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インターネット字書きマンの落書き帳

   
ちくびさわりむし(シンドー×あらい・BL)
平和な世界線で付き合っている新堂×荒井の話をしますよ。
平和な世界線で付き合っているので卒業後は一緒に生活しているし20年後も二人で過ごしている事でしょう。(頑なに自分の幻覚を信じているひと)

今回は荒井くんがゲームをやっている時、後ろから抱きついてずーっとそれを見ながら荒井くんの乳首をこねくりまわしている新堂さんの話をします。
乳首こねこね。こねこね乳首。

新堂先輩は男と付き合っていても男の裸に欲情する訳ではないし性的なアレコレにひどく疎そうだから無意識にえっちな事をしていて荒井を困らせていそうだよね。

いるといいな!
今日からそういう事にしようぜ!



『その手の定位置』


 荒井昭二がゲームをしようと思ってソファーに座ると新堂誠は決まって後ろから抱きしめると荒井の頭に顎を乗せてゲームする姿を見ていた。
 スポーツでも何でも真剣勝負を見るのが好きな新堂は荒井のプレイするゲームを見るのも好きなようでどんな難解なゲームでも楽しそうに眺めているのだがやはり手持ち無沙汰なのだろうか、よく背後から手を伸ばし荒井の胸元で手遊びするのは悩みの種であった。
 ただ抱きしめられているというのなら荒井もそこまで気にしないのだが胸元ばかり触られてるというのはやはり気になる。時々強めに抓り上げられる事がありつい声が漏れてしまって操作に支障を来す事すらあるのだから尚更だ 。
 だからその日、いつものようにゲームをする荒井を当然のように膝にのせて抱きしめ胸元へと手を滑り込ませた新堂に釘を刺すつもりで口を開いた。

「新堂さん、僕の胸を触るのが好きですよね。そんなに僕の胸が好きですか」

 嫌味のつもりだった。
 何で人の胸ばかり触るんだ。嫌がっていなければコチラの身体を自由にしていいとでも思っているのか。胸ばかり触るという事はやましい事でも考えているんじゃないか。純情な顔をしてえっちな事ばかり考えているんじゃないか。
 あらゆる意味合いに取れるような言い回しをしたつもりだったのだが、新堂はさして気にする様子もなくあっけらかんとしたままだった。

「おう、好きだぜ。お前の胸ってちょっとヒンヤリして気持ちいいしなぁ。細いから指先に肋の感覚がわかるのも面白ェし。同じ男でも身体つきが全然違うんだよなぁ」

 新堂はそう言いながら屈託なく笑う。確かにその手は前戯の愛撫というより可愛い動物でも撫でるような優しく包み込むような手つきだったろう。
 だとすると彼の指先に性愛を感じ燻るような思いを抱いていたのは荒井の方だし新堂をむっつりスケベのような扱いにしておいて自分の方が内心それを期待していたことになる。

「何ですかそれ……」

 恥ずかさを払拭するため呆れたような声で言えば、新堂はふっと思い出したように笑う。

「あぁ、それに時々おまえ乳首ねじられると変な声出すだろ。あれ、面白ェしな」

 どうやら新堂は無意識に胸元を弄りあまり良く考えもせず荒井の胸元を触っていたらしい。
 元々新堂は動物的な勘でも持っているというのか、セックスの経験はなく荒井が初めて抱いた相手だとは言うのだがまるで身体のどこに心地よい場所があるのか全てを網羅しているかの如く的確に攻め立てるような所がある。乳首をこね回されたら快楽が生まれる事なんて知らないまま手遊びのつもりでおり、それが確実に荒井の胸を開発している事など欠片も思っていないのだろう。
 だとしたらこの上なく迷惑な手遊びだが新堂が頻繁に胸元を触るため今はすっかりそれが快感になってしまったのもまた事実だ。

「でも荒井が嫌だってんならやめるぜ。くすぐったいのか? そういえば時々ゲームもミスるけどそれも俺のせいだったか? それなら悪かったよなァ全然気付かなかったぜ」

 胸元から離れようとする新堂の手を荒井は慌てて止める。
 触れていて欲しいか欲しくないかで言われたら触れていて欲しいからだ。

「大丈夫ですよ触っていても。僕の胸を触るのが好きなんですよね」
「あぁ、まぁな。いや、胸を触ってるのが好きだなんて変態じみてるよなぁ……ホント、嫌だったらやめるぜ。無意識に触っちまってたけど結構失礼だもんなぁ」
「気にしなくてもいいですよ。僕も新堂さんに触られるのは嫌いじゃないですから」

 荒井は胸元にある手に触れると、不適に微笑む。

「でも、他の誰かの身体を不用意に触るのはダメですよ。他の誰かを触るのは絶対に許しません……貴方が自由に触っていい身体は僕だけです、忘れないでくださいね」

 人形のように整った荒井の顔立ちは年齢を思わせぬほど妖しくも美しく、だがそれ故に恐ろしい。 その笑顔を見ると新堂はつい苦笑いになってしまうのだ。
 荒井の事は好きだし何より大切に思っているが、とんでもない相手に捕まってしまったものだ。そう思わずにはいられぬ感情に今日も新堂は縛られていた。

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インターネット駄文書き
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