏せ字にしての対応など細々とした修正もかなり入れている。
そして、そのような細部の編集といった地味な仕事を担当するのはほとんどが谷原か山田だった。
これは、栄子や眉崎が機材にもPCにも疎いので自然とこうなった役割配分だし適材適所でもあると思うのだが、それでも地味な作業ばかり押し付けられている気がしないわけでもない。
だが、以前谷原が黒沢にそう文句をつけ、眉崎にアシスタントをやらせたら重要なファイルを上書きしてせっかく撮った動画がまるまる一つお蔵入りになったのだ。
それを考えると、多少面倒でも出来る人間が仕事をしたほうがいいだろう。眉崎のようにハナっから地味な作業を憶える気が無い手合いを前にしたら、尚更である。
その日の山田は、明日にはupしたい動画編集の詰めの作業に入っていた。
自宅のPCが不調だったこともあり、山田は黒沢の部屋まで行き、彼の持つ最新のPCで作業をする。動画編集をするにしてもオーバースペックといえる最新鋭のパワーマシンなだけあり、編集作業は普段よりスムーズに進んでいた。
あと小一時間ほどで作業も一段落するだろう。一気にやってしまおうか、それとも少し休憩を挟むか。休憩するほどでもないが、喉は渇いてきた。さてどうするかと思案しているとき、それまでソファーで熱心に本を読んでいた黒沢が顔を上げた。
「山田、悪いんだけど水を取ってきてくれないか? 冷蔵庫にペットボトルの水が入ってるはずだから、それを頼む」
山田も何か飲みたいと思っていたから、ちょうどいいタイミングだ。作業の手を止め身体を伸ばすと、山田は軽く手を上げ黒沢に合図をおくってから立ち上がり冷蔵庫へ向かう。
5Sメンバーのたまり場となっている黒沢のマンションは、いつ誰が来てもいいよう冷蔵庫には酒やジュースからスイーツまで、様々なものが詰め込まれていた。
黒沢希望のペットボトルの水の他にも、お茶やコーラなど実に様々な飲み物がずらりと並んでいる。それを見て、山田は水を一口飲めれば充分なのだと気付いた。
そしてペットボトルの水を手に取ると、無言でそれを開け一口飲む。
「おい、山田。それ、俺の水じゃないか?」
ソファーに足を投げ出して本を伏せ、黒沢は不服そうに言う。
山田はペットボトルを片手にのろのろと黒沢に歩み寄ると、ペットボトルを差し出しながら悪戯っぽく笑って見せた。
「はい、優弥サン。優弥サンの水には、僕から特別のオマジナイをかけておいたから。それ、レポートのために読んでる本でしょ? 頑張ってね」
山田の言葉に、黒沢は驚いたように目を見開く。
そして、やれやれとため息をつくとペットボトルを受け取り、残りの水を一気に飲み干した。
さて、黒沢を茶化して気分転換もしたし残りの作業に入ろう。
山田はそんな事を考えながらPCの前に戻ろうとする。
「おい、ちょっとまて山田」
そんな山田を、黒沢が呼び止めた。
一体何の用があるのだろうと振り返れば、いつの間にかすぐそばに黒沢が立っている。
どうしたんですか、黒沢さん。
そう言うより先に黒沢の大きな手が頬を捕らえ、唇が重なる。ほんの少し、触れるだけの挨拶程度のキスだったが、それでも山田を狼狽えさせるには充分すぎるほどの効果があった。
「なぁっ……な、な、何してるんですか黒沢さん!」
思わず後ずさりをし唇を袖口で拭う山田を、黒沢はさもおかしそうに笑って見る。
「何だ、自分からそういう真似をしておいて、随分と初心な反応だな……おまえも、あと少しで編集作業が終わるんだろう? 特別のオマジナイだよ。頑張ってくれ」
「い、言われなくても頑張りますよ。僕がやらなきゃ、終わらないんだから……あぁ、終わったらチェックお願いしますね」
「わかってる、頼りにしてるぞ」
黒沢は事もなげに告げると、ペットボトルをゴミ箱に捨てる。
その背中から目を背けるよう、山田は慌ててPCへと向かう。
唇にはわずかに、黒沢が愛用しているリップクリームのにおいが残っていた。
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