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インターネット字書きマンの落書き帳

   
ちったくなった荒井くんとそれを保護する新堂さん(新堂×荒井/BL)
平和な世界線で普通に付き合ってる新堂×荒井の話を……書きます!
これは挨拶を兼ねた幻覚の説明です。

受けのショタ化したいよぉ!
俺だっていちショタコンとして受けのショタ化大好きなんだよォ!
という魂の叫びにより、荒井くんが小さくなる話を書く事にしました。

果たして荒井は大きくなるのか!?
それとも、とりあえず小さくしたままで俺が満足してしまうのか!?

乞うご期待!
新堂のご家庭を模造していますが、二次創作は幻覚選手権なのでお詫びしません。



『ちったくなった荒井くん』

 新堂誠が家に帰るなり、両親が随分と驚いた様子で玄関まで飛び出てきた。

「誠! 誠っ、荒井くんがね」
「荒井くんの弟か従兄弟かそういう関係だと思うんだが……」
「とにかく、用があるからって誠のところにまで……今、あんたの部屋にいるからすぐに見てきなさい」

 何もわからない伝聞を受け、仕方なしに二階の自室へ入った時、両親ともにそれだけ困惑した理由は一目で把握できた。

「……誠さん」

 新堂の部屋でちょこんと座っていたのは、明らかに荒井昭二の姿だ。
 だがサイズが違う。今の荒井はせいぜい小学校の低学年か、幼稚園児くらいに見えるからだ。  顔立ちには明らかに荒井の面影はあるが、果たして彼は何者だろう。こちらの名前を知ってはいるようだし、普通に考えれば従兄弟や甥といった血縁関係だろうがここは鳴神学園で自分たちはその生徒なのだから、普通じゃない状況も考えなければいけない。

「え、あ? えっと……荒井か? 荒井昭二……なのか?」

 驚きつつも名前を聞けば、荒井は幾分か安心したように頷いて見せた。

「はい、荒井昭二です。よかった、こんなに身体が縮んでしまっても僕だとわかってくれたんですね……」
「いや、一瞬荒井の親戚かとは思ったんだけど、お前の小さい頃の写真そっくりだったからな……って、どうしたってんだよその姿。何でそんな縮んだんだ、小っさいな!?」

 新堂は小さくなった荒井の前に跪くと、柔らかそうなほっぺたに指先で触れる。 サイズは小さいが口調といい所作といい、その少年は荒井昭二そのものだった。行動や立ち振る舞いを見る限り、見た目こそ小さいが頭脳の方は普段の荒井と大差ないのだろう。
 それでも彼を見た瞬間に荒井昭二そのものだと認める事ができたのは、鳴神学園という怪異の巣窟に通い続けていたという事と、新堂自身が漫画のような絵空事も本気で信じている訳ではないが、あったほうが断然に面白いなんて気楽な考えの性格だからだろう。
 荒井は新堂にされるがまま、頬を伸ばされると困ったような顔を向けた。

「実はどうしてこの姿になっているのか、自分でもわからないんですよ。目が覚めた時、もう身体がこの大きさになっていたんです。幸いなことに頭の中まで子供に戻ってしまったとか、これ以上身体が縮んでいくといった事はないんですが……」

 荒井は少しオーバーサイズのトレーナーを折りながら、自分自身の姿を見つめる。 荒井の頬が赤くなり湯上がりのように火照っている所からも、すでに新堂家で夕食を終え風呂にまで入れられたのは明白だった。見れば部屋の片隅に荒井が着てきたらしい服が丁重に折りたたまれておかれている。家にあるサイズの小さい服などを引っ張り出してきて何とか外に出られるだけの服へと着替えてきたのだろう。
 見た限り今の荒井は小学校の低学年か幼稚園児くらいだ。荒井の実年齢からすると10歳近くは若返っている事になる。この姿で高校に行っても子供が紛れ込むなと追い出されるだけだろうし、家にいたところで家族に不審がられて追い出されるのは目に見えている。
 同じ鳴神学園に通い、こういった怪異を日常的に目の当たりにしてきた新堂の家に逃げてきたのはある意味当然だったろう。新堂の家は以前から荒井も出入りしているので両親が荒井の顔を知っているのも大きい。

「でも、よくここまで来られたもんだな。俺の家、遠かっただろ?」
「えぇ、ですが貯金もあるのでさして困りませんでしたよ。流石に一人で電車に乗っているのは訝しがられましたけど……」
「家にもよく入れたな? 今日はおふくろが居たはずだが……」
「えぇ、おばさんには『荒井昭二の従兄弟です』と伝えたらすぐ可愛いといいながら部屋にいれてくれて、何か……美味しいものを沢山食べさせてくれました……」

 新堂の母は以前から荒井昭二のことを小動物かと思っているような節がある。小柄で華奢な彼を見ていると小さすぎて不安になるのか、ついお菓子やら食事やらを多めに与えてしまうというのだ。今日の荒井は普段よりさらに小さくてかわいい子供だから、きっとさぞ美味しいものをぎゅうぎゅうと詰め込まれたに違いない。

「しかし、どうしたもんかな……急に子供になっていた、か」

 新堂は着替えると荒井の前に座り頬杖をつく。

「身体を縮めたりしそうな奴と言えば、ウチならやっぱり白髪鬼だろ?」
「白木先生ですか……僕は普段から白木先生に色々と質問をしに行っていますが、言うほど奇妙な実験をしているとは思えないんですよね」
「でも、あいつは旧校舎のどこかに秘密の実験室をもってるとか、隠し扉の向こうに地下に通じる階段があるとか、そんな噂がいっぱいある奴だぜ。荒井だって白髪鬼の行動を全部把握している訳じゃないだろ」
「それもそうですが……最初から白木先生を疑うのは、やはりリスクが高い気と思います。内緒で白木先生の研究室に侵入して、無事に済むとは思えませんから。行くとしたらもう少し、人手が欲しいですよね……」
「それもそうだな、日野に声をかけてみるか……あいつ面倒見はいいし、以前から白木について調べたがっていたしな……あと思い当たるのは、何だ?」
「オカルト案件だったら、やはり元木さんの意見も聞いておきたいですよね。彼女なら何かわかるかもしれませんから」
「元木も忙しいんだよな、学校行きながら除霊ってのか? そういう拝み屋みたいなことしてるんだろ。学校来てればいいんだけどな……」
「来ていなくても、坂上くんの力を借りる事ができれば連絡くらいはつきますよ。僕としてはあまり人を巻き込みたくないんですけれども、背に腹は代えられませんから」
「あと頼れそうなスジは、綾小路か……」
「鳴神学園付属病院は出来れば後回しにしたいですね、そのまま行方不明になりたく無いですから」

 話している最中に、荒井はすでにうつらうつらし始めていた。きっと新堂の母親に沢山食べさせられたあと、暖かいお風呂にも入れられて散々と可愛がられたのだろう。それでなくとも荒井の家から新堂の家までは結構な距離があり、子供の身体で歩くのは辛かったに違いない。
 新堂は荒井の身体を軽く抱き上げると、優しく背中をさすってやった。

「おい、荒井。もう眠いんだろ? とりあえず、今日は寝ちまえよ、子供はとっくに寝る時間だからな」
「ん……まだ、大丈夫ですよ……」
「心配しなくても、案外明日になったら元の大きさに戻ってるかもしれねぇだろ。幸い、これ以上は小さくならねぇみたいだし、他の奴らへの連絡は俺に任せて、今はちょっと休んでおけよ。ほら……」
「はい……」

 言ってる間にもう、荒井は腕の中で寝息を立てていた。やはり新堂の家まで来るのは疲れたし心細くもあったのだろう。
 新堂は荒井をそっとベッドに寝かせると、ふっくらした頬に触れて自然と苦笑いをしていた。

「とにかく、早く戻してやらないと俺の方も問題だぜ……流石にこんな小さい荒井をつれて歩いてたら、誘拐犯に間違えられそうだぜ」

 そうして、眠る荒井の頭を優しく撫でてやるのだった。

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インターネット駄文書き
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ネットの中に浮ぶ脳髄。
紳士をこじらせているので若干のショタコンです。
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