インターネット字書きマンの落書き帳
アルフレくんを介抱するヤマムムさんの話(ヤマアル)
ヤマムラとアルフレートを書きたい!
書きたいよォ~不足だよ成分が不足してる~。
そう思ったので書きました。
俺は看病するシチュエーションが三度の飯より大好きで何度も書いてしまうので倒れてしまったアルフレートくんを拾って介抱するヤマムラの話をします。
CP未満みたいな話ですが、いずれ付き合うとヤマアルになるような気がします。
何故なら俺がヤマアルのこと好きだからです。
以前書いていた時より文体とか雰囲気とか変わっているんじゃないかな~。
変わっているといいな~と思います。
書きたいよォ~不足だよ成分が不足してる~。
そう思ったので書きました。
俺は看病するシチュエーションが三度の飯より大好きで何度も書いてしまうので倒れてしまったアルフレートくんを拾って介抱するヤマムラの話をします。
CP未満みたいな話ですが、いずれ付き合うとヤマアルになるような気がします。
何故なら俺がヤマアルのこと好きだからです。
以前書いていた時より文体とか雰囲気とか変わっているんじゃないかな~。
変わっているといいな~と思います。
『うつくしいひと』
アルフレートが目を覚ました時、見覚えのない部屋にいたものだから酔った勢いで自棄でもおこして知らぬ相手と一夜を共にしたのかと考えたが、温かな暖炉の炎と柔らかく清潔なベッドがそれは違うのだと告げる。
一夜を共にする相手であればこんな綺麗な宿は使わないし、事が済んだ相手など捨て置いていずこかへと去っているものだろう。 わざわざ部屋を暖めた上で綺麗なシーツで包んでくれるはずはないし、それにこのベッドはどこか安心するにおいがする。
本当はもっと警戒し周囲の様子を見極めなければいけないのだろうが、アルフレートはそのままベッドに沈み僅かな時間微睡んだ。この部屋は心地よく、身体は動かすのが億劫なほど怠かったからだ。
そうして小一時間ほど眠っては覚めてを繰り返していただろう。不意にドアがノックされヤマムラが部屋をのぞき込んだ時は驚きからつい
「ヤマムラさん!?」
そう、声を出していた。
慌てて起き上がろうとするアルフレートをヤマムラは静かに制止すると両手にかかえた花束を水差しに活けアルフレートの枕元にある小さなチェストへと置く。
「覚えているかいアルフレート、キミは雪の中だというのに寒い公園で倒れていたんだよ」
そしてそんな事をアルフレートに話して聞かせた。
ヤマムラに言われて眠るより以前の記憶をじわじわと思い出す。
昨日はひどく吹雪いていたのは知っていた。だが今日出会う狩人がカインハーストへの行き方や情報を知っているかもしれないと思うと居ても立ってもいられずヤーナム市街へ飛び出したのだ。
雪に閉ざされた街は当然どこも開いている場所はなく、目新しい狩人はいない。ビルゲンワースの方へと足を伸ばしてみたがそれも全て徒労に終わり、まだ他に人がいる場所がないかと探しているうちに身体が冷えてどんどん動かなくなってきたのだ。
元より今朝方からあまり調子が良くなかったことや、昨晩は吹雪の中も諦めず外を出歩いていたから装束が濡れていたことなどが原因で身体が冷えていたのだろう。
医療教会の近くにある公園で少し休もうと思ってから、意識はぷっつり途絶えている。
きっとあの場で疲れ果て倒れてしまったのだろう。
「す、すいません。お手数をかけたみたいで……」
自分の失態でヤマムラに迷惑をかけたと思うと申し訳ない。
だがヤマムラはそれを気にする様子もないまま、活けたばかりの花を整えていた。
「気にしなくていいよ、生きていたんだからそれに勝る喜びはないさ。死んでしまったら元も子もないからね」
花の名前には疎いから、ヤマムラが何の花を活けているのかはわからない。 だが白く香りのない花を整えるヤマムラの横顔はとても神聖なものに思えた。
「あはは、おかしいだろう。こんなオジサンが花なんて……これは貰ったんだ。禁域の森には夏も冬も関係ないからね。時々にこんな花が咲く……見た事はないけど害はないだろうし、一人で寝ているとさみしいだろう? 心の慰めに花でもと、そう思ってね」
ヤマムラは何の見返りがなくてもこのような事ができるのだろう。
彼は連盟に所属する狩人ではあるが相手が医療教会の者であろうと流浪の狩人であろうと手を差し伸べ力を貸すことが出来るのだ。
それは排他的で猜疑心の塊のような人間が多いヤーナムでは危うい性格といえたが、だからこそ美しく思えた。
「おかしくないですよ……」
ベッドに伏せながら、アルフレートはヤマムラの姿を見る。
花とともにあり、穏やかな笑顔を向けるヤマムラはヤーナムの街でも珍しいほど清浄な人間に思えたから。
「あなたは、美しいです……」
アルフレートはそういい、また静かに目を閉じる。
微睡みへと落ちるまえ、アルフレートの言葉にひどく驚いて照れたように赤くなるヤマムラの姿が見えたからアルフレートは何だか嬉しくなっていた。
この街では夢など見ないのだが、今日はきっと良い夢が見られそうだ。
アルフレートが目を覚ました時、見覚えのない部屋にいたものだから酔った勢いで自棄でもおこして知らぬ相手と一夜を共にしたのかと考えたが、温かな暖炉の炎と柔らかく清潔なベッドがそれは違うのだと告げる。
一夜を共にする相手であればこんな綺麗な宿は使わないし、事が済んだ相手など捨て置いていずこかへと去っているものだろう。 わざわざ部屋を暖めた上で綺麗なシーツで包んでくれるはずはないし、それにこのベッドはどこか安心するにおいがする。
本当はもっと警戒し周囲の様子を見極めなければいけないのだろうが、アルフレートはそのままベッドに沈み僅かな時間微睡んだ。この部屋は心地よく、身体は動かすのが億劫なほど怠かったからだ。
そうして小一時間ほど眠っては覚めてを繰り返していただろう。不意にドアがノックされヤマムラが部屋をのぞき込んだ時は驚きからつい
「ヤマムラさん!?」
そう、声を出していた。
慌てて起き上がろうとするアルフレートをヤマムラは静かに制止すると両手にかかえた花束を水差しに活けアルフレートの枕元にある小さなチェストへと置く。
「覚えているかいアルフレート、キミは雪の中だというのに寒い公園で倒れていたんだよ」
そしてそんな事をアルフレートに話して聞かせた。
ヤマムラに言われて眠るより以前の記憶をじわじわと思い出す。
昨日はひどく吹雪いていたのは知っていた。だが今日出会う狩人がカインハーストへの行き方や情報を知っているかもしれないと思うと居ても立ってもいられずヤーナム市街へ飛び出したのだ。
雪に閉ざされた街は当然どこも開いている場所はなく、目新しい狩人はいない。ビルゲンワースの方へと足を伸ばしてみたがそれも全て徒労に終わり、まだ他に人がいる場所がないかと探しているうちに身体が冷えてどんどん動かなくなってきたのだ。
元より今朝方からあまり調子が良くなかったことや、昨晩は吹雪の中も諦めず外を出歩いていたから装束が濡れていたことなどが原因で身体が冷えていたのだろう。
医療教会の近くにある公園で少し休もうと思ってから、意識はぷっつり途絶えている。
きっとあの場で疲れ果て倒れてしまったのだろう。
「す、すいません。お手数をかけたみたいで……」
自分の失態でヤマムラに迷惑をかけたと思うと申し訳ない。
だがヤマムラはそれを気にする様子もないまま、活けたばかりの花を整えていた。
「気にしなくていいよ、生きていたんだからそれに勝る喜びはないさ。死んでしまったら元も子もないからね」
花の名前には疎いから、ヤマムラが何の花を活けているのかはわからない。 だが白く香りのない花を整えるヤマムラの横顔はとても神聖なものに思えた。
「あはは、おかしいだろう。こんなオジサンが花なんて……これは貰ったんだ。禁域の森には夏も冬も関係ないからね。時々にこんな花が咲く……見た事はないけど害はないだろうし、一人で寝ているとさみしいだろう? 心の慰めに花でもと、そう思ってね」
ヤマムラは何の見返りがなくてもこのような事ができるのだろう。
彼は連盟に所属する狩人ではあるが相手が医療教会の者であろうと流浪の狩人であろうと手を差し伸べ力を貸すことが出来るのだ。
それは排他的で猜疑心の塊のような人間が多いヤーナムでは危うい性格といえたが、だからこそ美しく思えた。
「おかしくないですよ……」
ベッドに伏せながら、アルフレートはヤマムラの姿を見る。
花とともにあり、穏やかな笑顔を向けるヤマムラはヤーナムの街でも珍しいほど清浄な人間に思えたから。
「あなたは、美しいです……」
アルフレートはそういい、また静かに目を閉じる。
微睡みへと落ちるまえ、アルフレートの言葉にひどく驚いて照れたように赤くなるヤマムラの姿が見えたからアルフレートは何だか嬉しくなっていた。
この街では夢など見ないのだが、今日はきっと良い夢が見られそうだ。
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