インターネット字書きマンの落書き帳
好きな惣菜発表ドラゴンのファン創作です
好きな惣菜発表ドラゴンちゃん……かわいいね!
どこの家にいる好きな惣菜発表ドラゴンちゃんも可愛がって欲しいと思って書きました。
時々流行りにも乗るよ!
そんなワケで、なんか食べ物の好みがシブい人の家でくらす好きな惣菜発表ドラゴンちゃんの話です。
どこの家にいる好きな惣菜発表ドラゴンちゃんも可愛がって欲しいと思って書きました。
時々流行りにも乗るよ!
そんなワケで、なんか食べ物の好みがシブい人の家でくらす好きな惣菜発表ドラゴンちゃんの話です。
『誰と食べるか』
お前の家にいる好きな惣菜発表ドラゴンってさ、お婆ちゃんの食卓みたいなラインナップだよな。
家に遊びに来た友人がチューハイ片手に茶化された時はそれほど気にしなかったが、後々考えてみれば確かにその通りだった。
「切り干し大根」
「ひじきの煮物」
「とうふにお野菜をあえたやつ」
最後のは白和えだろう。どうしても和食の惣菜が多いのは、私が昔から油物があまり得意ではない事や、野菜が好きなのが主な理由だ。
惣菜といえば大概は揚げ物だし、友人の家にいる好きな惣菜発表ドラゴンもコロッケや唐揚げをよく口にしているが、うちの子は違う。好きな惣菜といえば和食のさっぱりした前菜のような品が多い。
私が油物が苦手だから買わないでいるだけ。この子も食べた回数が少ないから知らないだけで、本当は友人宅の個体のように揚げ物の方が好きなのではないか。
そう思った私は、これまであまり買わなかった惣菜も買ってみる事にした。
コロッケ。自分で作ると大変手間のかかる料理だが、惣菜の定番だ。私の近所は商店街が未だに賑わっており、肉屋が直々に揚げているコロッケもある。揚げたてを買ったらきっと、好きな惣菜発表ドラゴンも喜んでくれるだろう。
今まで一度も買った事がない肉屋のコロッケを二つ買い食卓に並べれば、初めてみる惣菜にあの子は随分ご機嫌だった。
「コロッケ」
「コロッケ大好き」
ニコニコ笑いながらコロッケを頬張る姿は愛らしいが、私は半分ほど食べて箸が止まる。確かに美味しいが、やはり油が重すぎるのだ。好きな惣菜発表ドラゴンは私が食べ残しているのが気になるのだろう、不思議そうにこちらを見ていたから
「半分、食べるかい?」
そうしてコロッケを差し出せば
「コロッケ」
「コロッケ大好き」
嬉々として半分残したコロッケを食べてくれた。やはり、揚げ物も好きなのだろう。
それから私は、今まで自分が食べなかった惣菜も買うことにした。
件の肉屋ではトンカツ、ハムカツ、メンチカツなど人気のメニューも買ってみた。どれも肉汁たっぷりで美味しく、油が重くて私は半分も食べられなかったが、好きな惣菜発表ドラゴンは私の分まで食べてくれた。
春巻きや焼売、唐揚げ、豚の生姜焼きといった普段食べない惣菜も買うようにした。好きな惣菜発表ドラゴンは何でも美味しそうにパクパクと食べてくれて、私には重すぎる肉や揚げ物も、残した分だけ食べてくれた。
色々な惣菜を食べてくれた。今まで私の食生活に会わせて野菜中心の、さっぱりした惣菜しか食べていなかったけれども、好きな惣菜発表ドラゴンが本当に好きな惣菜がこれでわかるだろう。
今まで無理をして私に付き合ってくれてごめんな。これからは、この子のこともちゃんと考えて色々なメニューを食べよう。
「好きな惣菜発表ドラゴン、好きな惣菜は何かな?」
私は思い立ってそう聞いてみた。最近、好きな惣菜発表ドラゴンが自分から好きな惣菜を発表しなくなっていたからだ。すると好きな惣菜発表ドラゴンは、表情を明るくすると両手を広げて私を見た。
「切り干し大根!」
「ひじきの煮物!」
「とうふにお野菜をあえたやつ!」
それは、白和えだ。以前と変わらない私の好きな惣菜を、この子はずっと好いていた。
「そうか……そうだね」
私はその子の頭を撫でて、笑う。
一緒に食べて美味しいと笑っている方が、この子にとって美味しくて楽しい、好きな惣菜を食べている時間なのだろう。
「明日、久しぶりに買ってくるよ」
キミの好きな惣菜。切り干し大根も、ひじきの煮物も、白和えも、さっぱりしたお惣菜ばかりで、お婆ちゃんの食卓みたいに地味に思えるだろう。
だけどどれも、誰かが作ってくれた美味しいお惣菜で、二人で食べる時間が楽しいお惣菜なのだから。
お前の家にいる好きな惣菜発表ドラゴンってさ、お婆ちゃんの食卓みたいなラインナップだよな。
家に遊びに来た友人がチューハイ片手に茶化された時はそれほど気にしなかったが、後々考えてみれば確かにその通りだった。
「切り干し大根」
「ひじきの煮物」
「とうふにお野菜をあえたやつ」
最後のは白和えだろう。どうしても和食の惣菜が多いのは、私が昔から油物があまり得意ではない事や、野菜が好きなのが主な理由だ。
惣菜といえば大概は揚げ物だし、友人の家にいる好きな惣菜発表ドラゴンもコロッケや唐揚げをよく口にしているが、うちの子は違う。好きな惣菜といえば和食のさっぱりした前菜のような品が多い。
私が油物が苦手だから買わないでいるだけ。この子も食べた回数が少ないから知らないだけで、本当は友人宅の個体のように揚げ物の方が好きなのではないか。
そう思った私は、これまであまり買わなかった惣菜も買ってみる事にした。
コロッケ。自分で作ると大変手間のかかる料理だが、惣菜の定番だ。私の近所は商店街が未だに賑わっており、肉屋が直々に揚げているコロッケもある。揚げたてを買ったらきっと、好きな惣菜発表ドラゴンも喜んでくれるだろう。
今まで一度も買った事がない肉屋のコロッケを二つ買い食卓に並べれば、初めてみる惣菜にあの子は随分ご機嫌だった。
「コロッケ」
「コロッケ大好き」
ニコニコ笑いながらコロッケを頬張る姿は愛らしいが、私は半分ほど食べて箸が止まる。確かに美味しいが、やはり油が重すぎるのだ。好きな惣菜発表ドラゴンは私が食べ残しているのが気になるのだろう、不思議そうにこちらを見ていたから
「半分、食べるかい?」
そうしてコロッケを差し出せば
「コロッケ」
「コロッケ大好き」
嬉々として半分残したコロッケを食べてくれた。やはり、揚げ物も好きなのだろう。
それから私は、今まで自分が食べなかった惣菜も買うことにした。
件の肉屋ではトンカツ、ハムカツ、メンチカツなど人気のメニューも買ってみた。どれも肉汁たっぷりで美味しく、油が重くて私は半分も食べられなかったが、好きな惣菜発表ドラゴンは私の分まで食べてくれた。
春巻きや焼売、唐揚げ、豚の生姜焼きといった普段食べない惣菜も買うようにした。好きな惣菜発表ドラゴンは何でも美味しそうにパクパクと食べてくれて、私には重すぎる肉や揚げ物も、残した分だけ食べてくれた。
色々な惣菜を食べてくれた。今まで私の食生活に会わせて野菜中心の、さっぱりした惣菜しか食べていなかったけれども、好きな惣菜発表ドラゴンが本当に好きな惣菜がこれでわかるだろう。
今まで無理をして私に付き合ってくれてごめんな。これからは、この子のこともちゃんと考えて色々なメニューを食べよう。
「好きな惣菜発表ドラゴン、好きな惣菜は何かな?」
私は思い立ってそう聞いてみた。最近、好きな惣菜発表ドラゴンが自分から好きな惣菜を発表しなくなっていたからだ。すると好きな惣菜発表ドラゴンは、表情を明るくすると両手を広げて私を見た。
「切り干し大根!」
「ひじきの煮物!」
「とうふにお野菜をあえたやつ!」
それは、白和えだ。以前と変わらない私の好きな惣菜を、この子はずっと好いていた。
「そうか……そうだね」
私はその子の頭を撫でて、笑う。
一緒に食べて美味しいと笑っている方が、この子にとって美味しくて楽しい、好きな惣菜を食べている時間なのだろう。
「明日、久しぶりに買ってくるよ」
キミの好きな惣菜。切り干し大根も、ひじきの煮物も、白和えも、さっぱりしたお惣菜ばかりで、お婆ちゃんの食卓みたいに地味に思えるだろう。
だけどどれも、誰かが作ってくれた美味しいお惣菜で、二人で食べる時間が楽しいお惣菜なのだから。
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