インターネット字書きマンの落書き帳
【赤川くんの服装をなおしてくれるタイプの袖山くん(赤袖)】
時々に赤川×袖山の話も書くコーナーです。(挨拶)
赤川と袖山……もうそれは青春! 青春じゃん!
って気持ちになりますね。
なりませんか?
今日からなるといいよ!
そんな気分で、何となく赤川のこと気になっている袖山みたいな話ですよ。
荒井フレンズがワチャッとしている話……好きだなァ~。
いずれ付き合う赤袖なので赤袖でかいてます。
俺の中では赤袖なんだよォ~。
赤川の一人称が「俺」になっているのは「袖山の前だと俺になる赤川くんが見たいな」と思ったからなのでバグではなく仕様です。
赤川と袖山……もうそれは青春! 青春じゃん!
って気持ちになりますね。
なりませんか?
今日からなるといいよ!
そんな気分で、何となく赤川のこと気になっている袖山みたいな話ですよ。
荒井フレンズがワチャッとしている話……好きだなァ~。
いずれ付き合う赤袖なので赤袖でかいてます。
俺の中では赤袖なんだよォ~。
赤川の一人称が「俺」になっているのは「袖山の前だと俺になる赤川くんが見たいな」と思ったからなのでバグではなく仕様です。
『首筋の赤い痕』
赤川哲也は趣味のゲームに対しては情熱を注ぐが他の事に対しては無頓着な男だった。
とりわけ服装に関してはだらしない位で、ワイシャツがズボンから出ているのは日常茶飯事。本来は襟元につける校章もいつだって上ポケットにつけているくらいだ。
とはいえ言っても赤川は気にしないし、何度直しても気付いたらシャツを出しっぱなしにしているから彼の友人ももう誰も注意しなくなっていたのだが。
「赤川くん、今日は服装のチェックがあるっていうからシャツをちゃんとしまっておこう。あと、校章を襟元につけなおしておくね」
友人である袖山勝だけは赤川の服装を気にして、教師がチェックしている時くらいは声をかけていた。 赤川は多少咎められるくらいですむなら服など直さないタイプだったし、校章の位置が違うことやシャツが出ている程度では教師もうるさく言わないものだから
「うん、わかってる。後でなおしておくって」
なんて、袖山に言われてもてんで気にせずスマホのゲームに夢中なものだから、いつも袖山が
「しかたないなぁ、僕が直しちゃうよ」
など言いながらシャツをズボンに入れたり、校章を襟元につけなおしたりしているのだ。
「袖山くんは優しいね。赤川くんもそれくらい自分でやったらいいんだよ」
それを見て、荒井はいつも呆れたように呟く。
荒井からしてみれば赤川に気を遣っても感謝などしないのだから袖山は気にせずに叱られる赤川を眺めていればいいとは思うのだが。
「赤川くんは友達だから。友達が叱られたりするのは僕も悲しいからね」
袖山はいつも人の良さそうな笑顔でそういうから、荒井はあえて止める事もなく世話をやく彼を眺めていた。
※※※
その日、教師の服装チェックが終わった後体育の授業があったので、昼休み前にすでに赤川はシャツを出して歩いていた。
「せっかく袖山くんが直してくれたのにもう台無しにしてるじゃないか、赤川くんはしかたないな……」
荒井は半ば呆れながらズボンから出た裾をつまむ。
赤川はつままれた裾をどこか他人事のように眺めながらスマホを取りだした。
「でも、校章はそのままにしてあるよ。せっかく袖山くんが直してくれたからね」
赤川はそう言いながら、しきりに首筋を気にする。何度も掻いているせいか、首元は赤くなっていた。
「どうしたの、赤川くん。さっきから首を掻いてるけど、虫に刺されたとか」
心配そうにのぞき込んでくる袖山に、赤川は少しばつが悪そうな顔をする。
「別にそうじゃないんだけどさ。俺さ、金属アレルギーっぽいところがあってね、首元に校章をつけておくとこう、かぶれるのか痒くなっちゃうんだよ」
言葉通り、首筋はすっかり赤くなっていた。
それを横からのぞき見た時田は
「はは、キスマークをつけてきたのかい、赤川くん」
なんて茶化すように言ったものだから、それを聞いたとたん、袖山は顔を真っ赤にして赤川の首元から校章を外そうとした。
「ご、ご、ごめん! アレルギーなんて知らなくって、ポケットにつけなおすからね」
「別にそれほどひどいアレルギーでもないよ、少し痒くなるだけだし袖山くんが気にする事ないって」
赤川はあまり気にしてないようだが、袖山はすっかり顔を赤くする。
「だ、ダメだよ。僕がつけなおした校章がき、キスマークみたいだとか。ぼ、僕がつけたキスマークみたいで恥ずかしいじゃないか」
その言葉で、赤川も少し照れたように笑うと
「ま、まってくれよ。そんな事言われたら俺まで恥ずかしいだろう、わかった、自分でつけなおすから……」
「うう、ごめん。ごめんね赤川くん僕のせいで……」
「だから気にしないでくれって、恥ずかしいだろまったく……」
そう言いながら慌てて校章をいつもの定位置であるシャツの上ポケットへと付け直す。
そんな二人を、時田はニヤニヤと笑いながら。荒井はどこか呆れながら静かに眺めていた。
赤川哲也は趣味のゲームに対しては情熱を注ぐが他の事に対しては無頓着な男だった。
とりわけ服装に関してはだらしない位で、ワイシャツがズボンから出ているのは日常茶飯事。本来は襟元につける校章もいつだって上ポケットにつけているくらいだ。
とはいえ言っても赤川は気にしないし、何度直しても気付いたらシャツを出しっぱなしにしているから彼の友人ももう誰も注意しなくなっていたのだが。
「赤川くん、今日は服装のチェックがあるっていうからシャツをちゃんとしまっておこう。あと、校章を襟元につけなおしておくね」
友人である袖山勝だけは赤川の服装を気にして、教師がチェックしている時くらいは声をかけていた。 赤川は多少咎められるくらいですむなら服など直さないタイプだったし、校章の位置が違うことやシャツが出ている程度では教師もうるさく言わないものだから
「うん、わかってる。後でなおしておくって」
なんて、袖山に言われてもてんで気にせずスマホのゲームに夢中なものだから、いつも袖山が
「しかたないなぁ、僕が直しちゃうよ」
など言いながらシャツをズボンに入れたり、校章を襟元につけなおしたりしているのだ。
「袖山くんは優しいね。赤川くんもそれくらい自分でやったらいいんだよ」
それを見て、荒井はいつも呆れたように呟く。
荒井からしてみれば赤川に気を遣っても感謝などしないのだから袖山は気にせずに叱られる赤川を眺めていればいいとは思うのだが。
「赤川くんは友達だから。友達が叱られたりするのは僕も悲しいからね」
袖山はいつも人の良さそうな笑顔でそういうから、荒井はあえて止める事もなく世話をやく彼を眺めていた。
※※※
その日、教師の服装チェックが終わった後体育の授業があったので、昼休み前にすでに赤川はシャツを出して歩いていた。
「せっかく袖山くんが直してくれたのにもう台無しにしてるじゃないか、赤川くんはしかたないな……」
荒井は半ば呆れながらズボンから出た裾をつまむ。
赤川はつままれた裾をどこか他人事のように眺めながらスマホを取りだした。
「でも、校章はそのままにしてあるよ。せっかく袖山くんが直してくれたからね」
赤川はそう言いながら、しきりに首筋を気にする。何度も掻いているせいか、首元は赤くなっていた。
「どうしたの、赤川くん。さっきから首を掻いてるけど、虫に刺されたとか」
心配そうにのぞき込んでくる袖山に、赤川は少しばつが悪そうな顔をする。
「別にそうじゃないんだけどさ。俺さ、金属アレルギーっぽいところがあってね、首元に校章をつけておくとこう、かぶれるのか痒くなっちゃうんだよ」
言葉通り、首筋はすっかり赤くなっていた。
それを横からのぞき見た時田は
「はは、キスマークをつけてきたのかい、赤川くん」
なんて茶化すように言ったものだから、それを聞いたとたん、袖山は顔を真っ赤にして赤川の首元から校章を外そうとした。
「ご、ご、ごめん! アレルギーなんて知らなくって、ポケットにつけなおすからね」
「別にそれほどひどいアレルギーでもないよ、少し痒くなるだけだし袖山くんが気にする事ないって」
赤川はあまり気にしてないようだが、袖山はすっかり顔を赤くする。
「だ、ダメだよ。僕がつけなおした校章がき、キスマークみたいだとか。ぼ、僕がつけたキスマークみたいで恥ずかしいじゃないか」
その言葉で、赤川も少し照れたように笑うと
「ま、まってくれよ。そんな事言われたら俺まで恥ずかしいだろう、わかった、自分でつけなおすから……」
「うう、ごめん。ごめんね赤川くん僕のせいで……」
「だから気にしないでくれって、恥ずかしいだろまったく……」
そう言いながら慌てて校章をいつもの定位置であるシャツの上ポケットへと付け直す。
そんな二人を、時田はニヤニヤと笑いながら。荒井はどこか呆れながら静かに眺めていた。
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