インターネット字書きマンの落書き帳
し、新堂ォ~! 誕生日かー! めでてぇなッ生まれてくれてthank you!
新堂誠誕生日おめでとう生まれてくれてありがとうなッ……。
というわけで!
誕生日だから誕生日おめでとう文章を……上納します!
誕生日だからおめでとう文章を上納する!
何をしているんだろうなオタクという生き物は!
そう思うけど……生まれてくれてありがとう……。
その気持ちは忘れたくないぜ!
坂上が誕生日プレゼントにたこ焼きをわたしたから、タコパが開かれる。
そんな話をしています!
新堂はぴば!
というわけで!
誕生日だから誕生日おめでとう文章を……上納します!
誕生日だからおめでとう文章を上納する!
何をしているんだろうなオタクという生き物は!
そう思うけど……生まれてくれてありがとう……。
その気持ちは忘れたくないぜ!
坂上が誕生日プレゼントにたこ焼きをわたしたから、タコパが開かれる。
そんな話をしています!
新堂はぴば!
『誕生日のタコパ』
もうすぐ誕生日ですよね、何か欲しいものありますか?
誕生日の前、坂上は新堂にそんなメッセージを送れば
「祝ってくれるだけで嬉しいぜ。何かくれるなら、たこ焼き買ってきてくれ」
そんな返事が来る。
食べ物なんかでいいのだろうかと心配になるが、何度聞いても「たこ焼きでいい、辛口じゃないソースな」としか答えてくれないから、本当にたこ焼きだけでいいのだろうかと思いながら、坂上はたこ焼きを2パックほど買ってボクシング部の部室へ向かった。
夏の大会を控えた新堂は、夏休みになってからも練習のため毎日ボクシング部へと来ていた。
来月に入れば最後の詰めとして強化合宿を行い、その後にある大会が三年生にとって最後の活動なのだという。
きっと今日も激しい練習をしているのだろう。
そんな所に新聞部も、しかも後輩の自分なんかが入って大丈夫なのだろうか。
不安になりながらボクシング部の扉をあければ、ソースの香りが漂ってきた。
不思議に思って部室を覗けば、何故かそこにはたこ焼き器を使い、せっせとたこ焼きを焼いている男の姿があった。
「え、えぇ……」
驚きと困惑の入り交じった声をあげれば、練習場にいた新堂が顔を見せる。
「お、坂上か。よく来たな」
「し、新堂さん。あ、あの、お誕生日おめでとうございます……えっと……これ、プレゼントのたこ焼きです」
困惑しつつももってきたたこ焼きを差し出せば、新堂は嬉しそうに八重歯を見せて笑った。
「ありがとうな、いやー、お前までたこ焼きをプレゼントしてくれるとは……嬉しいぜ」
「え、えっと……他にもプレゼント、もらったんですか?」
坂上が問いかければ、後ろでたこ焼きを焼いている男がこたえた。
「さっき、栗原ちゃんと袖山ちゃんが来たよ。二人ともボクシング部じゃないってのに、律儀だよねぇ。他にもサッカー部の時に面倒見た後輩とか、助っ人で入ったバレー部、バスケ部、陸上部、その他もろもろの連中がそこ、たこ焼きいーっぱい置いていったから。いやー、部員たち全員で食べても余っちゃうんじゃないかなぁ」
そういいつつ、せっせとたこ焼きを焼いている。
今でも充分たくさんのたこ焼きが集まっているようだが、さらにこの男が量を増やしているようだ。
「えぇ、それだったら他のものを買ってきた方がよかったですか? 僕もたこ焼き買ってきちゃったんですけど」
坂上の問いかけに、新堂は笑ってみせた。
「いや、俺のリクエストだからな。実は、一度飽きるほどたこ焼きを食べてみたかったんだよなぁ」
飽きる程、と新堂は言ったが、今の時点で一生分のたこ焼きが部室に集まっている気がする。
その上で、さっきから見知らぬ金髪の男が黙々とたこ焼きを焼いてさらに量を増やしているのだ。
本当にこれだけの量を食べるのだろうか。
集まったたこ焼きを見渡す坂上に、たこ焼きを焼き続けている男が声をかけてきた。
「えーっと、坂上ちゃんだっけ?」
「あ、はい。あの、貴方は……」
「俺は大倉。もし時間があるなら、一緒にたこ焼き焼く? ……部活終わったら新堂と、ボクシング部の部員とみんなでタコパしようって話でさ。いま、袖山ちゃんと栗原ちゃんはジュース買いに行ってんの」
大倉と名乗った男は笑いながら、たこ焼きをせっせとひっくり返す。
その姿を見て、新堂も笑う。
「そう、せっかくならみんなで楽しもうと思ってな。坂上も一緒にたこ焼き食おうぜ。誕生日でも何でも、みんなで楽しんだ方がいいもんな」
そうして新堂に背中を押され、坂上は改めて気付く。
祝ってくれるだけで嬉しい。新堂のその言葉には嘘はなく、皆と一緒に楽しめる時間が彼にとっては最高のプレゼントなのだろう。
「……だったら、僕もたこ焼きを焼きますね。今日はいっぱい楽しみましょう」
坂上は笑顔で新堂を見つめれば、新堂は少し照れたように笑うと、練習場へと戻っていった。
もうすぐ誕生日ですよね、何か欲しいものありますか?
誕生日の前、坂上は新堂にそんなメッセージを送れば
「祝ってくれるだけで嬉しいぜ。何かくれるなら、たこ焼き買ってきてくれ」
そんな返事が来る。
食べ物なんかでいいのだろうかと心配になるが、何度聞いても「たこ焼きでいい、辛口じゃないソースな」としか答えてくれないから、本当にたこ焼きだけでいいのだろうかと思いながら、坂上はたこ焼きを2パックほど買ってボクシング部の部室へ向かった。
夏の大会を控えた新堂は、夏休みになってからも練習のため毎日ボクシング部へと来ていた。
来月に入れば最後の詰めとして強化合宿を行い、その後にある大会が三年生にとって最後の活動なのだという。
きっと今日も激しい練習をしているのだろう。
そんな所に新聞部も、しかも後輩の自分なんかが入って大丈夫なのだろうか。
不安になりながらボクシング部の扉をあければ、ソースの香りが漂ってきた。
不思議に思って部室を覗けば、何故かそこにはたこ焼き器を使い、せっせとたこ焼きを焼いている男の姿があった。
「え、えぇ……」
驚きと困惑の入り交じった声をあげれば、練習場にいた新堂が顔を見せる。
「お、坂上か。よく来たな」
「し、新堂さん。あ、あの、お誕生日おめでとうございます……えっと……これ、プレゼントのたこ焼きです」
困惑しつつももってきたたこ焼きを差し出せば、新堂は嬉しそうに八重歯を見せて笑った。
「ありがとうな、いやー、お前までたこ焼きをプレゼントしてくれるとは……嬉しいぜ」
「え、えっと……他にもプレゼント、もらったんですか?」
坂上が問いかければ、後ろでたこ焼きを焼いている男がこたえた。
「さっき、栗原ちゃんと袖山ちゃんが来たよ。二人ともボクシング部じゃないってのに、律儀だよねぇ。他にもサッカー部の時に面倒見た後輩とか、助っ人で入ったバレー部、バスケ部、陸上部、その他もろもろの連中がそこ、たこ焼きいーっぱい置いていったから。いやー、部員たち全員で食べても余っちゃうんじゃないかなぁ」
そういいつつ、せっせとたこ焼きを焼いている。
今でも充分たくさんのたこ焼きが集まっているようだが、さらにこの男が量を増やしているようだ。
「えぇ、それだったら他のものを買ってきた方がよかったですか? 僕もたこ焼き買ってきちゃったんですけど」
坂上の問いかけに、新堂は笑ってみせた。
「いや、俺のリクエストだからな。実は、一度飽きるほどたこ焼きを食べてみたかったんだよなぁ」
飽きる程、と新堂は言ったが、今の時点で一生分のたこ焼きが部室に集まっている気がする。
その上で、さっきから見知らぬ金髪の男が黙々とたこ焼きを焼いてさらに量を増やしているのだ。
本当にこれだけの量を食べるのだろうか。
集まったたこ焼きを見渡す坂上に、たこ焼きを焼き続けている男が声をかけてきた。
「えーっと、坂上ちゃんだっけ?」
「あ、はい。あの、貴方は……」
「俺は大倉。もし時間があるなら、一緒にたこ焼き焼く? ……部活終わったら新堂と、ボクシング部の部員とみんなでタコパしようって話でさ。いま、袖山ちゃんと栗原ちゃんはジュース買いに行ってんの」
大倉と名乗った男は笑いながら、たこ焼きをせっせとひっくり返す。
その姿を見て、新堂も笑う。
「そう、せっかくならみんなで楽しもうと思ってな。坂上も一緒にたこ焼き食おうぜ。誕生日でも何でも、みんなで楽しんだ方がいいもんな」
そうして新堂に背中を押され、坂上は改めて気付く。
祝ってくれるだけで嬉しい。新堂のその言葉には嘘はなく、皆と一緒に楽しめる時間が彼にとっては最高のプレゼントなのだろう。
「……だったら、僕もたこ焼きを焼きますね。今日はいっぱい楽しみましょう」
坂上は笑顔で新堂を見つめれば、新堂は少し照れたように笑うと、練習場へと戻っていった。
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