インターネット字書きマンの落書き帳
同棲はじめたころの新堂×荒井のはなし(BL)
平和な世界線で普通に付き合ってる新堂×荒井の話をします。(挨拶)
俺はぁ~、順調に付き合って大学生活で自然と同棲する。
そんな新堂×荒井が見たいんですゥ~!
と思ったので書きました。
荒井が大学生になったと同時にいっしょに生活しはじめて「家に荒井がいて嬉しい」ってなっちゃう新堂パイセンの話です。
時々は同棲新堂×荒井を書いて生きていきたいね……。
実際のところ、鳴神学園に関連した大学だと二人とも自宅から通えるんじゃ無ェ?
とか……。
荒井は新堂と別の大学行きそうじゃ無ェ?
みたいな気持ちは「俺に都合がいい展開しかおこらないから」で封印しました。
俺はぁ~、順調に付き合って大学生活で自然と同棲する。
そんな新堂×荒井が見たいんですゥ~!
と思ったので書きました。
荒井が大学生になったと同時にいっしょに生活しはじめて「家に荒井がいて嬉しい」ってなっちゃう新堂パイセンの話です。
時々は同棲新堂×荒井を書いて生きていきたいね……。
実際のところ、鳴神学園に関連した大学だと二人とも自宅から通えるんじゃ無ェ?
とか……。
荒井は新堂と別の大学行きそうじゃ無ェ?
みたいな気持ちは「俺に都合がいい展開しかおこらないから」で封印しました。
『家に荒井がいる!』
たこ焼きを買ってアパートへ戻った新堂がドアを開ければ、テーブルの前で荒井が買ったばかりの本を読んでいる最中だった。
ただいまと言うべきだろうが、その前に
「うわ、家に荒井がいる!」
なんて言葉が零れる。
すると荒井はいぶかしげな顔になり新堂の方を見た。
「当たり前じゃないですか、ここは僕の家でもあるんですから」
鳴神学園を卒業後、大学へ通う事になった荒井は春から新堂と同じアパートで暮らす事になった。
引っ越しをして荷ほどきをして、新居に越してから今日で一週間。大学が始まるのと同時に実質、同棲生活をスタートさせた事になる。
「それは分かってるんだけどな、家に誰かいるっての新鮮で……」
新堂は歯を見せて笑うとテーブルの上にたこ焼きを置き荒井の身体を抱きしめた。
「それに、俺からすると1年だれもいなかった家に人がいる訳だし。ずっとお前がいる生活に憧れていた訳だから、何というんだろうな……すげぇ嬉しいんだよ」
荒井は卒業してすぐに新堂との生活がスタートしているが、新堂は一年一人暮らしをしている。 時には誰もいない部屋に戻って寂しい思いをしていたのだろう。
荒井だって新堂と離れる時は置いていかれたような気持ちにはなっていたが、家には家族がいるのだから誰もいない家に帰る寂しさはなかった。
「……すいませんでした、一年も寂しい思いをさせてしまって。新堂さんはさみしがり屋ですもんね」
「別にいいって、お前だって本当はさみしがり屋だろ。俺が一年寂しかった気持ちをお前にまで味会わせたく無ェもん」
「僕は別に……」
そこまで言いかけて、荒井はこの一年を振り返る。
同じ学校に通わなくなった一年。通学路で会う事もなければ学食で顔をあわせる事もなく、部活が終わるまで放課後の教室で待つ必要もない一年だ。
無駄な時間を過ごさなくなったといえばその通りなのだが、待っている時の楽しみな時間や顔をあわせて話す幸せな時間を失っていたのは事実であり、日々の生活に色を失ったような寂しさを感じていた。
「……いえ、僕も案外寂しかったのかもしれませんね」
今は違う。
そばに新堂がいるというだけで世界が色づいたように思えるし、一緒にいる、この家にいれば彼が戻ってくると、そう思うだけで不安も焦りも心配も無い。
大学に行くようになりすぐに一人暮らしを始めた新堂はもっと孤独でもっと寂しい気持ちを抱き一人の部屋に帰っていたのだろうか。
「だろ? ……もう寂しい思いはさせねぇからな。俺はいつだって、おまえのところに戻ってくるからな」
「ありがとうございます。僕もいつだって、貴方が帰れる場所でいますからね」
互いを抱きしめ唇を重ね、それでようやく安心したよう互い笑い合う。
「さ、たこ焼き食おうぜ。冷めると美味くないからな」
そうして、新堂は買ったばかりのたこやきを開ける。
美味しそうなソースの香りを漂わせながら、荒井はただぼんやりとこんな幸せがずっと続くよう願うのだった。
たこ焼きを買ってアパートへ戻った新堂がドアを開ければ、テーブルの前で荒井が買ったばかりの本を読んでいる最中だった。
ただいまと言うべきだろうが、その前に
「うわ、家に荒井がいる!」
なんて言葉が零れる。
すると荒井はいぶかしげな顔になり新堂の方を見た。
「当たり前じゃないですか、ここは僕の家でもあるんですから」
鳴神学園を卒業後、大学へ通う事になった荒井は春から新堂と同じアパートで暮らす事になった。
引っ越しをして荷ほどきをして、新居に越してから今日で一週間。大学が始まるのと同時に実質、同棲生活をスタートさせた事になる。
「それは分かってるんだけどな、家に誰かいるっての新鮮で……」
新堂は歯を見せて笑うとテーブルの上にたこ焼きを置き荒井の身体を抱きしめた。
「それに、俺からすると1年だれもいなかった家に人がいる訳だし。ずっとお前がいる生活に憧れていた訳だから、何というんだろうな……すげぇ嬉しいんだよ」
荒井は卒業してすぐに新堂との生活がスタートしているが、新堂は一年一人暮らしをしている。 時には誰もいない部屋に戻って寂しい思いをしていたのだろう。
荒井だって新堂と離れる時は置いていかれたような気持ちにはなっていたが、家には家族がいるのだから誰もいない家に帰る寂しさはなかった。
「……すいませんでした、一年も寂しい思いをさせてしまって。新堂さんはさみしがり屋ですもんね」
「別にいいって、お前だって本当はさみしがり屋だろ。俺が一年寂しかった気持ちをお前にまで味会わせたく無ェもん」
「僕は別に……」
そこまで言いかけて、荒井はこの一年を振り返る。
同じ学校に通わなくなった一年。通学路で会う事もなければ学食で顔をあわせる事もなく、部活が終わるまで放課後の教室で待つ必要もない一年だ。
無駄な時間を過ごさなくなったといえばその通りなのだが、待っている時の楽しみな時間や顔をあわせて話す幸せな時間を失っていたのは事実であり、日々の生活に色を失ったような寂しさを感じていた。
「……いえ、僕も案外寂しかったのかもしれませんね」
今は違う。
そばに新堂がいるというだけで世界が色づいたように思えるし、一緒にいる、この家にいれば彼が戻ってくると、そう思うだけで不安も焦りも心配も無い。
大学に行くようになりすぐに一人暮らしを始めた新堂はもっと孤独でもっと寂しい気持ちを抱き一人の部屋に帰っていたのだろうか。
「だろ? ……もう寂しい思いはさせねぇからな。俺はいつだって、おまえのところに戻ってくるからな」
「ありがとうございます。僕もいつだって、貴方が帰れる場所でいますからね」
互いを抱きしめ唇を重ね、それでようやく安心したよう互い笑い合う。
「さ、たこ焼き食おうぜ。冷めると美味くないからな」
そうして、新堂は買ったばかりのたこやきを開ける。
美味しそうなソースの香りを漂わせながら、荒井はただぼんやりとこんな幸せがずっと続くよう願うのだった。
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