インターネット字書きマンの落書き帳
えっちの後は淡泊になりがちの荒井とそれが不安な新堂の話(新堂×荒井/BL)
平和な世界線で付き合ってる新堂×荒井の話をします。
何かすごく新堂×荒井が書きたくなったので……。
短いですが、えっちした翌日も身体が疼いてまだ抱かれ足りない気持ちを抱いている荒井が、自分の欲求を隠すためにそっけなくしてたら「えっちの後冷たいよなー」って新堂に思われてしまい「違う、そういう訳じゃない……」ってもだもだしつつ、happyになるような話ですよ。
終始イチャイチャしているし、話も事後です。
いいですね、事後です。
事後のイチャラブをどんどん摂取していこうな!
何かすごく新堂×荒井が書きたくなったので……。
短いですが、えっちした翌日も身体が疼いてまだ抱かれ足りない気持ちを抱いている荒井が、自分の欲求を隠すためにそっけなくしてたら「えっちの後冷たいよなー」って新堂に思われてしまい「違う、そういう訳じゃない……」ってもだもだしつつ、happyになるような話ですよ。
終始イチャイチャしているし、話も事後です。
いいですね、事後です。
事後のイチャラブをどんどん摂取していこうな!
『隠したい、暴きたい』
荒井が目を覚ましたのに気付いたのか、新堂はベッドに腰掛けると普段よりも優しい笑みを浮かべた。
「よぉ、おはようさん」
そう言いながら荒井の頬を撫でる新堂の手は大きく、そして暖かい。 よく日に焼けた肌も鍛えられて太い腕も健康的に思えるが、この手が昨晩は荒井の身体を撫で、肌の上を滑り、唇に触れ身体いっぱいに心地よい快楽をもたらした事を思い出すとひどく背徳的に思えた。
「おはよう……ございます」
荒井は頬に伸びた手を振り払うと、すぐさま布団に潜り込む。 温もりが身体の奥に広がると、昨晩の記憶がよみがえり身体の芯まで熱くなる自分が恥ずかしく思えたからだ。
もう昨夜の戯れは終わった。今は日常の時間であり、甘い言葉も夢のようなふれ合いも記憶の彼方に押しやって平静に過ごすべき時間なのだ。 冷静に、いつも通りに過ごさなければ。
思えば思う程、身体は昨夜の記憶を思い出すように熱くなり疼いていく。
はしたない。昨晩は意識が途切れるほど抱かれ、何度も声をあげて溢れるほど愛されたというのに、目覚めてすぐに求めてしまうなんて理性のない獣のようではないか。 抑えようのない欲求と羞恥心を隠すことに必死になる荒井に、新堂はどこか不安げな声で聞いた。
「大丈夫か荒井。身体、痛ェとか辛ェって所でもあるのか?」
「いえ、大丈夫です……気にしないでください」
「そうか。何か飲むか? 水でも……」
「今は必要ありません、心配しないでください」
抑えなければいけない。優しくされれば、すぐにでもまた抱かれたいと思ってしまうから。荒井の心と裏腹に、新堂は布団の上からも優しく荒井の身体をなぞる。それだけで、身体は溶けそうなほど歓喜に震えていた。
「……おまえさ、抱いた後っていつも冷たいよな」
優しい指先と違い、新堂はどこか寂しそうに言う。
「起きたら俺と目もあわせねぇし、言葉も少ねぇしよ……本当は無理してんじゃ無ぇのか? 俺は……こういうの慣れてねぇし、自分でも夢中でお前にひどい事してるって自覚もあるから……辛いなら言ってくれよ。悪い所があるなら直すし、嫌だと思ったら無理しねぇから……」
「ち、違います。違うんです新堂さん」
新堂の思わぬ言葉に荒井は思わず飛び起きた。多くを語らない自分に対し新堂が不安を抱いているなど、つゆほども思っていなかったからだ。
「違うんです、僕は……あ、貴方との夜があまりに心地よいので……その余韻が、起きてもまだ残り続けていて……はしたないとわかっているのですが、身体が疼いて、疼いて……起きてもまだ、貴方が欲しくなってしまうんです。それを抑えるために、朝はどうしても言葉が少なく……だから、新堂さんのせいではないんです、僕が……」
無意識にシーツを握りしめる。恥ずかしい事を言ってる自覚はあったが、新堂に誤解されるのは自分の恥を語るよりよっぽど恐ろしかった。
「ぼ、僕がいけないんです。自分がこんなにふしだらな自分を認めたくない一心で、黙り込んでしまって……」
最後の方は言葉にならない。恥ずかしさもあるが、何と説明していいのか戸惑ってしまったのもある。
だがそれでも、思いは充分に伝わったのだろう。新堂は再び荒井の頬に触れると、安心したように笑って見せた。
「そうか。いや、それなら……な。いいんだよ、お前にひでぇ事して、今度こそ嫌われたんじゃ無ェかって心配だったから……」
と、そこまで言うと耐えきれなかったように唇を重ねる。
突然のキスに戸惑う荒井を前に、新堂はその耳元で囁いた。
「……あとな、起きた後もガマンしてんのお前だけじゃねぇから。まだほしいってんなら俺は全然構わねぇんだけど、どうする」
それは甘い誘惑だ。軽率に飛びついたら、今日という一日全てが終わってしまうのもわかっていたし、浴びる程の快楽を与えられるのもわかっていた。
「欲しい、です……僕は、貴方が……」
だが、どうして抗う事ができるというのだろうか。
夢中になって手を伸ばせば、荒井の期待に答えるように太い腕が彼の華奢な身体を抱きしめる。 身体の奥底に残った熱はますます大きくなり、さらなる喜びを求めるよう、貪るようなキスをする最中も窓からは柔らかな日差しが注ぎ、部屋の中を照らしていた。
荒井が目を覚ましたのに気付いたのか、新堂はベッドに腰掛けると普段よりも優しい笑みを浮かべた。
「よぉ、おはようさん」
そう言いながら荒井の頬を撫でる新堂の手は大きく、そして暖かい。 よく日に焼けた肌も鍛えられて太い腕も健康的に思えるが、この手が昨晩は荒井の身体を撫で、肌の上を滑り、唇に触れ身体いっぱいに心地よい快楽をもたらした事を思い出すとひどく背徳的に思えた。
「おはよう……ございます」
荒井は頬に伸びた手を振り払うと、すぐさま布団に潜り込む。 温もりが身体の奥に広がると、昨晩の記憶がよみがえり身体の芯まで熱くなる自分が恥ずかしく思えたからだ。
もう昨夜の戯れは終わった。今は日常の時間であり、甘い言葉も夢のようなふれ合いも記憶の彼方に押しやって平静に過ごすべき時間なのだ。 冷静に、いつも通りに過ごさなければ。
思えば思う程、身体は昨夜の記憶を思い出すように熱くなり疼いていく。
はしたない。昨晩は意識が途切れるほど抱かれ、何度も声をあげて溢れるほど愛されたというのに、目覚めてすぐに求めてしまうなんて理性のない獣のようではないか。 抑えようのない欲求と羞恥心を隠すことに必死になる荒井に、新堂はどこか不安げな声で聞いた。
「大丈夫か荒井。身体、痛ェとか辛ェって所でもあるのか?」
「いえ、大丈夫です……気にしないでください」
「そうか。何か飲むか? 水でも……」
「今は必要ありません、心配しないでください」
抑えなければいけない。優しくされれば、すぐにでもまた抱かれたいと思ってしまうから。荒井の心と裏腹に、新堂は布団の上からも優しく荒井の身体をなぞる。それだけで、身体は溶けそうなほど歓喜に震えていた。
「……おまえさ、抱いた後っていつも冷たいよな」
優しい指先と違い、新堂はどこか寂しそうに言う。
「起きたら俺と目もあわせねぇし、言葉も少ねぇしよ……本当は無理してんじゃ無ぇのか? 俺は……こういうの慣れてねぇし、自分でも夢中でお前にひどい事してるって自覚もあるから……辛いなら言ってくれよ。悪い所があるなら直すし、嫌だと思ったら無理しねぇから……」
「ち、違います。違うんです新堂さん」
新堂の思わぬ言葉に荒井は思わず飛び起きた。多くを語らない自分に対し新堂が不安を抱いているなど、つゆほども思っていなかったからだ。
「違うんです、僕は……あ、貴方との夜があまりに心地よいので……その余韻が、起きてもまだ残り続けていて……はしたないとわかっているのですが、身体が疼いて、疼いて……起きてもまだ、貴方が欲しくなってしまうんです。それを抑えるために、朝はどうしても言葉が少なく……だから、新堂さんのせいではないんです、僕が……」
無意識にシーツを握りしめる。恥ずかしい事を言ってる自覚はあったが、新堂に誤解されるのは自分の恥を語るよりよっぽど恐ろしかった。
「ぼ、僕がいけないんです。自分がこんなにふしだらな自分を認めたくない一心で、黙り込んでしまって……」
最後の方は言葉にならない。恥ずかしさもあるが、何と説明していいのか戸惑ってしまったのもある。
だがそれでも、思いは充分に伝わったのだろう。新堂は再び荒井の頬に触れると、安心したように笑って見せた。
「そうか。いや、それなら……な。いいんだよ、お前にひでぇ事して、今度こそ嫌われたんじゃ無ェかって心配だったから……」
と、そこまで言うと耐えきれなかったように唇を重ねる。
突然のキスに戸惑う荒井を前に、新堂はその耳元で囁いた。
「……あとな、起きた後もガマンしてんのお前だけじゃねぇから。まだほしいってんなら俺は全然構わねぇんだけど、どうする」
それは甘い誘惑だ。軽率に飛びついたら、今日という一日全てが終わってしまうのもわかっていたし、浴びる程の快楽を与えられるのもわかっていた。
「欲しい、です……僕は、貴方が……」
だが、どうして抗う事ができるというのだろうか。
夢中になって手を伸ばせば、荒井の期待に答えるように太い腕が彼の華奢な身体を抱きしめる。 身体の奥底に残った熱はますます大きくなり、さらなる喜びを求めるよう、貪るようなキスをする最中も窓からは柔らかな日差しが注ぎ、部屋の中を照らしていた。
PR
COMMENT