インターネット字書きマンの落書き帳
秋の長雨と新堂×荒井のはなし(BL)
平和な世界線で普通に付き合ってる新堂×荒井の話をするコーナーです。
(挨拶と幻覚を一気に詰め込むスタイル)
今回の話は、秋雨が冷えてつめたく学校に行くの億劫になっちゃった荒井が新堂と二人でサボりをきめこむような日常の一幕ですよ。
オデ、日常の一幕、スキ……。
わりと秋になると部活を引退して受験生になる新堂概念スキなので……そういうのを書いていきたいよねッ。
(挨拶と幻覚を一気に詰め込むスタイル)
今回の話は、秋雨が冷えてつめたく学校に行くの億劫になっちゃった荒井が新堂と二人でサボりをきめこむような日常の一幕ですよ。
オデ、日常の一幕、スキ……。
わりと秋になると部活を引退して受験生になる新堂概念スキなので……そういうのを書いていきたいよねッ。
『静寂の中で確かめる』
冷たい秋の雨が窓ガラスを打ち付ける音を聞き、荒井は億劫そうに寝返りをうった。雨の日はどうにも調子が悪い。まとわりつくような倦怠感と重苦しい疲労感が思考を鈍らせるからだ。
天気予報では午前中までには雨もやむ予定ではあるが、低気圧がもたらすどんよりとした重苦しさはきっと1日続くだろう。
低血圧のせいか、元々気象の変化に敏感なのか、雨はいつでも荒井を憂鬱にさせた。
えぃ、べつにかまうものか。テストは出来ているし今日は面白い授業もない。今日はこの倦怠感をもて甘しまどろみと戯れていよう。
荒井はそうと決めると枕に顔を埋め今日は学校に行かないと決めた。 学生の本分は勉強だが、そればかりやっていては息も詰まる。一年のうち、気だるさをもて甘し雨露に濡れるガラスを眺める一日があっても良いだろう。そんなことを思いながら布団のぬくもりに身体を預け濡れた町並みを眺めていれば、不意にチャイムの音が響いてきた。
「荒井、いるかー? ガッコー行こうぜー」
続いて新堂の声が聞こえてくる。夏休みが終わってから新堂はしばしば荒井の家まで出迎えに来るようになっていた。これは、二人で登校する機会はもうあまりないのだというセンチメンタルな理由からである。
普段ならうれしい出迎えも、今日はあまり歓迎したい気分ではなかった。今は学校の喧騒から離れ静かな時を過ごしていたい気持ちが多きかっかったからだ。
さてなんて返事をしようか。仮病をつけば新堂をかえって心配させることになりそうだが、等と考えあぐねているうちに新堂は荒井の部屋まで上がっていた。
「なんだ、荒井いたのか? 返事なかったから倒れてんじゃないかって心配したぜ」
「お気遣いありがとうございます。ですが今日は何となく体調がすぐれませんので……」
荒井は毛布を被ると、新堂はその隣に座る。二人はしばらくそのまま、雨に濡れる窓ガラスを眺めていた。
「静かだなぁ、外にゃ鳴神の生徒とか出勤前のサラリーマンがゴチャゴチャ歩いてるってのに、ここだけ別世界みたいだぜ」
「はい……僕もそう思います」
新堂の言うとおり、外では今頃あわただしい朝の時間が流れているのだろう。家庭では子供を送り出すため親が着替えや食事を一気に済ませ、登校する生徒達は列をなして学校へ向かっているに違いない。遅刻しそうな生徒は必死に走ったり、食事をおろそかにして自転車をこいで目的地へと向かっているのだ。そのような焦りと苛立ちでどこかギスギスした時間になりがちな朝から布団にくるまり雨音を聞いて過ごすのは、何と贅沢な時間なのだろう。
新堂は鞄を投げ出すと布団に埋まるよう身を預けた。
「荒井、今日はサボるつもりだろ? だったら俺も一枚噛ませろよ。こんな日に静かにお前と寄り添うのも悪くねぇもんな」
新堂はニヤけ笑いを浮かべると隣で横になる荒井と唇を重ねる。
全く、せっかくの静かな日が台無しにされた気がするが、雨音だけが響く自室で二人、ゆるゆると愛を確かめるのもそう悪いことも無いだろう。そんな風に思ったから、荒井は新堂の身体を強く抱きしめた。
秋の雨は静かに降り注ぎ室内を今年をうんと冷やしたが、二人の間は静寂と温もりに包まれていた。
冷たい秋の雨が窓ガラスを打ち付ける音を聞き、荒井は億劫そうに寝返りをうった。雨の日はどうにも調子が悪い。まとわりつくような倦怠感と重苦しい疲労感が思考を鈍らせるからだ。
天気予報では午前中までには雨もやむ予定ではあるが、低気圧がもたらすどんよりとした重苦しさはきっと1日続くだろう。
低血圧のせいか、元々気象の変化に敏感なのか、雨はいつでも荒井を憂鬱にさせた。
えぃ、べつにかまうものか。テストは出来ているし今日は面白い授業もない。今日はこの倦怠感をもて甘しまどろみと戯れていよう。
荒井はそうと決めると枕に顔を埋め今日は学校に行かないと決めた。 学生の本分は勉強だが、そればかりやっていては息も詰まる。一年のうち、気だるさをもて甘し雨露に濡れるガラスを眺める一日があっても良いだろう。そんなことを思いながら布団のぬくもりに身体を預け濡れた町並みを眺めていれば、不意にチャイムの音が響いてきた。
「荒井、いるかー? ガッコー行こうぜー」
続いて新堂の声が聞こえてくる。夏休みが終わってから新堂はしばしば荒井の家まで出迎えに来るようになっていた。これは、二人で登校する機会はもうあまりないのだというセンチメンタルな理由からである。
普段ならうれしい出迎えも、今日はあまり歓迎したい気分ではなかった。今は学校の喧騒から離れ静かな時を過ごしていたい気持ちが多きかっかったからだ。
さてなんて返事をしようか。仮病をつけば新堂をかえって心配させることになりそうだが、等と考えあぐねているうちに新堂は荒井の部屋まで上がっていた。
「なんだ、荒井いたのか? 返事なかったから倒れてんじゃないかって心配したぜ」
「お気遣いありがとうございます。ですが今日は何となく体調がすぐれませんので……」
荒井は毛布を被ると、新堂はその隣に座る。二人はしばらくそのまま、雨に濡れる窓ガラスを眺めていた。
「静かだなぁ、外にゃ鳴神の生徒とか出勤前のサラリーマンがゴチャゴチャ歩いてるってのに、ここだけ別世界みたいだぜ」
「はい……僕もそう思います」
新堂の言うとおり、外では今頃あわただしい朝の時間が流れているのだろう。家庭では子供を送り出すため親が着替えや食事を一気に済ませ、登校する生徒達は列をなして学校へ向かっているに違いない。遅刻しそうな生徒は必死に走ったり、食事をおろそかにして自転車をこいで目的地へと向かっているのだ。そのような焦りと苛立ちでどこかギスギスした時間になりがちな朝から布団にくるまり雨音を聞いて過ごすのは、何と贅沢な時間なのだろう。
新堂は鞄を投げ出すと布団に埋まるよう身を預けた。
「荒井、今日はサボるつもりだろ? だったら俺も一枚噛ませろよ。こんな日に静かにお前と寄り添うのも悪くねぇもんな」
新堂はニヤけ笑いを浮かべると隣で横になる荒井と唇を重ねる。
全く、せっかくの静かな日が台無しにされた気がするが、雨音だけが響く自室で二人、ゆるゆると愛を確かめるのもそう悪いことも無いだろう。そんな風に思ったから、荒井は新堂の身体を強く抱きしめた。
秋の雨は静かに降り注ぎ室内を今年をうんと冷やしたが、二人の間は静寂と温もりに包まれていた。
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