インターネット字書きマンの落書き帳
知らない間に影響受けてる話(風坂)
平和な世界線でやけに坂上のこと気に入ってしまった風間の話を……します!(元気な挨拶)
今回は、知らない間に坂上に影響受けてて「うわ、結構恥ずかしいなこれ」って感情になる風間の話をします。
風間×坂上の話だけど、何故か坂上くんは出ませんよ。
不思議だね……。
そのかわり、新堂は出ますよ。
新堂の家に泊まって遊んでいく風間の話は出ます。
不思議な距離感だね……。
今回は、知らない間に坂上に影響受けてて「うわ、結構恥ずかしいなこれ」って感情になる風間の話をします。
風間×坂上の話だけど、何故か坂上くんは出ませんよ。
不思議だね……。
そのかわり、新堂は出ますよ。
新堂の家に泊まって遊んでいく風間の話は出ます。
不思議な距離感だね……。
『気付かぬうちに似てる舌』
新堂は目の前に置かれた牛乳パックをチャプチャプと振って、少し首を傾げた。
「どうしたのさ新堂、何かおかしい事でもあったのかい?」
前の席では風間がトーストをかじる。
新堂の家では比較的にいつでも友人達を歓迎しよく泊めている。 だからその日、風間が家にいても暇だからという理由で新堂の家に転がり混んできてもさして驚く事もなく受け入れた。
風間もまた何ら家族に気兼ねする様子もなく食事を食べ、新堂の部屋にあるマンガを読み、眠たくなったら新堂のベッドを勝手に占拠して寝る。
そんな失礼の限りを尽くした、翌朝、休日だから少し寝坊した風間が
「お腹減った、何か作ってくれたまえよ新堂。あーお腹減ったお腹減った!」
なんて駄々をこねるものだから、仕方なく新堂はパンを焼いてコーヒーを出し今に至るという訳である。
「育ち盛りのボクにたったこれっぽっちかい」
なんて風間は文句を垂れていたが、たっぷりのジャムを出したら静かにジャムを塗り始めた。そして今は大盛りジャムのトーストとコーヒーを楽しんでいるようだ。
砂糖は面倒だから砂糖入れごと出し、ミルクなんて洒落たものはないから牛乳パックを一つ置いた雑な朝食を食べている最中、牛乳パックに触れた新堂が少し驚いた顔をしたものだから、風間もそれが気になったのだ。
「いや、別にたいした事じゃねぇんだけどな」
新堂はコーヒーにたっぷりの砂糖と牛乳を入れると、風間の方を向いた。
「おまえ、コーヒーに思ったよりミルク入れるタイプなんだな、と思ってな」
新堂に言われ、風間は自分のコーヒーを見る。砂糖こそ少ないが、確かに随分とミルクを入れていた。
元々コーヒーはブラックでも飲めるタイプで、普段は砂糖を少し入れて飲んでいたはずだが、いつからミルクを入れるようになっていたのだろう。
考える風間に、新堂は笑ってみせた。
「そういや、坂上もコーヒーにはミルクをたっぷり入れるタイプなんだよな」
「えっ、坂上くんもそうなのかい」
「あぁ、以前一緒に飯を食いに行った時、砂糖は少しだけどミルクだけは3つも使っててな……俺はどっちもそのくらい入れるから、お、俺に似てるなーなんて思ったんだよ。だから覚えてんだよな」
新堂の言葉で、風間は急に恥ずかしくなりつい俯いてしまう。
そうだ、自分がミルクを使うようになったのは、坂上がいつもミルクをたっぷり入れているからだ。
そんなにミルクを入れてお子様だね、なんてからかったとき、ミルクが多い方が美味しいです。そう言ってむくれる坂上を見て、一体どんな味なのか確かめてみたくなった。それから、ずっとミルクを多めに入れるのが癖になっている。
「知らない間に影響受けてたんだね……」
風間は自然と赤くなる顔を隠すよう、新堂から視線を逸らす。
新堂はその様子に気付かないまま、カリカリに焼いたパンをかじっていた。
新堂は目の前に置かれた牛乳パックをチャプチャプと振って、少し首を傾げた。
「どうしたのさ新堂、何かおかしい事でもあったのかい?」
前の席では風間がトーストをかじる。
新堂の家では比較的にいつでも友人達を歓迎しよく泊めている。 だからその日、風間が家にいても暇だからという理由で新堂の家に転がり混んできてもさして驚く事もなく受け入れた。
風間もまた何ら家族に気兼ねする様子もなく食事を食べ、新堂の部屋にあるマンガを読み、眠たくなったら新堂のベッドを勝手に占拠して寝る。
そんな失礼の限りを尽くした、翌朝、休日だから少し寝坊した風間が
「お腹減った、何か作ってくれたまえよ新堂。あーお腹減ったお腹減った!」
なんて駄々をこねるものだから、仕方なく新堂はパンを焼いてコーヒーを出し今に至るという訳である。
「育ち盛りのボクにたったこれっぽっちかい」
なんて風間は文句を垂れていたが、たっぷりのジャムを出したら静かにジャムを塗り始めた。そして今は大盛りジャムのトーストとコーヒーを楽しんでいるようだ。
砂糖は面倒だから砂糖入れごと出し、ミルクなんて洒落たものはないから牛乳パックを一つ置いた雑な朝食を食べている最中、牛乳パックに触れた新堂が少し驚いた顔をしたものだから、風間もそれが気になったのだ。
「いや、別にたいした事じゃねぇんだけどな」
新堂はコーヒーにたっぷりの砂糖と牛乳を入れると、風間の方を向いた。
「おまえ、コーヒーに思ったよりミルク入れるタイプなんだな、と思ってな」
新堂に言われ、風間は自分のコーヒーを見る。砂糖こそ少ないが、確かに随分とミルクを入れていた。
元々コーヒーはブラックでも飲めるタイプで、普段は砂糖を少し入れて飲んでいたはずだが、いつからミルクを入れるようになっていたのだろう。
考える風間に、新堂は笑ってみせた。
「そういや、坂上もコーヒーにはミルクをたっぷり入れるタイプなんだよな」
「えっ、坂上くんもそうなのかい」
「あぁ、以前一緒に飯を食いに行った時、砂糖は少しだけどミルクだけは3つも使っててな……俺はどっちもそのくらい入れるから、お、俺に似てるなーなんて思ったんだよ。だから覚えてんだよな」
新堂の言葉で、風間は急に恥ずかしくなりつい俯いてしまう。
そうだ、自分がミルクを使うようになったのは、坂上がいつもミルクをたっぷり入れているからだ。
そんなにミルクを入れてお子様だね、なんてからかったとき、ミルクが多い方が美味しいです。そう言ってむくれる坂上を見て、一体どんな味なのか確かめてみたくなった。それから、ずっとミルクを多めに入れるのが癖になっている。
「知らない間に影響受けてたんだね……」
風間は自然と赤くなる顔を隠すよう、新堂から視線を逸らす。
新堂はその様子に気付かないまま、カリカリに焼いたパンをかじっていた。
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