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インターネット字書きマンの落書き帳

   
ブラボのようでブラボでない話(ミルクボーイ構文)
ミルクボーイのネタみたいに、ブラッドボーンの話です。
性格には「ブラッドボーンのようでブラッドボーンではない話」です。

こういうネタを書いてみるのは久しぶりですが、楽しいね!
ミルクボーイのネタも楽しいので、ブラボとミルクボーイのファンになってください!




「ブラッドボーンのようでブラッドボーンじゃない話」

「はい、どうもー、あっ、今ね、啓蒙頂きましたけどね、ありがとうございます~」
「こんなん、なんぼあっても良いですからね」

「いきなりですけどね、うちのオカンが好きなゲームがあるらしいんですけれども。その名前ちょっと忘れたらしくてね。いろいろ聞くんやけど、全然わからんのですわ」
「わからへんの? いや、ほな俺がオカンの好きなゲーム一緒に考えてあげるからどんな特徴ゆうてたかっての教えてみてよ」

「あの、ダークファンタジー的な雰囲気でオオカミみたいな獣を狩るゲームらしいねん」
「おー、ブラッドボーンやないかい。その特徴は完全にブラッドボーンやがな。すぐわかったやんこんなんもー」

「いや俺もブラッドボーン思うてんけどな、難易度はそれほど高くないらしいねん」
「あー、ほなブラッドボーンちゃうなぁ……ブラッドボーンは、最初のボスであるガスコイン神父を突破するプレイヤーが半分もおらへんのや。半分はヤーナム広場かせいけもで挫折してるねん」
「そやねんな」
「仮にガスコイン神父までたどり着いてても、墓石にだいたい殺されてんのや。墓石めっちゃ邪魔やねん。あれほなもっと詳しく教えてくれる?」

「主人公が自由にキャラクタークリエイションできるらしいねんけど、美形キャラより汚いオッサンの方が作りやすいらしいねん」
「ブラッドボーンやないかい! ブラボのキャラクリはオッサンかジジイの方がめっちゃハマるねん。痩躯で髭のオッサンにかけては他の追随を許さんほどにオッサン映えしよるで」

「でもな、作品にSF要素は一切入って来てないって言うねんな」
「ほなブラッドボーンちゃうやないかい。ブラッドボーンは入り口がファンタジーかと思ったらどんどん宇宙的規模の恐怖が広がってきてしまいますからね」
「そやねんそやねん、どんどんSANチェック案件になってくるねん」
「な? 最終的に自分らが見てた世界そのものが何だかようわからんくなってくるねん。ま、それ言うたらフロムゲー全部そないなってますけどね。他に何か言ってなかった?」

「最序盤にな、いきなり絶望的な状況から始まるらしいねん」
「そりゃもうブラッドボーンしかないやろ! ブラッドボーンは目覚めたらいきなりステゴロで牛みたいな獣と殴り合わされますからね。一切の操作も知らない状況で、血みどろの医務室で目覚めて牛みたいな獣が襲ってくるとかこんなん絶望的な状況、早々ありゃしませんよそんなもん」

「わからへんねん。俺もブラッドボーンやと思うてんけどな、なんか装備の見た目がイマイチかっこわるいらしいねん」
「ほなブラッドボーンちゃうやないかい。ブラッドボーンの狩装束はどれもこれもメチャクチャカッコイイ形してはるねん。特にヘンリック衣装は、コートスリット色合い小物と完璧なマリアージュかましてきますからね」
「そやねんそやねん、初期のヤーナム衣装もベルトのバックルから帽子、立ち姿と完璧なシルエットやねん」
「ブラッドボーンちゃうな。ほなもうちょっと何か言うてなかった?」

「バケツみたいな兜があるらしいねん」
「ブラッドボーンやないかーーーーーい! まさにバケツに穴が開いているだけの兜とか、やしろあずきの家によく届くプレゼントみたいな兜とかあるからな?」
「そやねんそやねん。バケツを脱いだら金髪の美形が出てくるタイプと、金髪の美形が三角コーンをかぶるタイプがあるねん」
「もうこれ完全にブラッドボーンやないかい、何でわからへんのや」

「俺もブラッドボーン思うてんけどな、レベルを上げてごり押しでボスとかにも勝てるらしいねん」
「ほなブラッドボーンちゃうやないかい。ブラッドボーンはレベル上げるだけでごり押しできないボスが多いねん。ギミック処理しらんとボスで1分も立ってられんことすらある」
「そやせんそやねん、仲間呼んで助けてもらおう。思っても仲間を呼ぶだけボスがパワーアップしとるねん」
「聖杯にいるロマとかもう何でそんな狭い所におるのって気が狂いそうになるわ。いくらフロムでもやっていいことと悪い事があるで。他に何か言うてへんかった?」

「なんかよそ者に相当排他的な世界が舞台やねんて」
「ブラッドボーンや! ヤーナムの街ほどよそ者に排他的で秘密主義な街そうそうないねん! 医療協会とかビルゲンワースとか連盟とかカレルとか、もう人類史の文化とおおよそかけ離れた概念が普通に飛び交ってんのよ」
「そやねんそやねん。冒涜的な埋葬とか、もはやどんな埋葬か想像もつかん恐ろしい言葉が飛び交ってるのよ」
「ヤーナム野郎が悪口として使われるくらいですからね。そうとうよそ者に対しての風当たりが強いと思いますよ」
「でもわからへんねん」
「これはもうブラッドボーン確定やろ。なんでわからへんねん」

「でも、おかんがいうには殺せないNPCがおるらしいねん」
「だったらブラッドボーンちゃうかぁ。ブラッドボーンは、出会ったNPCとほとんどケジメつけられるようになっとるからね」
「そやねんそやねん、うっかり撃った散弾銃が連盟の長にあたったばかりにでかいピザカッターでおいかけられたりするねんな」
「アルフレートくんの人生をどこでケジメつけさせるかプレイヤーが選べるのがせめてもの慈悲って感じがするんが味わい深いんよな。ほなブラッドボーンちゃうやんか。他に何か言うてなかった?」

「本編のボリュームが充分な上に、追加DLCもめちゃくちゃボリュームがあるらしいねん」
「ブラッドボーンや! ブラボは本編でステーキ肉ぎゅうぎゅうに喰わされたと思ったら、追加DLCでもまたステーキ肉追加してくるタイプのゲームやねん。肉&肉みたいなDLCを全力でぶつけてくるタイプや」
「そやねんそやねん。肉を食い終わったと思ったらまた肉が出てくる感じやねん」
「本編にナンしか存在してなくて、カレー部分がDLCでばら売りされてるような甘ったれたDLC販売とはもう質量が違う。圧倒的覚悟が存在するねん。もうブラッドボーンしかないやないかい」

「でもな、マルチプレイとか通信とかには一切対応してないらしいねん」
「ほなブラッドボーン違うなぁ……ブラボはうまうま狩人さんが手伝いに来てくれたり、メチャクチャにビルドされた乱入があったりするのが楽しいみたいな所あるもんなぁ」
「そやねんそやねん。簡易聖杯で他人様のつくった聖杯ダンジョン潜ったりするの楽しいもんな」
「今や4割くらいが改造聖杯にぶちあたる魔窟になってもうてますけどね。それはもうブラッドボーン違うやろ」

「でもな、オカンが言うにはフレーバーテキストがめちゃくちゃ味わいがあって世界観の補完してくるらしいねん」
「ブラッドボーンや! ブラッドボーンは装備やアイテムのフレーバーテキストで世界観めちゃくちゃ補完してくるタイプのゲームやねん! ガスコイン神父とヘンリックが相棒とか、フレーバーテキストでしか語られてないからね」
「そやねんそやねん。フレーバーテキストでしか語られてないけど、公式のゲームで相棒と名言されている貴重な存在やねんな」
「メインのストーリーではキャラクターのバックボーンが語られることもなければ世界観が語られることもないから、アイテム類のフレーバーテキストめっちゃ読み込んでしまうんや。そんなんもうブラボしか考えられへんやろ」

「でもな、DLCが3つくらい出とるらしいねん」
「だったらブラッドボーン違うなぁ……さっきも言ったけどブラボは本編が肉! DLCも肉やから。そんな質量の多い肉&肉が3つも来たらなんぼヘビーユーザーでも胃もたれで死んでしまうもんなぁ」
「そやねんそやねん。相撲取りでもそこまでのカロリー求めてないってくらい濃厚なDLCコンテンツやねん」
「ほんまそれブラッドボーンと違うわ……おかん他になんか言うてなかった?」

「何か、PSでセールがあるとほぼ毎回セールやってたり」
「ブラッドボーンや! ブラボはむしろ定価で買う方が難しいねん。いつも格安セールやってるから既存プレイヤーが『ブラボが安い、今すぐ死ね!』なんて物騒なコト言い出してるやん!」

「プレイヤーのほとんどの故郷になってしもたり」
「ブラッドボーンや! ブラボをプレイすると何故か故郷がヤーナムになってしまう民多すぎるんや。みんな心がヤーナムに行ってしまうねん! 冒涜的で背徳的、排他的で秘匿の多いあの街に心が帰ろうとしてしまうねん!」

「続編期待されているけど、ちょっと難しい状況でもあるらしいんや」
「ブラドボーンや! ブラボみたいなゲームはやりたいと思うけど、ブラッドボーン2で出されるとなんかシックリこない気がしてしまうねん! それもうブラボやろ!?」

「そんでな、おとんが言うには、スカイリムやないんか? って……」
「んなわけあ……スカイリム。スカイリムやなぁ……」

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東吾
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インターネット駄文書き
自己紹介:
ネットの中に浮ぶ脳髄。
紳士をこじらせているので若干のショタコンです。
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