インターネット字書きマンの落書き帳
風間先輩に○される(風坂)
殺人クラブ設定の風間と坂上です。
坂上を殺したあと、坂上の血で服が汚れて不愉快になるも、坂上を殺せた満足感と坂上の死体が思ったより綺麗だったので上機嫌になる風間という概念ですよ。
風間は軽薄にキスをするけど、心情的には「お気に入りの玩具が可愛かったから」くらいのキスで深い意味は無いです。
BLとして左右の定義がないのでそのへんは自由だろうな、と思うけど「坂上くんが風間にナイフを入れられている」ので便宜上坂上受けとします。
入れる方が受け。
それがナイフでもね。
坂上を殺したあと、坂上の血で服が汚れて不愉快になるも、坂上を殺せた満足感と坂上の死体が思ったより綺麗だったので上機嫌になる風間という概念ですよ。
風間は軽薄にキスをするけど、心情的には「お気に入りの玩具が可愛かったから」くらいのキスで深い意味は無いです。
BLとして左右の定義がないのでそのへんは自由だろうな、と思うけど「坂上くんが風間にナイフを入れられている」ので便宜上坂上受けとします。
入れる方が受け。
それがナイフでもね。
『キミを殺せたのだから、今日はきっと良い日だろう』
むせかえる程の血のにおいが辺りに満ちる中、坂上の口からはごぼごぼと不快な音をたてながら血を吐き出していた。喉を鳴らすその音が痛みや苦しみを訴える喘ぎなのか、それとも気道に空気が漏れ声帯を震わせているだけなのかは判断はつかない。
ただ、胸から流れる血の量と深々刺さったナイフとが彼の命ももう長くないを伝えていた。
風間は張り付いたような笑顔のまま、坂上の胸に突き刺されたナイフを引き抜く。まだ痛みがあるのか、それともただの反射か、風間が抱き支える腕の中で坂上の身体は大きくのけぞった。口から血が零れ、胸から止めどなく流れる鮮血が風間のシャツを濡らし不快に肌へと触れた。
「あーあ、こんなに汚れちゃったじゃないか。どうしてくれるのさ、キミ。クリーニング代出してくれるのかい?」
坂上の肩を抱き支える腕に重みが増していく。筋肉が弛緩し身体を支えている事が出来ないのだろう。焦点の定まらない目は何処でも無い所を見つめ、首は大きく反り返る。風間は小さく舌打ちすると、反り返った坂上の頭を強引に自分の方へと向けた。
「ちゃんと聞いてるのかいキミ? ボクはね、殺すのは好きだけど汚れるのは嫌いなんだよ。血のにおいも、死臭も、まったく不愉快じゃないか。なぁ」
虚ろな目はもはや精気は感じられず、ごぼごぼと血が溢れる音だけが喉から漏れる。 血の気が失せた顔からはもう坂上の意志も自我も感じられなかった。
「もう聞こえてないか、仕方ないなぁ」
風間は坂上の口元から零れる血をてのひらで拭うと、指先についた血で坂上の唇へ紅を引く。
すでに虫の息か。あるいはもう息絶えてしまった顔は血の赤で彩られ、その顔は自分が一番美しいと自負している風間から見ても愛らしさを覚える程度に整っていた。
「うん、いい顔だ。永遠に黙っているキミはとても綺麗だよ。ボクに感謝するんだね、最後に見た顔がボクのように美しい男で、しかも美しいボクが直々にキミの顔を彩ってあげたんだから」
風間は満面に笑みを浮かべると、坂上の身体を支えて踊り唇を重ねる。 自分の作り上げた死体という美術品に愛情と感謝を込め触れた唇から冷たい死と血の味を確かめることで、久しぶりに獲物を自分で仕留めたという実感が沸き、歓喜と昂揚が訪れる。
自らで殺し、自ら作り上げた死。その喜びと美しさからすれば、服を血で汚すくらい何だというのだ。美しい自分が美しい死を与えたのだから、それだけの価値はあっただろう。
「うんうん、久しぶりに、いーい気分だ。ふふ、ありがとね坂上くん。もう聞こえてないだろうけど」
風間が手を離せば、坂上だったモノはぐしゃりと音をたて床に落ちる。一緒に踊っていた時はまだ慈しむ価値があったが、床に落ちたらやはりただの血と肉が入っただけのゴミ袋だ。
それに、自分が殺したから美しいのであって死体が美しい訳ではない。床に落ちた肉の塊にはもう何の興味も失せていた。
「さてと、シャワーを浴びてこようかな。美しいボクがいつまでも血濡れて汚れているなんててんで似合わないもんねぇ」
風間は笑うと鼻歌まじりで部屋を出る。
誰もいなくなった室内には静寂と死の匂いに覆われていた。
むせかえる程の血のにおいが辺りに満ちる中、坂上の口からはごぼごぼと不快な音をたてながら血を吐き出していた。喉を鳴らすその音が痛みや苦しみを訴える喘ぎなのか、それとも気道に空気が漏れ声帯を震わせているだけなのかは判断はつかない。
ただ、胸から流れる血の量と深々刺さったナイフとが彼の命ももう長くないを伝えていた。
風間は張り付いたような笑顔のまま、坂上の胸に突き刺されたナイフを引き抜く。まだ痛みがあるのか、それともただの反射か、風間が抱き支える腕の中で坂上の身体は大きくのけぞった。口から血が零れ、胸から止めどなく流れる鮮血が風間のシャツを濡らし不快に肌へと触れた。
「あーあ、こんなに汚れちゃったじゃないか。どうしてくれるのさ、キミ。クリーニング代出してくれるのかい?」
坂上の肩を抱き支える腕に重みが増していく。筋肉が弛緩し身体を支えている事が出来ないのだろう。焦点の定まらない目は何処でも無い所を見つめ、首は大きく反り返る。風間は小さく舌打ちすると、反り返った坂上の頭を強引に自分の方へと向けた。
「ちゃんと聞いてるのかいキミ? ボクはね、殺すのは好きだけど汚れるのは嫌いなんだよ。血のにおいも、死臭も、まったく不愉快じゃないか。なぁ」
虚ろな目はもはや精気は感じられず、ごぼごぼと血が溢れる音だけが喉から漏れる。 血の気が失せた顔からはもう坂上の意志も自我も感じられなかった。
「もう聞こえてないか、仕方ないなぁ」
風間は坂上の口元から零れる血をてのひらで拭うと、指先についた血で坂上の唇へ紅を引く。
すでに虫の息か。あるいはもう息絶えてしまった顔は血の赤で彩られ、その顔は自分が一番美しいと自負している風間から見ても愛らしさを覚える程度に整っていた。
「うん、いい顔だ。永遠に黙っているキミはとても綺麗だよ。ボクに感謝するんだね、最後に見た顔がボクのように美しい男で、しかも美しいボクが直々にキミの顔を彩ってあげたんだから」
風間は満面に笑みを浮かべると、坂上の身体を支えて踊り唇を重ねる。 自分の作り上げた死体という美術品に愛情と感謝を込め触れた唇から冷たい死と血の味を確かめることで、久しぶりに獲物を自分で仕留めたという実感が沸き、歓喜と昂揚が訪れる。
自らで殺し、自ら作り上げた死。その喜びと美しさからすれば、服を血で汚すくらい何だというのだ。美しい自分が美しい死を与えたのだから、それだけの価値はあっただろう。
「うんうん、久しぶりに、いーい気分だ。ふふ、ありがとね坂上くん。もう聞こえてないだろうけど」
風間が手を離せば、坂上だったモノはぐしゃりと音をたて床に落ちる。一緒に踊っていた時はまだ慈しむ価値があったが、床に落ちたらやはりただの血と肉が入っただけのゴミ袋だ。
それに、自分が殺したから美しいのであって死体が美しい訳ではない。床に落ちた肉の塊にはもう何の興味も失せていた。
「さてと、シャワーを浴びてこようかな。美しいボクがいつまでも血濡れて汚れているなんててんで似合わないもんねぇ」
風間は笑うと鼻歌まじりで部屋を出る。
誰もいなくなった室内には静寂と死の匂いに覆われていた。
PR
COMMENT