インターネット字書きマンの落書き帳
セクシーランジェリーが部屋にあった話。(ヤマアル)
部屋にセクシーランジェリーが置いてあったので、それを着てみるアルフレート君の話です。
……一行に凝縮された変態ヘキ!
ぼくはあんまりランジェリーに拘りがない方。
むしろ男なら雄々しいパンツをはいてる方が好みではあるのですが、それはそれとして『恥ずかしい下着を恥ずかしいものと認識しながら恥じらって着用するアルフレートくんは可愛いだろうな』と思って書きました。
羞恥心の強いアルフレートくん可愛いねよしよし……。
この世界のアルフレートくんはきっと厳格に育てられ、真面目であんまり性に免疫のない。
そんな可愛らしいアルフレート君なんでしょう……。(優しい笑顔)
……一行に凝縮された変態ヘキ!
ぼくはあんまりランジェリーに拘りがない方。
むしろ男なら雄々しいパンツをはいてる方が好みではあるのですが、それはそれとして『恥ずかしい下着を恥ずかしいものと認識しながら恥じらって着用するアルフレートくんは可愛いだろうな』と思って書きました。
羞恥心の強いアルフレートくん可愛いねよしよし……。
この世界のアルフレートくんはきっと厳格に育てられ、真面目であんまり性に免疫のない。
そんな可愛らしいアルフレート君なんでしょう……。(優しい笑顔)
「ヴァイオレット・ランジェリーの秘密」
部屋に置かれたセクシーランジェリーを前に、アルフレートは真剣な表情で首を傾げていた。
レースがあしらわれた手触りのよいその下着は隠すべき場所を隠す用途が全くなく、明らかに肉体をより妖しくより淫靡に見せるためのものだ。
しかも胸囲や腰回りのサイズを見るに女性用ではなく男性用のものに間違い無い。
「何故こんなものがヤマムラさんの部屋に……?」
ヤマムラは良く言えば真面目で実直、悪く言えば面白みのない性格の男だ。
常にアルフレートを大切にしてくれてはいるがそれほど激しく身体を求めるワケでもなければ特殊なプレイを望むような事も殆ど無い。
少なくても今まではそうだったのだが……。
「ここに置いてあるという事は……やっぱり、その……わ、私に着て欲しいという事ですよね……」
アルフレートはその下着をつまみあげる。
下着というより紐と言った方がいいようなモノは身につけるのに流石に勇気が必用だったが。
「……ヤマムラさんが望んでいるのなら仕方ないですよね」
アルフレートは赤面しつつ、密かに下着を身につけるのだった。
「うぅ……やはり違和感がありますね。胸が締め付けられる……下半身も、普段使ってない紐で縛る下着というのはこんなにも不自由に感じるものなんでしょうか……」
上から服を着ればこんな下着をつけている事など周囲に悟られないのは分っているが、淫らな目的のためにある下着を自分が付けているという事実がただ恥ずかしくつい歩き方も不自然になる。
「でも、ヤマムラさんがこれで喜んでくれるのなら……」
そう思い羞恥と違和感に耐えるアルフレートの元にヤマムラが戻ってくる。
そして部屋の中を見渡すと開口一番こう告げた。
「アルフレート、ここに置いてあった妙なデザインの下着を見なかったか?」
「はいっ!?」
「実は街で以前から俺のファンだという男に押しつけられてな……中身を見てみたらアレだろう? 流石に薄気味悪いからそいつに戻してこようと思ったんだが、急に押しつけられて逃げられて……それで、仕方なく手元に置いておいたんだが今し方その男を酒場で見かけてな。今度こそ帰してやろうと思っていたんだが肝心なものが無いようで……」
淡々と語るヤマムラの言葉で、何故あんなものがこの場にあったのかアルフレートはゆっくりと理解する。
それをヤマムラが探している事も、すぐに必用としている事もだ。
「すすすすす、すいません! その、そ、それっ、今! 私がつけてますッ!」
どうしたら良いのか分らずそう宣言するアルフレートを前に、ヤマムラは唖然とする。そして。
「……どうしてアルフレートが着けてるんだ?」
真顔で当然の疑問を口にした。
「だって、私、部屋にこ、こんなものが置いてあったから……ヤマムラさんが私にき、着てほしいのかと思ったんですッ! だからっ、恥ずかしいと思ったんですけど、着替えて……今、着て……わ、私、どうしたら……」
途中から恥ずかしさとおかしさで顔が真っ赤になる。頭から湯気が出そうだった。
そんなアルフレートをヤマムラは暫く驚いたような顔で眺めていたが、すぐに吹き出して笑い出すとその頭を撫でてやる。
「わかった、わかった! ……誤解させたというか、変な気を回させてしまったな」
「あの、い、い、今脱ぎますから!」
「いや、いいよ。キミが着けた下着をすぐに相手に返すワケにはいかないだろう? それに、使ったものを戻すワケにもいかないだろう?」
そしてヤマムラらしくもない、悪戯っぽい笑顔を見せる。
「それより、せっかく着ているなら俺に見せてくれるんだろう? そのために着てくれたんだよな?」
「えっ、えっと。そ、それは……その……は……はい……今、お見せしますから……少し灯りを落としてくれませんか? あまり明るい場所だと……恥ずかしいですから……」
頬を赤くし俯くアルフレートを見て、ヤマムラはカンテラの灯りを落とす。
その夜二人が何を語りどのように過ごしたかは割愛するが、幸福な時間を過ごしていた事だけは伝えても良いだろう。
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