インターネット字書きマンの落書き帳
急に忍法帖が来たから(黒ガス・松ガス)
急に「山ガス忍法帖」がきたので、俺も書かないといけない気がしたのでやった。
特に反省はしていない。
黒沢×山ガス描写と、松田×山ガス描写あります。
五人衆の頭領で、城主の息子である黒沢と、忍びとして付き慕う山田みたいな関係性。
かつ、敵である松田に囚われて辱められた経験がある。
みてぇな話を書きてぇんだよぉ~~~~~~~~~~~!
したので書きました。
何でも元気に思ったら書こう!
特に反省はしていない。
黒沢×山ガス描写と、松田×山ガス描写あります。
五人衆の頭領で、城主の息子である黒沢と、忍びとして付き慕う山田みたいな関係性。
かつ、敵である松田に囚われて辱められた経験がある。
みてぇな話を書きてぇんだよぉ~~~~~~~~~~~!
したので書きました。
何でも元気に思ったら書こう!
『夜に伏す』
荒縄で縛られた両手は天井から吊るされ、自由に動かない。
肌に食い込む縄の痛みと、思うように動けない恐怖心から、冷たい汗が背中をつたっていく。
「や、やだ……やめ、てよ。黒沢さっ……」
山田の前に、椅子にこしかけ睨めつける黒沢の姿があった。
五人衆の頭領であり、城主の嫡男でもある彼は五人衆にとって、主人であり同胞だ。
任務を与えられる側と、受ける側という関係ではあるが、皆が同年代というのもあり主従というより、もっと近い関係である。
だからこそ、いつも通りに振る舞った。
任務を成功させ、無事に隠れ家へ戻って来た時、長らく連絡(つなぎ)を絶っていたため谷原は随分心配していたし、眉崎からは嫌味を言われた。
だが、黒沢だけはいつも通り。
『よくやった。偉いぞ』
そういって、山田の髪をなでつける指先はいつものように暖かった。
『でしょー。僕、すごいし偉いから。だから黒沢さん、ご褒美ちょうだい』
だからいつものように甘えるつもりで、黒沢の膝に座る。
清水からは無礼だ、身分をわきまえろと散々注意されているが、そうすると黒沢はいつも嬉しそうに山田の身体を抱き留めてくれるのだ。
そして、褒美だと笑いながら頬を撫でてくれたり、額に口づけをしてくれる。
同胞といっても、やはり主従だ。
好きになってはいけない人だから、刹那にふれ合い、温もりを抱いて次の任務に行く。
それだけで幸せで、この思いを抱えれば、どこにでも行けるし、どこでも死ねる。
全ては自分だけの、一方通行のものだと思っていたのだが――。
頬杖をつきながら山田を見つめる黒沢の視線が、粘つくように絡みつく。
「どうして……」
どうして、こんなことをするんだろう。
褒美をくれるといって、連れてきたのに。
これが、僕にとって褒美になるのだと思っているのなら――。
山田の内にある熱情が、燻る。
縛られ、動けず、好きなように触られて、痛めつけられて。知っている事を話せと迫る、男の顔が浮かぶ。
いつも自分を追いかける、背の高い、あの侍。
『やっと捕まえたで。さぁ、洗いざらい吐いてもらおか』
その日、山田が逃走の果てに相手に捕まったのは、そのほうが任務の達成が容易だと思ったからだ。
捕まっても、縄抜けくらいなら簡単にできる。
仕込みの刃などもある。
この侍が与える拷問に耐えるだけで、目的の半分は達成されるのだ。それなら、囚われた方が早い。
暴力も、痛みも、慣れている。
辱めを受ける事だって、今さらだと。そう、思っていたが。
『随分キツいな。そない、顔と身体しとって、あんまり使っとらんのか?』
身体の中を穿ち、貫く鈍い痛みと、耳に絡む甘い声。
敵からの拷問で、よくある陵辱だ。こういうのが好きな連中の相手だって慣れているはずなのに。
声が漏れた。
甘く、喘いで。よがって、もっと欲しいと思ってしまった。
全てに耐え、うまく逃げだし、任務は滞りなく進んだが――。
『今回は、見逃してあげるよ。悔しかったら、また僕を捕まえてみなって。なはっ……楽しみにしてるから』
殺そうと思えば、殺せた。
むしろ、殺すべきだった。
それなのに、山田は男を見逃した。
身体の熱は、今でも腹の奥底に残り、じわじわと暖かく広がっていって……。
「どうして、か」
気付いた時、目の前に黒沢が立っていた。
山田の乱れた髪を掴むと、強引に顔を上げる。
「どうしてか、わからないのか。山田、おまえは――誰のものだ」
息をのむ。
黒沢さんは、わかっている。
僕が、いま、誰の身体を求めているのか。
「僕は――」
大きな手。濁ったダミ声。厳つい身体。
忍びにはない、侍らしい体躯。
「――僕は、黒沢さんの道具(もの)だよ。当たり前でしょ」
望んではいけない。あれは敵なのだ。
自分にとって大切なのは、いま目の前にいる主君で、彼の与える任務だけ。
黒沢は、一応は満足したように笑うと唇を重ねる。
普段より長く、深い口づけのあと、頬や身体を優しく撫でる。
「わかってるじゃないか。それなら――俺のために、股を開け。いいな? おまえは、俺だけのためにそうするんだ」
あれほど求めていて、あれほど期待していた言葉を聞いたというのに。
「う、ん……わかってる。わかってるから……」
どうしてこんなにも、空しいのだろう。
わからない。
黒沢への忠誠と愛。
あの男と交わった快楽と喜び。
どちらが、本当に自分の求めていたものなのだろう。
曖昧のまま、部屋で唯一の灯りであった蝋燭の火が消える。
ゆらりと立ち上る白い煙は、闇に交わり溶けていった。
荒縄で縛られた両手は天井から吊るされ、自由に動かない。
肌に食い込む縄の痛みと、思うように動けない恐怖心から、冷たい汗が背中をつたっていく。
「や、やだ……やめ、てよ。黒沢さっ……」
山田の前に、椅子にこしかけ睨めつける黒沢の姿があった。
五人衆の頭領であり、城主の嫡男でもある彼は五人衆にとって、主人であり同胞だ。
任務を与えられる側と、受ける側という関係ではあるが、皆が同年代というのもあり主従というより、もっと近い関係である。
だからこそ、いつも通りに振る舞った。
任務を成功させ、無事に隠れ家へ戻って来た時、長らく連絡(つなぎ)を絶っていたため谷原は随分心配していたし、眉崎からは嫌味を言われた。
だが、黒沢だけはいつも通り。
『よくやった。偉いぞ』
そういって、山田の髪をなでつける指先はいつものように暖かった。
『でしょー。僕、すごいし偉いから。だから黒沢さん、ご褒美ちょうだい』
だからいつものように甘えるつもりで、黒沢の膝に座る。
清水からは無礼だ、身分をわきまえろと散々注意されているが、そうすると黒沢はいつも嬉しそうに山田の身体を抱き留めてくれるのだ。
そして、褒美だと笑いながら頬を撫でてくれたり、額に口づけをしてくれる。
同胞といっても、やはり主従だ。
好きになってはいけない人だから、刹那にふれ合い、温もりを抱いて次の任務に行く。
それだけで幸せで、この思いを抱えれば、どこにでも行けるし、どこでも死ねる。
全ては自分だけの、一方通行のものだと思っていたのだが――。
頬杖をつきながら山田を見つめる黒沢の視線が、粘つくように絡みつく。
「どうして……」
どうして、こんなことをするんだろう。
褒美をくれるといって、連れてきたのに。
これが、僕にとって褒美になるのだと思っているのなら――。
山田の内にある熱情が、燻る。
縛られ、動けず、好きなように触られて、痛めつけられて。知っている事を話せと迫る、男の顔が浮かぶ。
いつも自分を追いかける、背の高い、あの侍。
『やっと捕まえたで。さぁ、洗いざらい吐いてもらおか』
その日、山田が逃走の果てに相手に捕まったのは、そのほうが任務の達成が容易だと思ったからだ。
捕まっても、縄抜けくらいなら簡単にできる。
仕込みの刃などもある。
この侍が与える拷問に耐えるだけで、目的の半分は達成されるのだ。それなら、囚われた方が早い。
暴力も、痛みも、慣れている。
辱めを受ける事だって、今さらだと。そう、思っていたが。
『随分キツいな。そない、顔と身体しとって、あんまり使っとらんのか?』
身体の中を穿ち、貫く鈍い痛みと、耳に絡む甘い声。
敵からの拷問で、よくある陵辱だ。こういうのが好きな連中の相手だって慣れているはずなのに。
声が漏れた。
甘く、喘いで。よがって、もっと欲しいと思ってしまった。
全てに耐え、うまく逃げだし、任務は滞りなく進んだが――。
『今回は、見逃してあげるよ。悔しかったら、また僕を捕まえてみなって。なはっ……楽しみにしてるから』
殺そうと思えば、殺せた。
むしろ、殺すべきだった。
それなのに、山田は男を見逃した。
身体の熱は、今でも腹の奥底に残り、じわじわと暖かく広がっていって……。
「どうして、か」
気付いた時、目の前に黒沢が立っていた。
山田の乱れた髪を掴むと、強引に顔を上げる。
「どうしてか、わからないのか。山田、おまえは――誰のものだ」
息をのむ。
黒沢さんは、わかっている。
僕が、いま、誰の身体を求めているのか。
「僕は――」
大きな手。濁ったダミ声。厳つい身体。
忍びにはない、侍らしい体躯。
「――僕は、黒沢さんの道具(もの)だよ。当たり前でしょ」
望んではいけない。あれは敵なのだ。
自分にとって大切なのは、いま目の前にいる主君で、彼の与える任務だけ。
黒沢は、一応は満足したように笑うと唇を重ねる。
普段より長く、深い口づけのあと、頬や身体を優しく撫でる。
「わかってるじゃないか。それなら――俺のために、股を開け。いいな? おまえは、俺だけのためにそうするんだ」
あれほど求めていて、あれほど期待していた言葉を聞いたというのに。
「う、ん……わかってる。わかってるから……」
どうしてこんなにも、空しいのだろう。
わからない。
黒沢への忠誠と愛。
あの男と交わった快楽と喜び。
どちらが、本当に自分の求めていたものなのだろう。
曖昧のまま、部屋で唯一の灯りであった蝋燭の火が消える。
ゆらりと立ち上る白い煙は、闇に交わり溶けていった。
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