インターネット字書きマンの落書き帳
ベッドに入ったらギュっとされる話(しんあら・BL)
平和な世界線で普通に付き合ってる新堂パイセンと荒井くんの話をしています。(挨拶)
日常的に荒井くんの家に遊びに来て泊まっているような新堂パイセンの何でもない話。
何でもない日常の話! 何でもない日常のはなし。
何でもない日常で特に何をする訳でもなくただお互いがいる空気だけある、交わす言葉が乏しくともその空気を感じたい時あるでしょう?
ない? 今日からあることにしようよッ!
そう思ったので、荒井ん家に遊びに行ったけど割と即寝てる新堂さんの話です。
季節的には冬のイメージで書いてるんですよね……。
でも世界観設定的に冬がくると新堂さんも進路とかあって忙しかろうから……とか思っちゃった俺の現実性が季節を曖昧にしました。
でも冬のせいです。
はい。
日常的に荒井くんの家に遊びに来て泊まっているような新堂パイセンの何でもない話。
何でもない日常の話! 何でもない日常のはなし。
何でもない日常で特に何をする訳でもなくただお互いがいる空気だけある、交わす言葉が乏しくともその空気を感じたい時あるでしょう?
ない? 今日からあることにしようよッ!
そう思ったので、荒井ん家に遊びに行ったけど割と即寝てる新堂さんの話です。
季節的には冬のイメージで書いてるんですよね……。
でも世界観設定的に冬がくると新堂さんも進路とかあって忙しかろうから……とか思っちゃった俺の現実性が季節を曖昧にしました。
でも冬のせいです。
はい。
『温もりの特等席』
荒井昭二がシャワーを浴び自室に戻るとすでに新堂誠はベッドを占領し寝息を立てていた。
「新堂さん、寝ているんですか?」
声をかければ「寝てねぇ」なんて返事はあるがひどく曖昧な発音からただ反射で答えているのは明らかだ。 今日は随分と疲れている様子で夕食の最中もうとうとしていたから仕方ないだろう。荒井は濡れた髪をタオルで拭きながら携帯ゲームを手に取ると音量を下げてゲームを始める。
互いにふれ合いながらゆっくりと語らう時間を楽しみにしていなかったといえば嘘になるのだが無理矢理起こしても新堂の機嫌が悪くなるだけだろう。それに、何もしなくてもただ近くに存在を感じられるだけで充分なほどの安らぎを得られるのだから無理に起こす必用などない。
椅子の上で膝をかかえゲームをしているうち夜は更けていく。携帯ゲームの充電も心許なくなった頃は0時を過ぎており、シャワーを浴びて濡れていた髪が乾いているのを確認すると荒井はゲームを充電器に差し込んでからベッドへと向かった。
ほとんど新堂に乗っ取られてはいたが自分の寝る場所は何とか確保できそうだったし今から床に蒲団を敷くのも億劫に思えたからだ。
「僕も寝ますから少し端に行ってくれませんか、新堂さん」
声をかけてから軽く肩を押しやれば「あぁ」と鈍い反応をして新堂は少しばかりベッドの端に移動する。空いたスペースはお世辞にも広くはなかったが何とか横にはなれるだろうと思い中へと入ればまるでそれを待っていたかのように新堂は荒井の身体を抱きしめた。
「ちょっと、新堂さん。起きているんですか」
不意に抱きしめられた事に驚きながら声をかけるが、新堂は「んぅ、うん」と返事なのかもわからない言葉を漏らしながら荒井を抱きしめる腕の力だけは強くなっていく。
会話になってないのだから眠っている無意識の行動なのだろう。荒井の身体を抱き枕かなにかと勘違いしているのかとも思うがやや冷えた身体に伝わる温もりは悪くない。
「勝手に馴れ馴れしく触ってくるような相手は苦手なんですけれども」
荒井は小さくため息をつくと自分よりも太い新堂の腕を撫でてから笑う。
「貴方だけは特別なんですからね」
そして身体を抱かれたまま温もりへと身を委ね微睡みへと落ちていった。
荒井昭二がシャワーを浴び自室に戻るとすでに新堂誠はベッドを占領し寝息を立てていた。
「新堂さん、寝ているんですか?」
声をかければ「寝てねぇ」なんて返事はあるがひどく曖昧な発音からただ反射で答えているのは明らかだ。 今日は随分と疲れている様子で夕食の最中もうとうとしていたから仕方ないだろう。荒井は濡れた髪をタオルで拭きながら携帯ゲームを手に取ると音量を下げてゲームを始める。
互いにふれ合いながらゆっくりと語らう時間を楽しみにしていなかったといえば嘘になるのだが無理矢理起こしても新堂の機嫌が悪くなるだけだろう。それに、何もしなくてもただ近くに存在を感じられるだけで充分なほどの安らぎを得られるのだから無理に起こす必用などない。
椅子の上で膝をかかえゲームをしているうち夜は更けていく。携帯ゲームの充電も心許なくなった頃は0時を過ぎており、シャワーを浴びて濡れていた髪が乾いているのを確認すると荒井はゲームを充電器に差し込んでからベッドへと向かった。
ほとんど新堂に乗っ取られてはいたが自分の寝る場所は何とか確保できそうだったし今から床に蒲団を敷くのも億劫に思えたからだ。
「僕も寝ますから少し端に行ってくれませんか、新堂さん」
声をかけてから軽く肩を押しやれば「あぁ」と鈍い反応をして新堂は少しばかりベッドの端に移動する。空いたスペースはお世辞にも広くはなかったが何とか横にはなれるだろうと思い中へと入ればまるでそれを待っていたかのように新堂は荒井の身体を抱きしめた。
「ちょっと、新堂さん。起きているんですか」
不意に抱きしめられた事に驚きながら声をかけるが、新堂は「んぅ、うん」と返事なのかもわからない言葉を漏らしながら荒井を抱きしめる腕の力だけは強くなっていく。
会話になってないのだから眠っている無意識の行動なのだろう。荒井の身体を抱き枕かなにかと勘違いしているのかとも思うがやや冷えた身体に伝わる温もりは悪くない。
「勝手に馴れ馴れしく触ってくるような相手は苦手なんですけれども」
荒井は小さくため息をつくと自分よりも太い新堂の腕を撫でてから笑う。
「貴方だけは特別なんですからね」
そして身体を抱かれたまま温もりへと身を委ね微睡みへと落ちていった。
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