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インターネット字書きマンの落書き帳

   
ラブホテル前解体センター(松ガス要素あり・BL)
この作品は、なんと!
折りたたみを広げた開始1行目で、都市伝説解体センターの致命的なネタバレをしています。

都市伝説解体センターを最後まで遊んでから読んでくれよな♥

それはそれとして、とんでもなく馬鹿馬鹿しくてしょうもない話を書いてます。

だって……思いついちゃったんだもん!
仕方ないね。

というわけで。

・特に直接描写はないけど、松田×山田ガスマスク要素あります。
・やけにすごい下ネタが活性化しているぞ!
・一人のキャラが全て崩壊しているね!

以上の点をふまえて、楽しんでくれよな♥


『都市伝説出待ちセンター』

 私の名前は如月歩、人呼んで黒幕!
 実は裏で糸を引いて、あんなことやこんなことを画策しているどえらい奴なの。

 そんな私は、今重要な局面にいる……。
 私が復讐を果たしたい相手である山田ガスマスク……彼を誘き出し、スマートに誘拐して、後は私の信者たち、ジマーに任せて最後の審判が下る日まで手元で監禁するという壮大な計画のため、山田の動向を追っている真っ最中なの。

 正直、山田ガスマスクを引っ張り出すのは苦労したわ。
 あいつは他のメンバーたちと違ってあまり表には出ない男……。

 5S時代は素顔で配信をしていたけど、今はガスマスクをして素顔を隠し、webライターとして活動をしている。基本的にメイン活動は執筆業で、打ち合わせもほとんどリモートでやりとりしてるみたい。
 こちらから直接連絡をしても、信用できないとなると取引すら出来ない相手なの。

 SNSで繰り返し炎上商法をしている栄子やインフルエンサーとして活動している眉崎、配信者として細々活動を続けている谷原と違ってネット上でコンタクトがとりにくい人物だから、ミステリー・ツアーなんていう大きな罠を張る必要があったわけ。

 正直、大変だったわ。
 一応の下手人として、復讐に燃える木村(仮)をたき付け殺(や)る気にさせ、地下室にデカめの脱出ゲームみたいな謎解きを設置準備や、トドメに毒ガスが流れ込むよう、密かに存在する使われてない地下駅を封鎖してそこまで誘導する……相当金もかかったわよ。

 777億円、不正に手に入れてる私だから良かったけど、生半可な金田一○○の事件簿に出る犯人だったらここまで金なんてかけられなかったと思うわ。

 金持ちでよかった!

 と、とにかく他の奴らに比べて警戒心が少し高めの山田ガスマスクだったけど、ミステリー・ツアーと称してあの事件の秘密と言われたら流石に餌にかかってくれたみたい。

 山田はあの事件現場にいた人物だから、当然事件に関しての詳しいことは誰よりも知っている。
 最初に手に入る証拠にあの事件について致命的な証拠を握っていること。それを地下にある駅の通風口に隠してあることを示唆すれば、絶対に一人で取りに来る。

 誰もいないと思ったエレベーターに一人で乗って、油断したところ、ガツン! してポーン! するのが、今回の計画ってわけ。

 そうすれば、なんやかんやで誘拐できるはず、なんだけど……。

「なぁ、エライ事件に巻き込まれたもん同士、アドレスとか交換しとかへん? 何ならこの後、みんなで残念会やろうや」

 なぜかミステリー・ツアー呼び出したメンバーのうちの一人、松田がそんなことを言い出したのをきっかけに、藤原とかポンコツマスクがみんなでアドレス交換しはじめたの。

 何しくさってんのよ松田!?
 こんなところで友達作れるとかどんだけコミュ強なの!?

 ま、それはいいわ。
 ここに来ているメンバーはみんなあの事件で多少疑われた経験があるから、同じような境遇で仲良くなるってのはあるだろうし、吊り橋効果っていうの?
 危険な目にあってドキドキした後は感情が高ぶって、恋愛も成就しやすいとかいうじゃない。

 そういった一過性の昂揚で連むみたいなのはわかるわよ。
 だからその後、松田がみんなを引き連れて軽く飲み会したのも許すわ。

 山田だってみんなが行くって言ってる中、一人だけ断るのも気が引けるだろうし、少しでも妙な動きをして怪しまれたくないでしょうから。

 でも、でもさぁ!
 どうしてその後、松田と山田がラブホテルに入っていく所まで見届けなきゃいけないのよ!?
 ほんと、どういう貞操概念してるのあんたたち!?
 吊り橋効果で本当に愛が目覚めちゃったの?  それともワンナイト・ラブ?
 山田、誘われたら断れないタイプなの? それとも松田が誘ったの、どっち!?

 どっちでも興味ないけど、今は少しでも早く山田が一人になってまたエレベーターに戻ってもらってそこを誘拐するっていう壮大な計画があるの。
 そのために山田をマークしているのに、これじゃ、ラブホの前で張り込みしてる人でしかないじゃない!

 私は別に浮気調査をしている探偵じゃないんだけど!?

 まぁいいわ……あの二人がワンナイトをキめようと、今後痴情のもつれに発展しようと別に構わない。

 今の問題は、あんたたち、休憩よね! ってこと……。
 これで宿泊だったら、流石に困るわよ!

 日中は私、「福来あざみ」として生きているんだもの。
 私のあざみのイメージとして、気付いたらラブホテル街にフラフラになって立っているはないの!

 私の「福来あざみ」のイメージは天真爛漫で可憐で、フリフリのお洋服が似合うお姫様みたいな女の子。
 ちょっとタヌキを彷彿とさせる愛くるしい少女であって、ラブホテルの前でゲイセックスが終わるのを待つ女の子じゃないんだから!

 そういうのは私、如月歩の仕事なの。
 そういう役割分担はちゃんとしておきたいの、私の中で福来あざみは聖域だもの!
 私の中の理想のプリンセスちゃんが福来あざみなんだからね!

 ……とにかく、今は休憩だと信じるしかないわね。
 休憩なら3時間だもの、あとは松田が早漏なのを信じるしかないわ。

「なに? もう射精(で)ちゃったの? うけるんですけど」

 みたいな一言でさっさと終わらせて山田が出てくれれば万々歳よ。

 松田、早漏であれ!
 インスタントラーメンができるより早く射精して終わらせなさい!
 こっちは次が使えているんだから!

 ……いけないわ、うら若き23歳の乙女である私が、特に親密でもない男の早漏を願うだなんて。今かなり冷静を欠いているわね。

 それに、松田が早漏なのかといわれると少し微妙な気がするわ。
 大学はスポーツ推薦です!
 みたいな顔しているから、体力無尽蔵でやけに持久力がありそう!

 やめて松田! 今日だけスタミナが激減していて!
 一番の理想は急に正気に戻って「やっぱ男とか無理やったわ」ってなることだけど、なんか山田はそれでも一応イかせてくれそうだから困るわね。

 大体どうしてこんなスムーズにホテルに行く流れになったのよあの二人……。

「ジブン、えらい白いし細っそいな! ちゃんと飯食うてんのか?」
「ん? 人並みに」
「ほんまかぁ? それにしても肌白いなぁ、腕なんかめちゃめちゃ細いやん。うわ、肌すべすべやん!」
「そういう松田さんは僕の倍くらい筋肉とかありそうだよね。わりと好きな身体だから、松田さんに誘われたら断らないかも」
「はぁ? 何言うて……」
「セックス。僕、松田さんの顔も身体もけっこう好きだし、オラオラ系に無理に抱かれるの嫌いじゃないから」
「おいおい、お前そないな趣味なんか……」
「そ。僕のこと試してみる? 最近、男が接客する風俗だって珍しくないし……松田さん、あの事件から人付き合い躓いてて身体持て余しちゃってるよね。僕、ガスマスク名乗ってるだけあってガス抜きけっこう上手だよ」

 こんな感じ……。
 ……って、いけない!

 今、私の超絶演算能力で計算されたシチュエーションと台詞をはじき出し千里眼しちゃうところだった!

 あぶねっ!
 あぶねっ!

 私は自分の才能を忘れてたわ……局地的な状況に限定した演算を千里眼として発動させることができる私の超絶能力、危険すぎるわね。
 あやうく松田と山田のゲイセックスについて詳しく演算しちゃうところだったわ!

 ……。
 …………しちゃおうかな、演算!

 別にやましい事があるわけじゃないんだけど、いつごろ出てくるのか参考になるし!
 私の力だったら……演算、出来ちゃうんじゃないかなッ!

 よし、やっちゃうぞー!  大丈夫、この記憶は福来あざみは持ち得ない領域!
 これはやましい気持ちじゃなく、純粋に必要な計算だから仕方ないんだからねッ!

 ※※※

 このあとひとしきり演算を済ませた如月歩は、山田ガスマスクをなんやかんやしてぶっ倒す時につい。

「あんた本当にすごい事までするのね!」

 と口走ってしまい山田をひどく困惑させたという。

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東吾
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インターネット駄文書き
自己紹介:
ネットの中に浮ぶ脳髄。
紳士をこじらせているので若干のショタコンです。
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