インターネット字書きマンの落書き帳
好きな男の顔と身体が好きな男のはなし
平和な世界線で普通につきあっている新堂×荒井の話をします。
わりと「自分のどこがいいんだよ」って聞いてしまう新堂パイセンの概念好きですね。
だからまた書きます。
好きなものは何度でも書く。似たハナシになっても「今日の俺が最高の俺に違いない」と信じて書く。
二次創作を長く続ける秘訣は……自分を信じる事だぜッ……!
だから今日も「俺のどこがいいの」って聞く新堂パイセンと「顔と身体ですけど」とこたえる可愛い荒井くんのハナシをします。
新堂の顔と身体が好きな荒井という概念をどんどんキメていこうな。
ところで今回どこで会話しているのかよくわからんかんじになってますが俺もわかりません。
外か家かな? わからないからみんなの心の中で部屋を構築してね!
わりと「自分のどこがいいんだよ」って聞いてしまう新堂パイセンの概念好きですね。
だからまた書きます。
好きなものは何度でも書く。似たハナシになっても「今日の俺が最高の俺に違いない」と信じて書く。
二次創作を長く続ける秘訣は……自分を信じる事だぜッ……!
だから今日も「俺のどこがいいの」って聞く新堂パイセンと「顔と身体ですけど」とこたえる可愛い荒井くんのハナシをします。
新堂の顔と身体が好きな荒井という概念をどんどんキメていこうな。
ところで今回どこで会話しているのかよくわからんかんじになってますが俺もわかりません。
外か家かな? わからないからみんなの心の中で部屋を構築してね!
『そういうところも悪くない』
自分なんかのどこが良くて付き合おうと思ったのか。
新堂誠がそれを聞くたびに荒井昭二は間髪入れずに答えるのだ。
「顔と身体ですよ。僕は貴方の顔が好きなんです」
清々しい程の即答にはいつも感心してしまうのだが、常日頃からボクシングの練習と節制とで鍛えている身体はまだしも顔の方は本当かと疑いたくなる。
新堂は別に自分の顔が嫌いだという訳ではなかったが他人に好かれるほど目を引くような美男子といった訳ではないことくらい自覚していたからだ。
むしろ顔に関していえば強面と呼ばれるタイプで威圧感こそ与えはすれ好感をもたれるようなタイプではないだろう。
そんな自分の顔を好きだと言われるのは嬉しい気持ちもあったがそれ以上に本当にそうなのだろうか、好きでもないから適当な事を言っているのではないかと疑念を抱いてしまうのだ。
荒井の顔立ちが人形のような美少年なのだから尚更である。
「マジかよ。適当に答えてんじゃ無ェのか? 俺ぁお世辞にもいい男って顔じゃぁ無ェだろうが」
頭を掻いてため息をつく新堂を前に、荒井は方杖をつき入れ立てのコーヒーにミルクを注いだ。
「だからって褒められるほど性格も良くないでしょう。僕は貴方を悪人とは思っていませんが、善人と呼べるほど立派な人間とも思っていませんから」
涼しい顔をして随分と辛辣な物言いをするがこれが荒井の性格なのだから仕方が無い。
それに新堂自身も自分が良い奴であるという自覚などほとんどなかった。学生という身分に甘えて悪い事を随分としてきたし暴力沙汰も一度や二度ではない人間が善人ヅラをしようったって無理がある事くらいわかっているのだ。
「それに、そもそも新堂さんだって僕の顔と身体が好きで付き合ってるんじゃないんですか? 僕だって自分が善人だとは思ってないですからね。自分勝手、自己中心的、エゴイスト、そういった表現がよく似合う性格だと自覚してますから」
荒井はそう言いながらミルクを混ぜたスプーンをカップのふちで叩く。
確かにそうだ。男だとわかっていても抱く事が出来たのは場の空気に飲まれなし崩し的なものだったといえども荒井の顔立ちが男にしてはやや中性的で綺麗な顔立ちをしていたというものあったからだろう。
そして荒井はその綺麗な顔とすました表情とは裏腹に時に感情的で時に辛辣なひどく御しがたい性格をしていたのだ。
「まぁ、確かになぁ。お前は綺麗な顔してると思うぜ。いや、最初は気付かなかったけどよ……ほら、お前って顔隠してるだろ? 前髪長ェし」
「えぇ……あまり目立ちたくはないんですよ。容姿の良し悪しは面倒な事になりやすいですから」
そう語ると荒井は長いため息をつく。「ただしイケメンに限る」なんて言う輩がいるが整った容姿でいる事にもそれなりに苦労があるのだろう。
「そうだな……おまえが綺麗な顔してるってのはそう思うぜ。お前に好きだって言われるのも嬉しいしな」
新堂はアゴに手をあてると少しの間思案する。
綺麗な顔をした相手に好きだ、愛していると言われるのはそれがリップサービスであっても嬉しいのは事実だ。何度も抱いていれば身体に愛着も出る。
だが荒井の顔と身体だけが好きだから付き合えているのかといわれれば少し違う気がしたからだ。
綺麗な顔をしていて自己中心的で、知識に対しては貪欲で、どこか他人を見下すような傲慢さを持つ荒井の性格は確かに可愛くないが、誰にでも臆さぬ物言いをするのは気に入っていた。
「でも、俺はお前のクソみたいな性格、けっこう好きだぜ。いや、本当にクソみたいな奴だと思うけどよ……俺もいい加減な人間だからなァ。自分に正直でいる奴の方が俺は好きだぜ」
そうして笑えば荒井は虚を突かれた表情になりしばし新堂の顔を見つめていたが、すぐに俯き小声で呟く。
「何ですかそれ。新堂さん、貴方は本当に……時々、僕の調子を狂わせようとする……でも、僕もそうだ。貴方のそういう所が、僕は嫌いじゃない……」
「どうした荒井、何か言ったか」
「いえ、何でもないです」
荒井は顔をあげるとコーヒーを一気に飲み干す。
そして内心思うのだ。
今度同じように「自分のどこがいいんだ」なんて聞かれたら「顔と身体」だけではなく「性格も嫌いじゃない」くらいは伝えてもいいだろうと。
自分なんかのどこが良くて付き合おうと思ったのか。
新堂誠がそれを聞くたびに荒井昭二は間髪入れずに答えるのだ。
「顔と身体ですよ。僕は貴方の顔が好きなんです」
清々しい程の即答にはいつも感心してしまうのだが、常日頃からボクシングの練習と節制とで鍛えている身体はまだしも顔の方は本当かと疑いたくなる。
新堂は別に自分の顔が嫌いだという訳ではなかったが他人に好かれるほど目を引くような美男子といった訳ではないことくらい自覚していたからだ。
むしろ顔に関していえば強面と呼ばれるタイプで威圧感こそ与えはすれ好感をもたれるようなタイプではないだろう。
そんな自分の顔を好きだと言われるのは嬉しい気持ちもあったがそれ以上に本当にそうなのだろうか、好きでもないから適当な事を言っているのではないかと疑念を抱いてしまうのだ。
荒井の顔立ちが人形のような美少年なのだから尚更である。
「マジかよ。適当に答えてんじゃ無ェのか? 俺ぁお世辞にもいい男って顔じゃぁ無ェだろうが」
頭を掻いてため息をつく新堂を前に、荒井は方杖をつき入れ立てのコーヒーにミルクを注いだ。
「だからって褒められるほど性格も良くないでしょう。僕は貴方を悪人とは思っていませんが、善人と呼べるほど立派な人間とも思っていませんから」
涼しい顔をして随分と辛辣な物言いをするがこれが荒井の性格なのだから仕方が無い。
それに新堂自身も自分が良い奴であるという自覚などほとんどなかった。学生という身分に甘えて悪い事を随分としてきたし暴力沙汰も一度や二度ではない人間が善人ヅラをしようったって無理がある事くらいわかっているのだ。
「それに、そもそも新堂さんだって僕の顔と身体が好きで付き合ってるんじゃないんですか? 僕だって自分が善人だとは思ってないですからね。自分勝手、自己中心的、エゴイスト、そういった表現がよく似合う性格だと自覚してますから」
荒井はそう言いながらミルクを混ぜたスプーンをカップのふちで叩く。
確かにそうだ。男だとわかっていても抱く事が出来たのは場の空気に飲まれなし崩し的なものだったといえども荒井の顔立ちが男にしてはやや中性的で綺麗な顔立ちをしていたというものあったからだろう。
そして荒井はその綺麗な顔とすました表情とは裏腹に時に感情的で時に辛辣なひどく御しがたい性格をしていたのだ。
「まぁ、確かになぁ。お前は綺麗な顔してると思うぜ。いや、最初は気付かなかったけどよ……ほら、お前って顔隠してるだろ? 前髪長ェし」
「えぇ……あまり目立ちたくはないんですよ。容姿の良し悪しは面倒な事になりやすいですから」
そう語ると荒井は長いため息をつく。「ただしイケメンに限る」なんて言う輩がいるが整った容姿でいる事にもそれなりに苦労があるのだろう。
「そうだな……おまえが綺麗な顔してるってのはそう思うぜ。お前に好きだって言われるのも嬉しいしな」
新堂はアゴに手をあてると少しの間思案する。
綺麗な顔をした相手に好きだ、愛していると言われるのはそれがリップサービスであっても嬉しいのは事実だ。何度も抱いていれば身体に愛着も出る。
だが荒井の顔と身体だけが好きだから付き合えているのかといわれれば少し違う気がしたからだ。
綺麗な顔をしていて自己中心的で、知識に対しては貪欲で、どこか他人を見下すような傲慢さを持つ荒井の性格は確かに可愛くないが、誰にでも臆さぬ物言いをするのは気に入っていた。
「でも、俺はお前のクソみたいな性格、けっこう好きだぜ。いや、本当にクソみたいな奴だと思うけどよ……俺もいい加減な人間だからなァ。自分に正直でいる奴の方が俺は好きだぜ」
そうして笑えば荒井は虚を突かれた表情になりしばし新堂の顔を見つめていたが、すぐに俯き小声で呟く。
「何ですかそれ。新堂さん、貴方は本当に……時々、僕の調子を狂わせようとする……でも、僕もそうだ。貴方のそういう所が、僕は嫌いじゃない……」
「どうした荒井、何か言ったか」
「いえ、何でもないです」
荒井は顔をあげるとコーヒーを一気に飲み干す。
そして内心思うのだ。
今度同じように「自分のどこがいいんだ」なんて聞かれたら「顔と身体」だけではなく「性格も嫌いじゃない」くらいは伝えてもいいだろうと。
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