インターネット字書きマンの落書き帳
抱いても抱いても抱き足りない(新堂荒)/BL
平和な世界線で付き合ってる新堂×荒井の話をします。
新堂×荒井のこと好きかい! 今日から好きになろうぜ!
好きにならなくても、興味をもってくれるだけでもいいんだぜ!
Twitterで、何度もセクロスを求めるのは愛されているか不安だから……。
的なpostを見かけたので、新堂も荒井に愛されてるか不安で何度も求めるんじゃないかな、なんて思ったので書いてみました。
それじゃなくても健康優良児だから、回数めっちゃこなせそう!
と勝手に思ってます。
今日も愛が深い男と愛が重い男、いっぱい書いていきましょうね♥
新堂×荒井のこと好きかい! 今日から好きになろうぜ!
好きにならなくても、興味をもってくれるだけでもいいんだぜ!
Twitterで、何度もセクロスを求めるのは愛されているか不安だから……。
的なpostを見かけたので、新堂も荒井に愛されてるか不安で何度も求めるんじゃないかな、なんて思ったので書いてみました。
それじゃなくても健康優良児だから、回数めっちゃこなせそう!
と勝手に思ってます。
今日も愛が深い男と愛が重い男、いっぱい書いていきましょうね♥
『溺れて壊れるまで』
僅かな微睡みの後、荒井はゆるゆると夢から目覚める。
薄暗い室内に秒針の音がやけに大きく聞こえる。時計を見れば午前零時を過ぎた頃だった。
どんな夢を見たのか覚えていないが、幸せな気持ちだけが心に広がる。温かな毛布に包まれた身体は心地よい倦怠感に満ちていた。
「荒井、気がついたのか」
声の方を見れば、ベッド脇に新堂が立っていた。片手には水のペットボトルが握られており、心配そうにこちらを見ている。
その姿を見て荒井は自分が新堂に激しく抱かれ、波打つような快楽に飲み込まれたまま意識を手放した事を思い出した。
新堂はいつでも抱くまでは躊躇いと羞恥に満ちてなかなか触れようとしないのだが、ひとたび肌を合わせれば理性が弾けたように躊躇なく、そして激しく抱くのだ。元々新堂の方が体力が勝るのもあり、肌を重ねる時、荒井が先に快楽の濁流に押しつぶされ微睡むように気を失うのが常になっていた。
「すいません、また気を失っていたようですね……」
半身を起こし髪をかき上げてため息をつけば、新堂はもっていた水を差し出す。
自分のために持ってきたのだろうから受け取るのも悪いと思ったが、とても立てる状態ではないので素直に受け取り一口飲む。冷たい水の清涼感が内側の熱を冷ましてくれた。
人心地つく荒井のベッドへ腰掛けると、新堂は自然と唇を重ねる。恐る恐る触れるようなキスはすぐさま求め、貪るような激しいキスへと変わったから、新堂がまだ自分の身体を求めているのだというのを悟った。
「……あれだけシても足りませんか」
ベッドに押し沈められた荒井は、からかうように笑うとペットボトルの水を新堂へ向ける。新堂はそれを手に取り一口だけ含むと、サイドテーブルに置いた。
「悪ぃと思ってンだけどな……何度だって欲しいし、何度だって抱きたい……そう、思っちまうんだよ」
新堂の唇が首筋を滑り、吐息が肌をくすぐる。
熱を帯びた唇は、ただ快楽のはけ口として荒井の身体を求めているのではなく、どれだけ愛しても足りないという微かな焦りを感じさせた。
「不安なんですか」
視線を逸らし、問いかける。
「何度も僕を抱かないと、僕の心が貴方から離れてしまう……そんな風に思えて不安で仕方が無いから、そう何度も求めるのでしょう?」
荒井の問いに、新堂は少し驚いた顔をして見せた。それから少し考えるよう口元に手を当てた。
「そう……だな。荒井、俺はお前を愛してる……だから、お前にも愛して欲しい。そう、思っているんだが……愛されてるのか、不安になるんだ。愛しても愛しても、お前に届いてない気がする。どれだけ抱いても、いっつも心の中が乾いてる気がすんだよ……」
新堂はどこか合点がいったよう、確かめるよう口にすると再び荒井の肌へ唇を滑らす。
温かく心地よい快楽が身体の芯へ波状に響いていく。溺れそうになる意識を止めながら、荒井は必死に手を伸ばし新堂の頬を撫でた。
「僕もそうですよ……僕も、貴方を愛してる。だけど、もっと愛して欲しい……だから、どうぞ僕を存分に壊してください。僕は、貴方に壊されるほど愛されたい」
唇が重なり、舌が絡み合う最中、室内はベッドの軋む音だけがやたらと響いていた。
僅かな微睡みの後、荒井はゆるゆると夢から目覚める。
薄暗い室内に秒針の音がやけに大きく聞こえる。時計を見れば午前零時を過ぎた頃だった。
どんな夢を見たのか覚えていないが、幸せな気持ちだけが心に広がる。温かな毛布に包まれた身体は心地よい倦怠感に満ちていた。
「荒井、気がついたのか」
声の方を見れば、ベッド脇に新堂が立っていた。片手には水のペットボトルが握られており、心配そうにこちらを見ている。
その姿を見て荒井は自分が新堂に激しく抱かれ、波打つような快楽に飲み込まれたまま意識を手放した事を思い出した。
新堂はいつでも抱くまでは躊躇いと羞恥に満ちてなかなか触れようとしないのだが、ひとたび肌を合わせれば理性が弾けたように躊躇なく、そして激しく抱くのだ。元々新堂の方が体力が勝るのもあり、肌を重ねる時、荒井が先に快楽の濁流に押しつぶされ微睡むように気を失うのが常になっていた。
「すいません、また気を失っていたようですね……」
半身を起こし髪をかき上げてため息をつけば、新堂はもっていた水を差し出す。
自分のために持ってきたのだろうから受け取るのも悪いと思ったが、とても立てる状態ではないので素直に受け取り一口飲む。冷たい水の清涼感が内側の熱を冷ましてくれた。
人心地つく荒井のベッドへ腰掛けると、新堂は自然と唇を重ねる。恐る恐る触れるようなキスはすぐさま求め、貪るような激しいキスへと変わったから、新堂がまだ自分の身体を求めているのだというのを悟った。
「……あれだけシても足りませんか」
ベッドに押し沈められた荒井は、からかうように笑うとペットボトルの水を新堂へ向ける。新堂はそれを手に取り一口だけ含むと、サイドテーブルに置いた。
「悪ぃと思ってンだけどな……何度だって欲しいし、何度だって抱きたい……そう、思っちまうんだよ」
新堂の唇が首筋を滑り、吐息が肌をくすぐる。
熱を帯びた唇は、ただ快楽のはけ口として荒井の身体を求めているのではなく、どれだけ愛しても足りないという微かな焦りを感じさせた。
「不安なんですか」
視線を逸らし、問いかける。
「何度も僕を抱かないと、僕の心が貴方から離れてしまう……そんな風に思えて不安で仕方が無いから、そう何度も求めるのでしょう?」
荒井の問いに、新堂は少し驚いた顔をして見せた。それから少し考えるよう口元に手を当てた。
「そう……だな。荒井、俺はお前を愛してる……だから、お前にも愛して欲しい。そう、思っているんだが……愛されてるのか、不安になるんだ。愛しても愛しても、お前に届いてない気がする。どれだけ抱いても、いっつも心の中が乾いてる気がすんだよ……」
新堂はどこか合点がいったよう、確かめるよう口にすると再び荒井の肌へ唇を滑らす。
温かく心地よい快楽が身体の芯へ波状に響いていく。溺れそうになる意識を止めながら、荒井は必死に手を伸ばし新堂の頬を撫でた。
「僕もそうですよ……僕も、貴方を愛してる。だけど、もっと愛して欲しい……だから、どうぞ僕を存分に壊してください。僕は、貴方に壊されるほど愛されたい」
唇が重なり、舌が絡み合う最中、室内はベッドの軋む音だけがやたらと響いていた。
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