インターネット字書きマンの落書き帳
坂上くんの誕生日にプレゼントを渡す新堂パイセン
坂上修一くんのお誕生日が9月18日なので、少し先めに誕生日の話を書こうと思いました。
(ここまで挨拶)
朝、登校する時に新堂パイセンに呼ばれてプレゼントを渡される。
そんな坂上くんと新堂パイセンの話です。
誕生日プレゼントを渡す新堂パイセンの話ですが俺は新堂×荒井の思想が強い人なので新堂×坂上になることはなく、むしろ強めの新堂×荒井の思想が出ています。
妙なところに強い自我!
なので「嬉しい! どうしよう!」みたいなプレゼントを渡してくる新堂の話ですよ。
何となく、坂上くんと語り部が仲がいいといいなと思って生きています。
坂上くん駅から鳴神学園に通学しているのは定期もっているからそうかな……というイメージですし、新堂パイセンと駅と会うのも新堂パイセンも電車通学っぽいな、というイメージです。
(ここまで挨拶)
朝、登校する時に新堂パイセンに呼ばれてプレゼントを渡される。
そんな坂上くんと新堂パイセンの話です。
誕生日プレゼントを渡す新堂パイセンの話ですが俺は新堂×荒井の思想が強い人なので新堂×坂上になることはなく、むしろ強めの新堂×荒井の思想が出ています。
妙なところに強い自我!
なので「嬉しい! どうしよう!」みたいなプレゼントを渡してくる新堂の話ですよ。
何となく、坂上くんと語り部が仲がいいといいなと思って生きています。
坂上くん駅から鳴神学園に通学しているのは定期もっているからそうかな……というイメージですし、新堂パイセンと駅と会うのも新堂パイセンも電車通学っぽいな、というイメージです。
『新堂からのプレゼント』
「おー、いたいた。坂上ー、こっちだこっち。おーい」
駅から出て、鳴神学園に向かう生徒の流れに身を任せるよう普段通りの通学路を歩いていた坂上を新堂が呼び止める。 何だろうと不思議に思い振り返った坂上の目に入ったのは、重そうな段ボールを小脇にかかえた新堂の姿だった。
「どうしたんですか、新堂さん。その荷物……」
新堂に近づいて見れば、見慣れたコーラのロゴが印刷されている。どうやら箱買いしたコーラのようだ。 少なくても10本以上はあるだろうが、ボクシング部の部員たちに配るのだろうか。3年の部活は8月いっぱいで終了し、二学期からは2年生が主軸になって活動をしているはずだが新堂はボクシング部のキャプテンだったから今でも部員の面倒を見ていても不思議ではなかったから、坂上はそんな事を想像した。
実際、8月で引退といっても二学期に入ってすぐに部へ出なくなる3年は案外に少なく、特に部長・副部長と役職つきの生徒は文化祭くらいまで良く顔を出したりするものだ。 新聞部も便宜上、すでに部長・副部長とも2年生に変わっているが朝比奈や日野も新聞編集の手伝いなどに顔を出してくれている。
だからきっと、新堂もボクシング部の後輩たちに差し入れでもするため箱買いしたコーラなど抱えているのだろうと思ったのだが。
「おう、これお前にだ。ほらよ」
なんて言ったかと思うと、ずっしり重い箱コーラを坂上へと手渡した。
「えぇえぇええええぇぇ!? ど、どうしてですかコレ、こんなに……」
「いや、おまえ誕生日だろ。9月18日だったよな」
驚き声をあげれば、新堂はしれっとそう言ってのける。
以前新堂たちとメッセージをやりとりしている時に誕生日の話題になってその時に自分の誕生日を教えた気がするがまさか覚えてくれているとは思わなかった。 しかも、こんな物理的に重いプレゼントをくれるとは。
「お、覚えててくれたんですか。ありがとうございます」
「あぁ、おまえの誕生日、荒井と同じ日なんだよな。荒井のが二ヶ月遅いんだけどよ」
「でも、これ……」
「何が喜ぶか分からなかったからよォ、とりあえずコーラなら飲んでたよなと思って、コーラにしといたぜ。これだけあればしばらくはコーラに困ん無ェだろ、何でも沢山あるほうが景気いいもんなッ」
新堂はさも当然といった様子でカラカラと笑って見せる。どうやら本当に善意で箱買いしたコーラをもってきたらしい。
自分の体力を基準にしているから箱買いしたコーラを持ち歩くのは重くて大きくて邪魔であるという認識は殆どないのだろう。実際、新堂はここまで何ら問題なく箱コーラを持ち運んでいたのだから。
「そ、そうですね。ありがとうございますッ……わっ、わわっ……」
ともかく、新堂は坂上の誕生日を本気で祝ってくれていて、わざわざプレゼントまで準備してくれているのだ。物理的に重いが喜ぶべき事だろう。
頭でそれは分かっているが、持たされたコーラが軽くなってくれる訳ではない。
歩いてみるも重みでふらつく坂上を見て、新堂は呆れたような顔を見せた。
「何だよ、これくらいでフラつくとかお前本当に貧弱だな」
「す、すいません……まさかこんなにいっぱいプレゼントをもらえるとは思っていなかったんで……」
「仕方ねぇな、おまえの教室までは運んでやるよ。3階の教室だったよな」
よほど足取りが頼りなく見えたのだろう。新堂は坂上からコーラの箱を受け取ると、軽々それを持ち上げて先に歩き出す。
「あ、ありがとうございます、新堂さん」
箱コーラを抱え歩き出す新堂の後を、坂上は慌てて付いていく。
一体どうやってあの箱コーラを持ち帰ろうか、そんな考えが頭をもたげてくるが、それ以上に誕生日を祝ってくれる人がいる。その事実が今はただ嬉しかった。
「おー、いたいた。坂上ー、こっちだこっち。おーい」
駅から出て、鳴神学園に向かう生徒の流れに身を任せるよう普段通りの通学路を歩いていた坂上を新堂が呼び止める。 何だろうと不思議に思い振り返った坂上の目に入ったのは、重そうな段ボールを小脇にかかえた新堂の姿だった。
「どうしたんですか、新堂さん。その荷物……」
新堂に近づいて見れば、見慣れたコーラのロゴが印刷されている。どうやら箱買いしたコーラのようだ。 少なくても10本以上はあるだろうが、ボクシング部の部員たちに配るのだろうか。3年の部活は8月いっぱいで終了し、二学期からは2年生が主軸になって活動をしているはずだが新堂はボクシング部のキャプテンだったから今でも部員の面倒を見ていても不思議ではなかったから、坂上はそんな事を想像した。
実際、8月で引退といっても二学期に入ってすぐに部へ出なくなる3年は案外に少なく、特に部長・副部長と役職つきの生徒は文化祭くらいまで良く顔を出したりするものだ。 新聞部も便宜上、すでに部長・副部長とも2年生に変わっているが朝比奈や日野も新聞編集の手伝いなどに顔を出してくれている。
だからきっと、新堂もボクシング部の後輩たちに差し入れでもするため箱買いしたコーラなど抱えているのだろうと思ったのだが。
「おう、これお前にだ。ほらよ」
なんて言ったかと思うと、ずっしり重い箱コーラを坂上へと手渡した。
「えぇえぇええええぇぇ!? ど、どうしてですかコレ、こんなに……」
「いや、おまえ誕生日だろ。9月18日だったよな」
驚き声をあげれば、新堂はしれっとそう言ってのける。
以前新堂たちとメッセージをやりとりしている時に誕生日の話題になってその時に自分の誕生日を教えた気がするがまさか覚えてくれているとは思わなかった。 しかも、こんな物理的に重いプレゼントをくれるとは。
「お、覚えててくれたんですか。ありがとうございます」
「あぁ、おまえの誕生日、荒井と同じ日なんだよな。荒井のが二ヶ月遅いんだけどよ」
「でも、これ……」
「何が喜ぶか分からなかったからよォ、とりあえずコーラなら飲んでたよなと思って、コーラにしといたぜ。これだけあればしばらくはコーラに困ん無ェだろ、何でも沢山あるほうが景気いいもんなッ」
新堂はさも当然といった様子でカラカラと笑って見せる。どうやら本当に善意で箱買いしたコーラをもってきたらしい。
自分の体力を基準にしているから箱買いしたコーラを持ち歩くのは重くて大きくて邪魔であるという認識は殆どないのだろう。実際、新堂はここまで何ら問題なく箱コーラを持ち運んでいたのだから。
「そ、そうですね。ありがとうございますッ……わっ、わわっ……」
ともかく、新堂は坂上の誕生日を本気で祝ってくれていて、わざわざプレゼントまで準備してくれているのだ。物理的に重いが喜ぶべき事だろう。
頭でそれは分かっているが、持たされたコーラが軽くなってくれる訳ではない。
歩いてみるも重みでふらつく坂上を見て、新堂は呆れたような顔を見せた。
「何だよ、これくらいでフラつくとかお前本当に貧弱だな」
「す、すいません……まさかこんなにいっぱいプレゼントをもらえるとは思っていなかったんで……」
「仕方ねぇな、おまえの教室までは運んでやるよ。3階の教室だったよな」
よほど足取りが頼りなく見えたのだろう。新堂は坂上からコーラの箱を受け取ると、軽々それを持ち上げて先に歩き出す。
「あ、ありがとうございます、新堂さん」
箱コーラを抱え歩き出す新堂の後を、坂上は慌てて付いていく。
一体どうやってあの箱コーラを持ち帰ろうか、そんな考えが頭をもたげてくるが、それ以上に誕生日を祝ってくれる人がいる。その事実が今はただ嬉しかった。
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