インターネット字書きマンの落書き帳
朝ご飯を作ってくれる新堂さん概念(新堂×荒井/BL)
新堂×荒井のこと好きかい? 今日から好きになろうぜ!(挨拶)
という訳で、新堂さんは料理が大雑把だといいよね。
えらいデカい握り飯とかを作ってほしいよねッ……という気持ちを抱いたので書きました。
起きたら新堂さんがデカい握り飯を作ってくれている話です。
荒井喜ぶといいな、デカイ握り飯を作ろう!
みたいな感覚で生きている新堂さんのこと大好きな荒井を見て幸せになってくれ!
俺は書けて幸せだぜ!
おまけに赤川くんが出ています。
という訳で、新堂さんは料理が大雑把だといいよね。
えらいデカい握り飯とかを作ってほしいよねッ……という気持ちを抱いたので書きました。
起きたら新堂さんがデカい握り飯を作ってくれている話です。
荒井喜ぶといいな、デカイ握り飯を作ろう!
みたいな感覚で生きている新堂さんのこと大好きな荒井を見て幸せになってくれ!
俺は書けて幸せだぜ!
おまけに赤川くんが出ています。
『大きめのおにぎり』
アラームより早く目覚めた荒井の隣に、すでに新堂の姿はなかった。
いつもより幾分か早起きはしたが、朝練のある新堂はいつでも荒井よりずっと早く起きて学校へ向かう。寝るのが一緒でも起きるのが別々だというのはいつもの事だ。
新堂が起きた時、雨戸も開けたのだろう。窓からは朝日が差し込んでおり、眩しい日差しは今日も暑くなることを告げる。
荒井は一つ大きく欠伸をするとのろのろとベッドから出て着替えを済ませ、まだ早いから朝食をとろうと思いリビングへ向かうと、新堂が笑顔で迎えた。
「よぉ、荒井。起きたのか、いつもより早いじゃねぇか、なぁ」
新堂はそう言いながらキッチンに立つ。
何をしているのかと覗いて見れば、せっせとおにぎりを握っていた。
それにしても、大きい。一個が二人分はありそうなおにぎりだ。
おかずになれば良いと思ったのだろう、卵焼きと炒めたソーセージ、ミートボールなども皿に並べられている。
「えぇ、早く目が覚めたので……新堂さんは何をしているんですか?」
「見りゃわかるだろ、朝飯を作ってるんだよ。俺もちょっと早く起きたから、出かける前に朝飯を作っていこうと思ってな。ほら、お前の分も作ってあるから食えよ」
そう言いながら、新堂はおにぎりを盛り付けた皿をテーブルへと置く。
盛り付けた、というより山のように乗せたといった方が正しいだろう。卵焼きやソーセージも、同じように無造作に皿に載せてある。
一つ一つの料理、全てが大きいままだ。卵焼きも焼いたままで切りわけてはいないし、おにぎりは一つが大人の拳ほどの大きさはあるだろう。
巻かれた海苔も大雑把で、お世辞にも見栄えがいいとはいえない。
「よし、じゃぁ俺そろそろ練習行くから。じゃ、学校で会おうな」
新堂はおにぎりを一つ掴むと、それを囓りながら出かける。
おにぎり一つくらい食べてから出てもそれほど時間は変わらないだろうに、本当にせっかちな人だ。
それに、ここにあるおにぎりの量はとても一人前とは思えない。
「今日はお弁当を持っていく事にしますか。こんなに、一人では食べきれませんからね」
荒井は椅子にこしかけると、お握りを一つ口にする。
少し塩気が足りないが、ずっしり重いおにぎりの暖かさが、今は何より嬉しかった。
<おまけ>
昼休みになり、荒井は仲の良い友人に声をかける。
「実は、おにぎりが沢山あるんです。良かったらみんなで食べてくれませんか?」
赤川は興味津々といった様子で、荒井の取り出すおにぎりを見た。
荒井の小さな手からは想像できないほど巨大なおにぎりが保冷剤の入れられた鞄からいくつも出てくる。
「これ、荒井くんが作ったのかい?」
「いえ、違いますよ。一つ一つが大きいので、僕一人ではとても食べきれないと思ったので」
アルミホイルを開けてみると、確かに大きなおにぎりだ。
しかも、ずっしりと重い。よほど強い力で米を握ったのではないかと思える重量だ。
海苔の巻き方も粗雑だし、几帳面で凝り性の荒井が作ったとは思えない。
「すごい大きいな。これ一つでお腹いっぱいになりそうだ。一個、いただくよ」
赤川はそう声をかけてから、おにぎりを頬張る。
すると、中からケチャップのタレに漬け込まれたミートボールが現れた。
「これ、具がミートボールだ。面白いものが入ってるね」
驚いて声をあげると、荒井も意外な顔をする。
「ミートボールなんか入っていたんですか? 一体何を考えているんでしょうね、新堂さんは」
「へぇ、新堂って人が作ったんだ。いいね、僕はこれ気に入ったよ。僕もゲームをする時に食べるおにぎりに、ミートボールを入れようかな」
何の気なしに語る赤川を前に、荒井は恥ずかしそうにうつむく。
「すいません、僕が食べたのは普通に梅干しのおにぎりだったので、他の具が入っていると思わなくて……でも、赤川くんが気に入ってくれたなら嬉しいです」
そう言いながら照れたように笑う荒井の姿は、普段より輝いて見えた。
アラームより早く目覚めた荒井の隣に、すでに新堂の姿はなかった。
いつもより幾分か早起きはしたが、朝練のある新堂はいつでも荒井よりずっと早く起きて学校へ向かう。寝るのが一緒でも起きるのが別々だというのはいつもの事だ。
新堂が起きた時、雨戸も開けたのだろう。窓からは朝日が差し込んでおり、眩しい日差しは今日も暑くなることを告げる。
荒井は一つ大きく欠伸をするとのろのろとベッドから出て着替えを済ませ、まだ早いから朝食をとろうと思いリビングへ向かうと、新堂が笑顔で迎えた。
「よぉ、荒井。起きたのか、いつもより早いじゃねぇか、なぁ」
新堂はそう言いながらキッチンに立つ。
何をしているのかと覗いて見れば、せっせとおにぎりを握っていた。
それにしても、大きい。一個が二人分はありそうなおにぎりだ。
おかずになれば良いと思ったのだろう、卵焼きと炒めたソーセージ、ミートボールなども皿に並べられている。
「えぇ、早く目が覚めたので……新堂さんは何をしているんですか?」
「見りゃわかるだろ、朝飯を作ってるんだよ。俺もちょっと早く起きたから、出かける前に朝飯を作っていこうと思ってな。ほら、お前の分も作ってあるから食えよ」
そう言いながら、新堂はおにぎりを盛り付けた皿をテーブルへと置く。
盛り付けた、というより山のように乗せたといった方が正しいだろう。卵焼きやソーセージも、同じように無造作に皿に載せてある。
一つ一つの料理、全てが大きいままだ。卵焼きも焼いたままで切りわけてはいないし、おにぎりは一つが大人の拳ほどの大きさはあるだろう。
巻かれた海苔も大雑把で、お世辞にも見栄えがいいとはいえない。
「よし、じゃぁ俺そろそろ練習行くから。じゃ、学校で会おうな」
新堂はおにぎりを一つ掴むと、それを囓りながら出かける。
おにぎり一つくらい食べてから出てもそれほど時間は変わらないだろうに、本当にせっかちな人だ。
それに、ここにあるおにぎりの量はとても一人前とは思えない。
「今日はお弁当を持っていく事にしますか。こんなに、一人では食べきれませんからね」
荒井は椅子にこしかけると、お握りを一つ口にする。
少し塩気が足りないが、ずっしり重いおにぎりの暖かさが、今は何より嬉しかった。
<おまけ>
昼休みになり、荒井は仲の良い友人に声をかける。
「実は、おにぎりが沢山あるんです。良かったらみんなで食べてくれませんか?」
赤川は興味津々といった様子で、荒井の取り出すおにぎりを見た。
荒井の小さな手からは想像できないほど巨大なおにぎりが保冷剤の入れられた鞄からいくつも出てくる。
「これ、荒井くんが作ったのかい?」
「いえ、違いますよ。一つ一つが大きいので、僕一人ではとても食べきれないと思ったので」
アルミホイルを開けてみると、確かに大きなおにぎりだ。
しかも、ずっしりと重い。よほど強い力で米を握ったのではないかと思える重量だ。
海苔の巻き方も粗雑だし、几帳面で凝り性の荒井が作ったとは思えない。
「すごい大きいな。これ一つでお腹いっぱいになりそうだ。一個、いただくよ」
赤川はそう声をかけてから、おにぎりを頬張る。
すると、中からケチャップのタレに漬け込まれたミートボールが現れた。
「これ、具がミートボールだ。面白いものが入ってるね」
驚いて声をあげると、荒井も意外な顔をする。
「ミートボールなんか入っていたんですか? 一体何を考えているんでしょうね、新堂さんは」
「へぇ、新堂って人が作ったんだ。いいね、僕はこれ気に入ったよ。僕もゲームをする時に食べるおにぎりに、ミートボールを入れようかな」
何の気なしに語る赤川を前に、荒井は恥ずかしそうにうつむく。
「すいません、僕が食べたのは普通に梅干しのおにぎりだったので、他の具が入っていると思わなくて……でも、赤川くんが気に入ってくれたなら嬉しいです」
そう言いながら照れたように笑う荒井の姿は、普段より輝いて見えた。
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