インターネット字書きマンの落書き帳
黒沢に甘えておねだりするタイプの山ガス概念(黒ガス/BL)
黒沢を絶対王者みたいに書くのが好きです。(挨拶)
原作の黒沢はポンコツさがあったほうが絶対に可愛いよ~。
とは思うんですけどね。
黒ガスを書く時は「山田に対してスパダリすぎて夜も眠らせてくれない黒沢」みたいなのを書きたいんで、書いてます。
書きたいものを書く!
なんと素晴らしいのだろう……!
という訳で、書けたので見てください♥
見てくれた?
ありがとー!
原作の黒沢はポンコツさがあったほうが絶対に可愛いよ~。
とは思うんですけどね。
黒ガスを書く時は「山田に対してスパダリすぎて夜も眠らせてくれない黒沢」みたいなのを書きたいんで、書いてます。
書きたいものを書く!
なんと素晴らしいのだろう……!
という訳で、書けたので見てください♥
見てくれた?
ありがとー!
『甘えた仮面』
「黒沢さーん」
ソファーにこしかけ読書する黒沢の隣に座るなり、山田は腕を絡ませ甘えた声を出す。
上目遣いで甘ったるい声を出し、猫のように体全体をこすりつけてくる時は、自分の武器を「かわいい」と思っている時だ。
実際のところ、山田の仕草をかわいいと思い甘やかすのは黒沢くらいのものであり、この甘え仕草は黒沢くらいにしか効果がないのだが、それで不便はない。
黒沢は本を置いて片手で山田の頭をなでてやると、山田の髪からふわりと甘い果実の香りがした。
「ね、ね。黒沢さん、何読んでたの? 暇だったらさ……もっと、甘えていいかな? 今日さ、すっごく甘えたい気分なんだ」
腕にすがりつき、甘えたように頬ずりをする肌も吐息も、普段より熱い。
このまま望み通りに甘やかしてやってもいいのだが……。
「……だめだな」
今日は、少しだけ意地悪くしたい。
聞きたいことがあるからだ。
「えー、なんで? なんで? 僕のこと、かわいいって思ってるよね?」
山田は口をとがらせてこちらを見る。
黒沢が甘やかし、毎日のように「かわいい」と言い続けた結果、黒沢の前でだけ山田の自認は「皮肉屋の冷笑家」ではなく「かわいい僕」になっていた。
「あぁ、おまえは可愛い。今日も、昨日も。きっと明日もかわいいんだろうな」
「だよねぇ。だったらどうして、可愛がってくれないのさ? ……僕、すっごく甘えたい気分だって言ったよね」
山田は黒沢の肩に頭を預けようとする。
その前に黒沢は、山田の鼻をつまんでとめた。
「ぷっは! 何するのさ、痛いよ……どうしてひどいことするのー? 黒沢さん、そういう人だったっけ」
「どうしてだろうな? 心当たりはないのか。自分の胸に聞いてみたか?」
「ないよー。僕は世界一黒沢さんのこと好きだし。黒沢さんにとって世界一かわいいの僕だもん」
そう語る山田の顔は、心なしか得意げだ。
黒沢は少しだけ口角を上げる。
「そうか。その世界一大好きな俺を差し置いて、おまえは昨日何をした?」
「えっ!?」
「……言ってみろ。そうしたら、かわいがってやってもいいぞ」
山田は顔を真っ赤にすると、「あっ」「うぅ……」と声を漏らす。
そしてしばらく、「違うから」「あれは」と小声でいいわけをし、手をぱたぱた動かした後
「ご、めん……黒沢さん。僕、我慢できなくて……ひ、一人で、しちゃっ……して、ました……」
耳まで真っ赤にしてうつむく山田を抱き寄せると、耳元でささやく。
「よく言えたな。だが、一人で済むなら俺はいらないんじゃないか?」
「違っ……それは、違くてっ……僕、一人で……してたけど、上手にできなくて……く、黒沢さんにしてもらわないと、上手にイけなくて……」
しどろもどろで、涙目で。必死になって縋るようこちらを見つめる山田は、誰よりも可愛らしくそして愛おしい。
「だからっ……僕のこと、かわいがって……僕、ちゃんといい子にするから……」
震えた声でこちらの様子を手繰るようにうかがう顔を見て、自然と唇が重なる。
あんまり悲しそうな顔をするな。悪いようにもしないし、ひどいこともしないから。
……少しだけ、意地悪はするが。
「わかった、好きなだけかわいがってやる。だから……」
俺以外の、誰のところにも行くな。
内心の思いを飲み込むよう、再度唇を重ねる。
夢見心地のようにキスをし、体のすべてを黒沢に委ねてくる山田を抱き留め、そのぬくもりを抱きながら黒沢はぼんやりと思うのだ。
この幸福がどうか、腕の中からこぼれ落ちてしまわないように。
「黒沢さーん」
ソファーにこしかけ読書する黒沢の隣に座るなり、山田は腕を絡ませ甘えた声を出す。
上目遣いで甘ったるい声を出し、猫のように体全体をこすりつけてくる時は、自分の武器を「かわいい」と思っている時だ。
実際のところ、山田の仕草をかわいいと思い甘やかすのは黒沢くらいのものであり、この甘え仕草は黒沢くらいにしか効果がないのだが、それで不便はない。
黒沢は本を置いて片手で山田の頭をなでてやると、山田の髪からふわりと甘い果実の香りがした。
「ね、ね。黒沢さん、何読んでたの? 暇だったらさ……もっと、甘えていいかな? 今日さ、すっごく甘えたい気分なんだ」
腕にすがりつき、甘えたように頬ずりをする肌も吐息も、普段より熱い。
このまま望み通りに甘やかしてやってもいいのだが……。
「……だめだな」
今日は、少しだけ意地悪くしたい。
聞きたいことがあるからだ。
「えー、なんで? なんで? 僕のこと、かわいいって思ってるよね?」
山田は口をとがらせてこちらを見る。
黒沢が甘やかし、毎日のように「かわいい」と言い続けた結果、黒沢の前でだけ山田の自認は「皮肉屋の冷笑家」ではなく「かわいい僕」になっていた。
「あぁ、おまえは可愛い。今日も、昨日も。きっと明日もかわいいんだろうな」
「だよねぇ。だったらどうして、可愛がってくれないのさ? ……僕、すっごく甘えたい気分だって言ったよね」
山田は黒沢の肩に頭を預けようとする。
その前に黒沢は、山田の鼻をつまんでとめた。
「ぷっは! 何するのさ、痛いよ……どうしてひどいことするのー? 黒沢さん、そういう人だったっけ」
「どうしてだろうな? 心当たりはないのか。自分の胸に聞いてみたか?」
「ないよー。僕は世界一黒沢さんのこと好きだし。黒沢さんにとって世界一かわいいの僕だもん」
そう語る山田の顔は、心なしか得意げだ。
黒沢は少しだけ口角を上げる。
「そうか。その世界一大好きな俺を差し置いて、おまえは昨日何をした?」
「えっ!?」
「……言ってみろ。そうしたら、かわいがってやってもいいぞ」
山田は顔を真っ赤にすると、「あっ」「うぅ……」と声を漏らす。
そしてしばらく、「違うから」「あれは」と小声でいいわけをし、手をぱたぱた動かした後
「ご、めん……黒沢さん。僕、我慢できなくて……ひ、一人で、しちゃっ……して、ました……」
耳まで真っ赤にしてうつむく山田を抱き寄せると、耳元でささやく。
「よく言えたな。だが、一人で済むなら俺はいらないんじゃないか?」
「違っ……それは、違くてっ……僕、一人で……してたけど、上手にできなくて……く、黒沢さんにしてもらわないと、上手にイけなくて……」
しどろもどろで、涙目で。必死になって縋るようこちらを見つめる山田は、誰よりも可愛らしくそして愛おしい。
「だからっ……僕のこと、かわいがって……僕、ちゃんといい子にするから……」
震えた声でこちらの様子を手繰るようにうかがう顔を見て、自然と唇が重なる。
あんまり悲しそうな顔をするな。悪いようにもしないし、ひどいこともしないから。
……少しだけ、意地悪はするが。
「わかった、好きなだけかわいがってやる。だから……」
俺以外の、誰のところにも行くな。
内心の思いを飲み込むよう、再度唇を重ねる。
夢見心地のようにキスをし、体のすべてを黒沢に委ねてくる山田を抱き留め、そのぬくもりを抱きながら黒沢はぼんやりと思うのだ。
この幸福がどうか、腕の中からこぼれ落ちてしまわないように。
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